その12. 出版祝賀会

 平成25年11月13日に「釜石 須知ナヨさんの語る昔話」の出版祝賀会が開かれました。
本は漁火(いさりび)の会の会長である須知ナヨさんが、語り手として伝えてきた民話をまとめた1冊となっています。
祝賀会メンバー集合写真。前列中央が須知会長
右隣が大野さん、左隣が竹田さん、右端が三女の安部三枝さん


 

須知ナヨさんは遠野市綾織町出身で、幼い頃から民話を聞きながら育ちました。釜石へ嫁いでからは、家庭で民話を聞かせていましたが、姉たち(鈴木サツ、正部家ミヤ、菊池ヤヨ)の語り部が広く知られたのがきっかけで語り手としての活動が始まり、
現在は釜石で民話を語り伝える漁火の会会長として活動しています。
民話を語る須知会長
 出版された本について
 編集・発行には岩手大学教育学部の大野眞男教授や国立国語研究所の竹田晃子特任助教の協力により出版されました。
 須知会長が語り伝えてきた民話をご自身でノートにまとめたものを参考に、方言による語り言葉で構成されています。民話は56話収めてあります。

 本は当資料館の他、釜石市内の小中学校、釜石市立図書館、岩手県立図書館、国会図書館に寄贈されています。
是非読んでみてください。


 
 
 
須知さんならびに漁火の会の皆さん、これからも民話を語り伝えていってください!

また漁火の会による民話を聞くイベントがありましたらお知らせしたいと思います。お気軽に足をお運びください!