公開日 2026年08月04日
本年は、近代製鉄の父 大島高任の生誕200年となります。日本の産業革命革命を牽引した氏の偉業を多くの方に周知するため。各種イベントを開催いたしますので、この機会にご見学、ご参加をお願いいたします。
大島高任とは?
大島高任は文政9(1826)年、盛岡の仁平小路で生まれ、幼名を文治、後に周禎と名乗りました。17歳に江戸に留学したのをはじめに、長崎や大阪でも学び、砲術や採鉱、冶金などの西洋技術を学びます。
安政元(1854)年、水戸藩に雇われ、同3(1856)年に那珂湊(茨城県ひたちなか市)に反射炉を建設します。しかしここで使われていた鉄が砂鉄を原料とするものであったことから、良好な鉄製大砲が作れず、鉄鉱石を原料とする鉄でなくてはならないと、大槌通甲子村大橋(釜石市甲子町)で蘭書を頼りに高炉を建設し、鉄鉱石を原料とする鉄の連続生産に成功します。これが「日本の近代製鉄の発祥」とされています。
この成功の後、現在世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産となっている「橋野鉄鉱山」を建設しています。
その後盛岡藩の産業育成を図るとともに、幕府の蕃書調所に雇われ、北海道で外国人技師とともに炭鉱調査も行っております。この時に身に着けた発破法を尾去沢鉱山(秋田県鹿角市)で実践しています(日本初の日本人だけでの発破)。
あわせて、洋学校「日新堂」(岩手県盛岡市)を八角高遠と設立し、子弟の教育にも従事しています。
明治時代になり、政府に雇用され、「坑師寮の設立」について建白し、後に工部大学校設立に繋がります。現在の東京大学工学部の前身です。
また、岩倉使節団にも参加し、欧米を視察し、そこで得た知識や人脈を活用し、小坂鉱山(秋田県小坂町)や佐渡鉱山(新潟県佐渡市)などの近代化に尽力します。
あわせて、那須野(栃木県那須塩原市)にてブドウの栽培を行い、さらにワイン醸造を始めたり、東京西ノ原(東京都北区)でお茶畑を造園するなど多彩な仕事に従事しています。
生涯現役を貫き、明治34(1901)年3月、76歳で亡くなりました。なお、この年は官営八幡製鉄所(福岡県北九州市)が開所した年で、その初代の技監は高任の長男の大島道太郎です。
大島高任生誕200年イベント (令和8年8月現在)
鉄の歴史館
鉄の週間企画展「大島高任再考!!」
期間:令和8年11月20日(金)~令和9年1月11日(月・祝)
釜石鉱山展示室Teson
鉄の週間企画展「高任の視た鉱山(やま)」
期間:令和8年11月20日(金)~12月8日(火)
GW&地質の日企画展「高任、西欧人との交流」
期間:令和8年4月24日(金)~5月18日(月) 終了しました。
シンポジウムなど
大島高任シンポジウム(仮)
日時:令和8年11月28日(土) 13:30~16:00
会場:釜石市民ホールTETTO ホールA
関連施設イベント
盛岡先人記念館
第74回企画展「生誕200年記念大島高任―近代製鉄の夜明けー」
期間:令和8年9月19日(土)~11月23日(月・祝)
岩手県立図書館
企画展「大島高任」(仮)
期間:令和8年11月1日(土)~12月27日(日)
もりおか歴史文化館
テーマ展「盛岡藩士大島家と日新堂」
期間:令和9年1月20日(水)~4月19日(月)
適塾(大阪大学適塾記念センター)
シリーズ生誕200年記念その伍
期間:令和8年5月26日(火)~6月7日(日) 終了しました
お問い合わせ先
釜石市教育委員会事務局文化財課世界遺産室
〒026-0003 釜石市嬉石町1-7-8
TEL:0193-27-7577
Mail:hashino@city.kamaishi.iwate.jp
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