公開日 2023年01月13日
子宮頸(けい)がん予防接種(HPVワクチン予防接種)については、現在、定期接種で使用するワクチンとして2種類が対象です。(2価HPVワクチン:サーバリックス、4価HPVワクチン:ガーダシル)
国は、令和5年4月1日より、9価HPVワクチン(シルガード9)を、定期接種の対象とすると決定しました。(令和4年11月30日付 厚生労働省通知)
これをうけ、市では対応を検討中です。詳細が決まり次第、対象となる方へ個別に案内するほか、市ホームページで情報提供します。
・9価HPVワクチン シルガード9については、厚生労働省ホームページをご覧ください。
★9価HPVワクチンについてはこちらhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_9-valentHPVvaccine.html
●まだ子宮頸がん予防接種うけていません。9価ワクチンの案内を待った方が良い??
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)は、性的接触の経験前に接種することが望ましいとされております。(HPV:ヒトパピローマウイルスは、一度でも性的接触の経験があれば、誰でも感染することがあります)
また、子宮頸がんは、若い方でもかかるがんです。
現在、定期接種の対象である、サーバリックス(2価)やガーダシル(4価)も、子宮頸がんに最も関与する強い型のウイルス(HPV16/18型)の感染を予防できます。また、海外では、サーバリックス(2価)やガーダシル(4価)の接種で、子宮頸がん予防に効果があったと報告されています。
このことから、シルガード9(9価)が定期接種の対象になることを待っていただくより、定期接種の対象年齢(小学校6年生から高校1年生相当)の期間内にHPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)を接種することをお勧めしています。
接種時期については、親子でよく相談して、接種をすすめましょう。
●すでに、子宮頸がんワクチン(2価または4価)の接種をはじめています。残りの回数を9価で受けられるの?
現在、異なる種類のワクチンでの接種「交互接種」については、認められておらず、同じ種類で3回目まで接種することが原則です。
※残りの回数を「9価HPVワクチン」で接種することについては、安全性や免疫原性が一定程度明らかになっていること、海外での取扱いをふまえ、適切な情報提供に基づき、医師と接種を受ける方が良く相談したうえであれば、実施して差し支えないこととする予定です。
(例)1回目 4価
2回目 4価
3回目 9価
●不明な点、心配なこと等は、ぜひご相談ください
不明な点や心配なことがある時は、健康推進課までご連絡ください。
お問い合わせ
釜石市保健福祉部健康推進課 母子保健係
電話 0193-22-0179