公開日 2024年06月20日
更新日 2025年07月08日
特定外来生物に指定されているクビアカツヤカミキリについて、環境省から注意喚起がありました。
岩手県では現在確認されておりませんが、確認した際にはご連絡をお願いいたします。
※令和7年7月4日更新: 新たにツヤハダゴマダラカミキリ、サビイロクワカミキリ含む2種についても新たに注意喚起がありました。
外来カミキリムシ類による影響
外来カミキリムシの幼虫は木の内部を食い荒らすことで、加害された木が衰弱し、やがて枯れさせてしまいます。
また、落枝、倒木などの人的被害、農業や生態系への影響が懸念されます。
外来カミキリムシ類の対処法
クビアカツヤカミキリの防除で何より も大切なことは、被害を早く見つけて早く取り除く(駆除する)、早期発見・早期駆除です。
幼虫が排糞孔を形成する場所は地際から人の目の高さの間にあることがほとんどです。そのため、幹の下の方に注意して木の周りを一周してフラスの有無を調べるのが効率的です。
成虫を発見した際はその場で殺処分してください。
また、発見日時、発見場所、写真、発見時の状況など釜石市生活環境課(℡0193-27-8453)までご連絡願います。
クビアカツヤカミキリの特徴
栃木県、群馬県を含む15都府県で確認。
【幼虫(5~9月)】
・サクラ、モモ、ウメ、スモモ等に寄生
・木のそばに幼虫の食べた木くずや糞が混じったもの(フロス)が排出されている
【成虫(5月末~8月)】
・体長3~4㎝、全体的に光沢のある黒色で胸部(クビの部分)が赤い
ツヤハダゴマダラカミキリの特徴
宮城県、福島県を含む13都県で確認。
【幼虫】
・アキニレ、カツラ、トチノキ、ヤナギ類、エンジュ、カエデ、ポプラ等に寄生
【成虫(6月~9月)】
体長2~3.5㎝、全体的に黒の光沢に白の斑点、体長の1.5倍程の触角(在来種のゴマダラカミキリと似ているため注意)
サビイロツヤカミキリの特徴
【幼虫】
・エンジュ、イヌエンジュ等に寄生
・木のそばに幼虫の食べた木くずや糞が混じったもの(フロス)が排出されている
【成虫(7月~9月)】
・体長3~4㎝、錆びた色合いの体に白い斑紋があり、胸部に近い羽根部分には粒上の突起がある。
その他細かな特徴や写真等は以下リンクのマニュアル等を確認ください。
・【発見時の見分け方】特定外来生物
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/manual/6hp_konchurui2.pdf
ツヤハダゴマダラカミキリ(P3参照)
サビイロクワカミキリ(P4参照)
クビアカツヤカミキリ(P5参照)
・【普及啓発】「クビアカツヤカミキリは、外来生物法に基づく特定外来生物に指定されています。」
https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/g_kubiakatsuyakamikiri_kaitei.pdf
・【防除対策】国立研究開発法人 森林研究・整備機構森林総合研究所「クビアカツヤカミキリの防除法」
https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/chukiseika/documents/5th-chuukiseika12.pdf
この記事に関するお問い合わせ
PDFの閲覧にはAdobe社の無償のソフトウェア「Adobe Acrobat Reader」が必要です。下記のAdobe Acrobat Readerダウンロードページから入手してください。
Adobe Acrobat Readerダウンロード
