公開日 2020年09月14日
更新日 2022年11月18日
クマは基本的に人を避ける動物ですが、出会いがしらに出会うとクマは自らの身を守るため攻撃的な行動に出ることがあります。特に子連れのクマには注意が必要です。母グマは子グマを守るため攻撃的になりやすいといわれています。
農作業で畑へ行く時、山あいの道路や沢沿いのヤブ近くを散歩する時、山菜やキノコ採りで入山する時は、鈴やラジオを携帯する、見通しの悪い場所や沢沿いの音が聞き取りにくい場所では掛け声をかける、手を叩くなど、常に自分の存在をクマに知らせるようにして、出会いがしらの遭遇を防ぎましょう。
また、当市は人の生活域である住宅地とクマの生息域である森林とが近接しています。廃棄野菜や生ごみの処分を適正に行う、住宅周辺の藪の刈払いをして見通しを良くする、電気柵を設置するなど、クマを寄せない対策をとりましょう。
△監視カメラに写った親子のクマ(市内森林で撮影)
「ツキノワグマの出没に関する注意報」が発表中です
昨年の堅果類の結実状況や積雪量が少なかったこと等の理由から、クマの冬眠明けの活動が早まり、春先から人里への出没が予想されるため、岩手県では県内全域に「ツキノワグマの出没に関する注意報」を発表しています。
クマの被害に遭わないためにも、下記の事項に留意して十分な対策をお願いします。
人里や住宅地における対策(クマを引き寄せない)
・住宅や農地周辺にある利用しないクワ、クルミ、クリ、放置された果樹は、クマを引き寄せるので伐採する。
・庭先の果樹や家庭菜園について、利用しない場合は早期に摘果する。
・住宅付近にクマが好むトウモロコシなどの作物を作付けしない。
・屋外や外に臭いが漏れ出てしまう納屋等に漬物、果物、穀物、米ぬか、ペットフード等を保管しない。
・生ごみや廃棄農作物を住宅付近の農地などに放置せず、適正に廃棄処理する。
山林内や山の近くでの対策(クマに人の存在を知らせる、クマに近づかない)
・クマ鈴や、笛、ラジオなど、音の出るものを携帯する。
・複数人で行動し、見通しの悪い場所や沢沿いでは掛け声や音を出すことで、自分の存在をクマに知らせる。
・クマの目撃情報や新しいクマの痕跡(糞や爪痕)のある場所は避ける。
・万一の遭遇に備え、クマ撃退スプレーを携帯する。
関係機関ホームページ等の情報もご活用ください
○ツキノワグマ被害防止リーフレット(岩手県ホームページ)
https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/shizen/yasei/1049881/1005472.html
○ツキノワグマによる人身被害状況・出没状況について(岩手県ホームページ)
https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/shizen/yasei/1049881/1056087.html
○クマに関する各種情報・取組(環境省ホームページ)
https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort12/effort12.html
○クマに注意
市内のツキノワグマ出没状況について
今年度の市内のクマ出没状況を月別にまとめています。 (令和4年10月末現在)
クマに関するご連絡・ご相談は
○ 岩手県環境生活部自然保護課 019-629-5371
○ 岩手県沿岸広域振興局保健福祉環境部環境衛生課 0193-27-5523
○ 釜石市産業振興部水産農林課 0193-27-8426(直通)
※夜間や休日は、代表番号「0193-22-2111」にご連絡ください。
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