公開日 2025年02月28日
更新日 2025年04月15日
帯状疱疹ワクチンは、令和7年4月1日から、予防接種法上のB類疾病に位置づけられ「定期接種」となるため、高齢者等を対象に令和7年4月から接種費用の助成を開始します。
4月中旬頃に、対象となる人には個別にご案内を送付します。接種を希望される人は、令和7年度帯状疱疹予防接種のお知らせ[PDF:456KB] をよくお読みになり、医療機関に予約のうえ、予防接種を受けましょう。
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスを原因として発症する皮膚の病気です。
子どもの時に感染した水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内に潜伏していて、ストレスや過労、加齢などで免疫力が低下した際に、ウイルスが再び活性化して帯状疱疹を発症します。発症すると、皮膚がピリピリするような痛みを感じ、その部分に赤みや水疱形成などの皮膚症状が現れます。皮膚症状が治った後も、帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる痛みが長期間続くこともあります。
発症予防のためには、予防接種を受けるほか、食事のバランスに気をつける、睡眠をきちんととるなどの規則正しい生活習慣や適度に体を動かすことなど、帯状疱疹になりにくい体作りが大切です。
実施期間・助成期間
令和7年4月 ~ 令和8年3月31日
定期接種の対象者
過去に帯状疱疹ワクチンの接種を受けたことがなく、以下に該当する人が対象となります。
接種対象者 |
・当該年度において、65歳となる人 ・接種時において、60~64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障がいがある人 ・経過措置期間※1として令和7年から令和11年(5年間)の各年度において、5歳年齢ごと(70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳※2)となる人 ※1 5年間の経過措置期間は、年度年齢(年度内に誕生日を迎えて70歳になる人等)が対象者となります。 ※2 100歳以上の人については、定期接種開始初年度(令和7年度)に限り全員を対象にする。 今年度対象の人は、助成を受ける最後の機会となりますので、ぜひ接種をご検討ください。 |
【令和7年度の対象者】
年齢 | 生年月日 |
65歳 | 昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生 |
70歳 | 昭和30年4月2日~昭和31年4月1日生 |
75歳 | 昭和25年4月2日~昭和26年4月1日生 |
80歳 | 昭和20年4月2日~昭和21年4月1日生 |
85歳 | 昭和15年4月2日~昭和16年4月1日生 |
90歳 | 昭和10年4月2日~昭和11年4月1日生 |
95歳 | 昭和5年4月2日~昭和6年4月1日生 |
100歳 | 大正14年4月2日~大正15年4月1日生 |
101歳以上 | 大正14年4月1日以前生 |
予診票、接種済証
令和7年4月中旬頃、予診票、接種済証等をひとまとめにして送付します。
①帯状疱疹予防接種予診票 [1枚]
②帯状疱疹予防接種済証 [1枚]
③令和7年度帯状疱疹予防接種のお知らせ[PDF:529KB] [1枚]
④帯状疱疹ワクチンに関する説明書[PDF:729KB] [1枚]
接種を受ける際は、①帯状疱疹予防接種予診票と②帯状疱疹接種済証を一緒に医療機関に提出してください。
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」2回目接種用の予診票と接種済証は、予約後に医療機関から配布されます。
ワクチンの種類と接種料金
帯状疱疹ワクチンは2種類あり、接種方法や回数等に違いがありますので、帯状疱疹ワクチンに関する説明書[PDF:729KB] や添付文書をご確認ください。
※助成制度の利用はどちらかのワクチンで生涯に1度限りとなりますのでご注意ください。
種類 (メーカー) |
乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 (阪大微生物研究会) |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」 (GSK) |
自己負担額 |
4,000円 (生活保護受給者は無料) |
10,000円(1回あたり) (生活保護受給者は無料) |
接種回数 | 1回 |
2回 ※2か月以上6か月までに2回接種 ※2回目の接種は令和8年3月31日までに完了 |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
添付文書★ | 添付文書(外部サイト) | 添付文書(外部サイト) |
★ 独立令和7年4月8日時点で独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)ホームページに掲載中の添付文書 |
接種場所
原則として住民票がある市区町村内の医療機関で接種します。
接種を受けられる市内の医療機関は、令和7年度帯状疱疹予防接種の指定医療機関一覧表[PDF:114KB] をご確認ください。各医療機関使用ワクチンも掲載しています。
釜石市・大槌町以外での接種を希望される方へ
接種前に別途申請書の提出が必要となりますので、接種を希望する医療機関に「接種が出来るか」を確認し、健康推進課に申請書を提出してください(郵送にて)。申請はご家族の方(代理人)でも構いません。
申請書はこちらから
・令和7年度釜石市高齢者帯状疱疹予防接種(広域)実施依頼申請[DOCX:24.2KB]
・令和7年度釜石市高齢者帯状疱疹予防接種(広域)実施依頼申請[PDF:198KB]
ご不明な点等ございましたら、健康推進課にお問合せください。
※申請手続き前に、すでに接種を受けた場合は、助成対象となりませんのでご注意ください。
予防接種による健康被害救済制度について
一般的に、ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めて稀ではあるものの、なくすことができないことから、救済制度が設けられています。
救済制度では、予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、救済(医療費・障害年金等の給付)を受けることができます。
詳細は、予防接種健康被害救済制度(厚生労働省ホームページ)をご確認ください.。
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