公開日 2025年10月01日
マイナ救急の実証事業とは
マイナ救急とは、健康保険証利用登録をしたマイナンバーカード(マイナ保険証)を活用し、救急車を利用する方の過去に受診した病院や処方されたお薬などの医療情報を救急隊が閲覧することで、救急活動の迅速化や円滑化を図る取り組みです。ご本人や付き添われるご家族の負担を軽くするとともに、より適切な処置を受けるために活用します。
令和6年度までに、全国67消防本部660隊の救急隊が実証事業に参加し、令和7年度からは、全国すべての消防本部(720消防本部)5,334隊が実証事業に参加することとなり、当消防本部の5隊の救急隊も実証事業に参加することとなりました。
マイナ救急の流れ

マイナ救急の期待できる効果

救急隊は救急現場で、本人や家族などから必要な情報(名前、既往歴、受診歴、飲んでいる薬など)を聴取し、医療機関へ搬送しています。以下のようなケースの場合、マイナ救急の効果が期待され、より早く的確な応急処置と医療機関選定に繋がります。
・息苦しいなどの症状で会話が難しい。
・本人や家族が既往歴や受診した病院を忘れていても、正確な医療情報を伝えられる。
・意識のない本人に付き添う家族等が情報を把握していない場合でも、正確な医療情報を伝えられる。
救急現場で協力いただきたいこと

マイナ救急にて医療情報を閲覧するためには、健康保険証利用登録をしたマイナンバーカード(マイナ保険証)を所有し、携行していなければなりません。
万が一に備え、マイナ保険証の携行をお願いします。
実証事業開始時期
令和7年10月1日から開始
よくあるご質問
Q:救急隊員に、救急活動に関係ない個人情報を見られてしまうの?
マイナ救急に使用するシステムで救急隊員が閲覧できるのは、氏名や住所等の券面上の情報と、受診歴や薬剤情報などの医療情報だけです。税や年金など、救急活動に関係のない情報は、閲覧できません。
Q:救急車で運ばれるような緊急時でも、マイナンバーカードの暗証番号の入力をしないといけないの?
マイナ救急の実施にあたっては、救急隊員が本人の顔と券面上の写真を確認し、本人確認を行うため、マイナンバーカードの暗証番号入力は原則不要です。
外部リンク
・あなたの命を守るマイナ救急(総務省消防庁)
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/mynakyukyu/mynakyukyu.html
・マイナ保険証の利用登録はこちらから(マイナポータルサイト)
https://myna.go.jp/html/hokenshoriyou_top.html
【問い合わせ】
釜石大槌地区行政事務組合消防本部 消防課警防係
電話 0193-22-1642

