公開日 2021年11月15日
更新日 2025年01月15日
釜石原木椎茸再生プロジェクト
釜石の原木椎茸を守る活動をしています。
釜石原木椎茸を通して食育や食の安全、風評被害の是正、環境問題、災害、エネルギー政策に対する啓蒙を行います。
原木椎茸を通じて海や山、エネルギー問題について考える機会を提供しています。
椎茸技能士検定制度を設け、技術の伝達や交流人口の拡大に寄与します。

団体のホームページ、SNS
【ホームページ】 ※準備中
※団体の最新情報は、ホームページ等をご覧ください
プロジェクト概要
活動の目的
原発事故と津波で壊滅的被害を受け、出荷が制限されている原木椎茸を復活させるため、生産者を増やし、生業として成立する原木椎茸栽培を確立し、次世代に引き継ぎます。
情報発信、作業体験の実施のほか、行政への提言、メディア対応、風評被害の是正を行います。
食育活動や新しい生産技術の開発、技能士育成事業、新規営農者への支援等の草莽活動を実施します。
〇活動の経緯
当初、地域単位での出荷制限解除の検体不足を補い、出荷制限解除のお手伝いをしたいという思いから活動を組織化しました。
その後、生産再開予定者が断念し、生産者が不在となりましたが、釜石の原木椎茸と伝統ある生産文化の火を消さないため、椎茸栽培活動を継続しました。
風評被害の是正、安全対策を直接伝え、発信してもらうため、三陸ひとつなぎ自然学校様のコーディネートの下、首都圏を中心とした学生の作業受入れを開始しました。
福島以外の原発被害の状況や、原木椎茸の安全対策、現状を伝えるワークショツプを実施しました。
目指す姿
かつて「日本一の椎茸の里」と言われた地域の宝である原木椎茸の栽培の火を消すことなく、安心・安全な原木椎茸を安定供給し、生業として成立しうる椎茸栽培として次世代に引き継ぎます。
《寄附申込みフォームはこちらから》
寄附金の使途
・活動拠点、資材倉庫の整備。
・原木椎茸を維持・発展させるための経費、ホダ場の維持管理費。
・植菌体験の為の原木購入や種駒代金。
・椎茸栽培の為の資材や備品購入(アニマルネット、杭、ロープ、防風ネット、単管パイプ、クランプ、遮光幕、タンク、配管資材、発電機、水中ポンプ、防獣対策資材)
・学生受入れ経費
返礼品の有無
返礼品:『有』 寄付額5,000円ごとに釜石露地栽培原木乾燥椎茸60g

活動実績
出荷制限解除1名輩出〔出荷している唯一の生産者〕現在新規支援4名。
ふるさと納税の返礼品やポケットマルシェにて、椎茸出品及び、情報発信。
植菌・収穫体験、食育活動(地元子供、首都圏大学生)。社会人や大学生、高校生、小中学生など延べ300名以上の作業体験受入れ。
東日本大震災による椎茸被害について、県議会事務所、意見交換会誘致。提言。
東洋医学を用いた原木の刺激、菌の活性化技術試験運用、など。

関連するSDGsの項目
サポーターの声(支援者の応援メッセージ)
福島以外の原発の被害について知らなかったので衝撃を受けた。〔首都圏大学生〕
原木椎茸の置かれている厳しい状況の中椎茸を守ろうと活動する姿に刺激を受けた。〔県内大学生〕
椎茸を通じて満蒙開拓そして原発誘致、なかなか知りえないお話を聞かせていただき、エネルギー政策について興味を持った。〔関西圏大学生〕
2日間作業体験させていただきました。身体中筋肉痛になりましたが、有意義で、満足感のある体験でした。海と山がつながっていることなど環境についても学べました。〔関東圏大学生〕
地元でいい茸が生産され、かって一大産地だったと知り、地元の魅力を再発見した。〔地元高校生〕
普段食べている茸と違い、物凄くおいしかった。〔地元小学生〕
椎茸が苦手でしたが、原木椎茸はおいしかったです。
流通しているものは菌床椎茸が多いことや、安全対策についても学ぶことができ、風評被害是正に微力ながら、協力したいと思った。〔首都圏大学生〕
担当者メッセージ
震災直後より地域課題に取り組むべく、原木椎茸の生産維持に全力で活動してきました。
震災前30名ほどいた生産者は、一度0名になりました。
未だに公証の出荷量は0です。
震災では、海の被害がクローズアップ・支援され、現在は震災前と同基準に戻りつつありますが、同じ1次産業である原木しいたけは生産者がいなくなる事態となっています。
釜石原木椎茸の現状を多くの方に知ってもらい、協力、協働していただければ幸いです。
代表 古川貞治

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