公開日 2024年10月10日
更新日 2025年11月20日
釜石市の特産品の「甲子柿(かっしがき)」は、岩手県釜石市甲子地区を中心に、古くから食されてきた釜石の秋の味覚です。小枝柿(渋柿)の実を約一週間、柿室の中で燻して渋を抜く伝統技法は、全国的にも稀な製法です。
柿室から出された甲子柿は、完熟トマトのような鮮紅色をし、手で皮がむけるほどやわらかく、口に入れるとぷるんとした食感、燻した風味と甘さが特徴の釜石市の秋の味覚を代表する伝統産品です。
また、令和3年3月には、農林水産省の「地理的表示保護制度(GI)」に登録されています。
【令和7年度対面販売会等開催情報を更新しました(令和7年11月20日更新)】
1.甲子柿の特徴と由来
甲子柿は、岩手県釜石市甲子地区を中心に、小枝柿(渋柿)を柿室で燻して渋を抜いて生産された柿のことで、古くから食されてきた釜石の秋の味覚です。
甲子柿の発祥は定かではありませんが、早めに収穫した柿の実を炉上の天棚の上に置いたところ、渋が抜けて甘くなったことが由来とされています。
現在では、囲炉裏に替わり「柿室」で燻す方法に替わってきました。
この室に入れて煙で燻して渋を抜く(燻煙脱渋法)は全国的に見ても甲子柿のみで、その珍しさが評価されています。
甲子柿の鮮紅色、ぷるんとした食感、燻した風味と甘さが特徴です。
2.甲子柿の地理的表示保護制度(GI)への登録内容
(1)登録番号 :106号
(2)登録名称 :『甲子柿』
(3)登録年月日:令和3年3月12日
(4)登録申請 :甲子柿の里生産組合
3.甲子柿の製造過程
収穫 ~ 柿室で1週間燻して渋抜き ~ 甲子柿の完成

出荷期間: 10月中旬~11月中旬
4.甲子柿の食べ方と保存期間
食べ方 : ヘタを取って皮ごと食べられます。手でも割って食べられるほど柔らかいです。
保存期間 : 常温で約3日間、冷蔵で約7日間

5.甲子柿の里生産組合の概要
設 立 : 昭和63年設立
組合員数 : 29名・団体(24名・5団体) ※令和7年10月時点
事務局 : 釜石市水産農林課
6.令和7年度対面販売会等開催情報
令和7年度の釜石市及び市外での対面販売会等の開催情報は、以下のとおりです。
① 10月27日(月)10時~なくなり次第終了・ らら・いわて盛岡店(岩手県盛岡市)「甲子柿販売会」
② 10月31日(金)10時~なくなり次第終了・ 藤崎百貨店前 (宮城県仙台市)「GI産品とうまいものフェア」
11月1日(土) 10時~なくなり次第終了・ 藤崎百貨店前 (宮城県仙台市)「GI産品とうまいものフェア」
③ 11月2日(日) 9時~なくなり次第終了 ・ 道の駅釜石仙人峠(釜石市)「甲子柿祭り」
※道の駅釜石仙人峠では、出荷期間中は毎日販売を行います。
④ 11月5日(水)10時~なくなり次第終了・ パルクアベニュー川徳(岩手県盛岡市)「甲子柿販売会」 【開催日変更】
⑤ 11月14日(金)10時~なくなり次第終了・ さくら野百貨店(青森県八戸市)「甲子柿販売会」 【諸般の事由により中止】
⑥ 11月14日(金)10時~なくなり次第終了・ パルクアベニュー川徳 7階(岩手県盛岡市)「甲子柿販売会」【開催日追加】
⑦ 11月18日(火)19日(水)14時頃~(※)なくなり次第終了・JR大宮駅(埼玉県大宮市)「岩手産直市」【開催日追加】
※はこビュン(JR東日本の新幹線や特急列車などの鉄道網を活用した輸送サービス)を利用し甲子柿の輸送を行います。販売は、到着後から開始となります。
⑧ 11月22日(土)23日(日)10時~なくなり次第終了・鈴子広場(釜石市)「釜石まんぷくフェス2025・軽トラ市会場」【開催日追加】
販売数量には限りがございますので、予めご了承ください。また、生産状況によっては開催を中止する場合があります。
令和7年度の収穫体験情報は、下記のとおりです。
〇 11月2日(日)10時~12時 甲子柿収穫体験
【秋のMeetup Kamaishi】釜石の魅力を知る体験プログラムの一つとして、「甲子柿収穫体験」を開催します。
詳細はチラシをご覧ください。 秋のMeetup Kamaishi2025チラシ[PDF:1.77MB]
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