公開日 2026年05月21日
更新日 2026年05月21日

『岩手沿岸南部クリーンセンター』は、岩手沿岸南部広域環境組合
(釜石市・大船渡市・陸前高田市・大槌町・住田町で構成)が運営す
るごみ処理施設です。
『岩手沿岸南部クリーンセンター』では、「シャフト炉式ガス化溶
融炉」を採用し、ごみを燃やすのではなく、高温(1,700~1,800℃)
で溶かすことにより多様なごみを安定・確実に処理しています。
溶融処理に伴って排出される溶融物は、ほとんどが再資源化され、
最終処分される飛灰を最小化しています。
岩手沿岸南部クリーンセンター
〇ごみ処理のフロー

〇溶融炉の特徴
●ごみを溶融することで生じる溶融物は、「スラグ」と「メタル」に
わかれ、天然砂と同等の品質を持つ「スラグ」はアスファルト合材
などの建設資材に、「メタル」は建設重機のカウンターウェイトな
どに再利用されています。
●溶融処理の過程で生じる余熱は、高効率の発電等にも用いられ、
ごみのエネルギーを最大限に活用しています。
●可燃ごみや不燃ごみ、粗大ごみなど多様なごみが処理できるため、
災害などで生じる災害廃棄物も処理することができます。
『岩手沿岸南部クリーンセンター』は、施設の運転開始から15年が経過し、一部設備の劣化がみられるため、大規模な改修工事を実施することにより、施設の延命化を図るとともに、ごみ処理に伴って排出されるCO₂の量を抑制し、脱炭素社会に向けた取り組みを進めます。
岩手沿岸南部クリーンセンター基幹的設備改良事業のポイント

老朽化対策:古くなった設備を更新します。

長寿命化対策:施設を長く利用するための補修を行います。

二酸化炭素削減:環境にやさしい最新の設備を導入し、CO₂排出量を5%削減します。
二酸化炭素削減に向けた取り組み
1.溶融炉を改良し、燃料消費量を減らします。
溶融炉では、ごみを高温で処理するため、燃料に石炭コーク
スを使用しています。
基幹的設備改良事業では、溶融炉内の耐火物の構造の見直
しや羽口(炉の中の火力を高めるために風を送る管)を改良
することで燃料消費を抑制し、CO₂排出量を削減します。
改造する溶融炉
2.発電設備を更新して、発電量を増やします。
蒸気タービン発電機を高効率なものに更新します。
また、溶融炉から発生する熱分解ガスを処理する燃焼室の
耐火物の更新や燃焼室から送られる排ガスを利用して蒸気を
つくるボイラの耐火物を更新して発電量を増やし、CO₂排出
量を削減します。
更新する発電機
3.高効率モータの導入などで、電力消費量を減らします。
クリーンセンターで使用する各種機械の電動機類のモータ
を高効率なものに交換します。
また、空気圧縮機を低動力型に更新するほか、建物の空調
設備を高効率なものに交換、照明設備をLED化することで
使用する電力量を削減し、CO₂排出量を削減します。
電動機を効率化する機械
岩手沿岸南部クリーンセンターからのお願い
工事期間中は、一般のごみの直接搬入やごみ収集事業者の持ち込みを制限せず、通常のごみ処理を行います。
工事の進捗状況やごみ処理の状況によって、皆様のごみの受け入れの制限や入浴施設の開放中止などご不便をおかけすることがあります。
ご不便をおかけする際は、ホームページ等でお知らせいたします。
皆様のご理解とご協力をお願いします。


