公開日 2025年02月28日
帯状疱疹ワクチンは、令和7年4月1日から、予防接種法上のB類疾病に位置づけられ「定期接種」となるため、高齢者等を対象に令和7年4月から接種費用の助成を開始予定です。
準備が整い次第、対象となる方には個別にご案内を送付します。接種を希望される方は、制度の内容やワクチンの効果をよくご理解いただいた上で接種をご検討ください。(詳細が決まり次第、ホームページに掲載します)
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスを原因として発症する皮膚の病気です。
子どもの時に感染した水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内に潜伏していて、ストレスや過労、加齢などで免疫力が低下した際に、ウイルスが再び活性化して帯状疱疹を発症します。発症すると、皮膚がピリピリするような痛みを感じ、その部分に赤みや水疱形成などの皮膚症状が現れます。皮膚症状が治った後も、帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる痛みが長期間続くこともあります。
発症予防のためには、予防接種を受けるほか、食事のバランスに気をつける、睡眠をきちんととるなどの規則正しい生活習慣や適度に体を動かすことなど、帯状疱疹になりにくい体作りが大切です。
実施期間・助成期間(予定)
令和7年4月 ~ 令和8年3月31日
定期接種の対象者
過去に帯状疱疹ワクチンの接種を受けたことがなく、以下に該当する方が対象となります。
接種対象者 |
・当該年度において、65歳となる方 ・接種時において、60~64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障がいがある方 ・経過措置期間として令和7年から令和11年(5年間)の各年度において、5歳年齢ごと(70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳※)となる方 ※100歳以上の方については、定期接種開始初年度(令和7年度)に限り全員を対象にする。 ※5年間の経過措置期間は、年度年齢(年度内に誕生日を迎えて65歳になる方等)が対象者となります。 |
【令和7年度の対象者】
年齢 | 生年月日 |
65歳 | 昭和35年4月2日~昭和36年4月1日 |
70歳 | 昭和30年4月2日~昭和31年4月1日 |
75歳 | 昭和25年4月2日~昭和26年4月1日 |
80歳 | 昭和20年4月2日~昭和21年4月1日 |
85歳 | 昭和15年4月2日~昭和16年4月1日 |
90歳 | 昭和10年4月2日~昭和11年4月1日 |
95歳 | 昭和5年4月2日~昭和6年4月1日 |
100歳 | 大正14年4月2日~大正15年4月1日 |
101歳以上 | 大正14年4月1日以前に生まれた方 |
令和7年4月下旬頃、定期接種の対象となる方に対し、案内を郵送する予定です。
接種費用
※詳細につきましては、後日掲載いたします。
接種場所
市内の指定医療機関
※詳細につきましては、後日掲載いたします。
ワクチンの種類
帯状疱疹ワクチンは2種類あり、接種方法や回数等に違いがありますので、市から送られる案内や添付文書をご確認ください
使用するワクチンの種類は医療機関により異なりますので、詳細は直接医療機関に問い合わせて下さい。
※助成制度の利用はどちらかのワクチンで生涯に1度限りとなりますのでご注意ください。
種類 (メーカー) |
生ワクチン「ビケン」 (阪大微生物研究会) |
不活化ワクチン「シングリックス」 (GSK) |
接種回数 | 1回 |
2回 (2回目は1回目の接種から2か月後、 遅くとも6か月後までに接種する) |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
各ワクチンの詳細については、添付文書(独立行政法人医薬品医療機器総合機構ホームページ)をご覧ください。
・生ワクチン「ビケン」【添付文書(外部サイト)】
・不活化ワクチン「シングリックス」【添付文書(外部サイト)】
予防接種による健康被害救済制度について
一般的に、ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めて稀ではあるものの、なくすことができないことから、救済制度が設けられています。
救済制度では、予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、救済(医療費・障害年金等の給付)を受けることができます。
詳細は、予防接種健康被害救済制度(厚生労働省ホームページ)をご確認ください