公開日 2025年04月28日
ペットの備えについて
災害が起こった際、まずは自身や家族の安全確保が必要ですが、ペットを飼育されている方はペットの安全確保についても普段から考え、備えておく必要があります。
いざというときに慌てないように、十分な水、食料を用意するほか、ペットに基本的なしつけをしておきましょう。
避難の際には、クレートやケージなどをお持ちください。ペットと同行避難できるよう、日頃からクレート、ケージに入れて慣れさせておくことが必要です。台風など事前に準備できる場合は、災害の影響がない地域の知人や友人の家に避難することも方法の一つです。
①身元の分かるものを身につけましょう。
災害発生時には、やむを得ずペットを残して避難したり、ペットとはぐれてしまう場合もあるため、保護されたときに飼い主の元に戻れるように所有者明示しておきましょう。
誰でもわかるように連絡先を記入した迷子札等を付けるとともに、マイクロチップを装着することでさらに効果を高めることができます。
・首輪
・鑑札(犬)
・狂犬病予防注射済票(犬)
・連絡先入りの迷子札
また、犬鑑札と狂犬病予防注射済票の装着は狂犬病予防法によって定められた飼い主の義務となっています。
②ペットの健康管理
避難先ではペットの免疫力が低下したり、他の動物との接触が多くなります。普段からペットの健康管理に注意し、予防接種やノミ、ダニの駆除等を行うことで、ペットの健康を守ることはもちろん、周囲への感染を防ぐための対策にもなります。猫は室内飼いを行うことで感染症予防のほか、災害時の行方不明を防ぐことができます。
・狂犬病予防注射
・各種ワクチン接種
・ノミ、ダニ対策
・普段からのシャンプーやブラッシング
③しつけ・コミュニケーション
ペットの安全と健康を守り、自分と他の避難者への負担にならないように普段よりしつけをしておきましょう。避難先ではケージ、クレート内で過ごすこともありますので、慣らしておくことでペットに「安全スペース」という認識を持たせましょう。リラックスして過ごすことでペットのストレスも軽減することができます。また、以下のしつけができるとさらに安心です。
・静かに抱っこができる
・声をかけて呼び戻すことができる。
・無駄吠えがないようにできる
・噛み癖を抑えられる
④持ち出し品
被災時、ペット用支援物資は届くまで時間がかかります。ペットの避難に必要な物資の備蓄を行い、避難が必要な場合にいつでも持ち出せるようにまとめておきましょう。
・ペットフード、水
・食器
・薬、療養食
・クレート、ケージ
・首輪、リード
・鑑札、狂犬病予防注射済票
・飼い主情報のわかるもの
・ペットシーツ、ビニール袋
・ブラシ、シャンプータオル
・防寒防暑対策
現在釜石市で可能なのは「同行避難」です。
同行避難とは、ペットと共に「避難場所」または「避難所」に避難することであり、
避難先で同室で生活することではありません。
また、避難所等ではペットを気にしない方、苦手な方、アレルギーの方、
他にも様々な方が一緒に過ごすことになりますので、避難先の担当職員の指示に従ってください。
皆さんが思いやりの気持ちを持って過ごしてくださるようご協力をお願いします。
釜石市の「避難場所」や「避難所」についてはこちらをご覧ください。
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