釜石市では、人口減少・少子高齢化に対応し、地方創生を推進するための羅針盤として2016年（平成28年）3月に釜石市人口ビジョン・オープンシティ戦略（地方版総合戦略）を策定し、2018年（平成30年）5月に「持続可能な開発目標（SDGｓ）」の視点を取り入れながら改訂しています。2020年（令和2年）4月には、国や社会の動向と５年間の取り組みの成果・課題等を踏まえ、第2期釜石市人口ビジョン・オープンシティ戦略を策定しました。

　第3期釜石市人口ビジョン・オープンシティ戦略では、これまでの人口ビジョン及びオープンシティ戦略の取組を振り返るとともに、国のデジタル田園都市国家構想総合戦略を勘案して、デジタルの力を活用しながら地域ビジョンを再構築するものです。

第３期（2025～2029年度）

第3期釜⽯市⼈⼝ビジョン・オープンシティ戦略[PDF：4.37MB]

 

第２期（2020～2024年度）

第2期釜石市人口ビジョン・オープンシティ戦略（令和2年版）[PDF：12MB]

第２期釜石市人口ビジョン・オープンシティ戦略概要（令和2年版）[PDF：946KB]

 

第1期（2015～2019年度）

釜石市オープンシティ戦略　平成28年版[PDF：3.63MB]

釜石市オープンシティ戦略　概要パンフレット 平成28年版(6,694 KB pdfファイル)[PDF：6.54MB]

釜石市オープンシティ戦略（釜石市総合戦略）平成30年版(5,043 KB pdfファイル)[PDF：4.92MB]

釜石の実像（釜石市人口ビジョン）平成28年版(5,651 KB pdfファイル)

計画の期間

　令和７（2025）年度～令和11（2029）年度の５年間

 

戦略の基本理念　～市民一人ひとりが役割を持ち、真に開かれたまち～

第３期釜石市オープンシティ戦略の基本理念は、これまでの戦略の基本理念を継承します。

これまでの地方創生の流れを継承しつつ、様々な地域課題をデジタルの力等を活用して解決しながら「つながり人口（関係人口）」と「活動人口」が交わることによって希望が連鎖する地域を目指します。

【基本理念】

「市民一人ひとりが役割を持ち、真に開かれたまち」の実現のため、歴史が育んだ文化的土壌や復興プロセスを通じて得られた地域内外の多様なつながりを生かし、人口減少の緩和を図りながら、性別や年齢などに関わらず、市民一人ひとりが主体性を持ち、活躍できる環境づくりを行うことで持続可能な地域社会の形成を目指します。

基本目標と基本的方向 

①新たなチャレンジができ、安心して働けるまち（仕事をつくる）

　地域の資源・人材、当市最大の強みであるつながりを生かしながら、あらゆる産業において新たなチャレンジが行われ、産業の活性化を図るとともに、魅力ある雇用を創出し、安心して働けるまちを目指します。

②関わりたい、関わり続けたいまち（人の流れ、つながりをつくる）

　釜石の魅力を高め、効果的に発信することにより、新たな「ひと」の流れを創出し、つながり人口の増加を図るとともに、つながり人口と活動人口の多様な関わりを創出することで「関わりたい、関わり続けたいまち」を目指します。

③安心してこどもを産み育てられるまち（結婚・出産・子育ての希望をかなえる）

　安心してこどもを産み、育てられる環境を整え、出産や子育てに関する希望が叶えられるまちを目指します。

④魅力と活力があふれ、安心して住み続けたいまち（魅力的な地域をつくる）

　豊かな自然、ものづくりの伝統、鉄の歴史、ラグビーのレガシー、東日本大震災やラグビーワールドカップなどを通じて育んできたつながりなど、当市が持つ様々な資源を最大限生かしながら魅力と活力があふれる地域を目指すとともに、デジタルの力を活用しながら、様々な地域課題を解決し「住んで良かった、住み続けたいまち」を目指します。

KPI

項目	目標	現状
a.社会減数	戦略期間内の平均社会減数をマイナス158人以下に抑える	▲208人
b.出生数	戦略期間内の平均出生数は121人を維持	125人
c.つながり人口数	戦略期間内のつながり人口10,460人を目指す	7,738人
d.一人あたり市民所得	戦略期間内に2,803千円を目指す ※公表されている直近5年間（2017～2021）の平均値	2,593千円
e.大切な人を地域に呼び込み たいと考える市民の割合	戦略期間内に、45％以上を目指す	39.9％