公開日 2022年07月22日
釜石市では「オープンシティ釜石」をキーワードに、多様な人材・団体・企業と協働することで、地域に新たな活動のきっかけや可能性を生み出し、人口が減少していく中でも様々な取組を行うことによって地域の活力を維持することを目的とした取組を行っています。
そうした取組の一つが、『地域おこし協力隊』です。
外部の視点で見つめるからこそ気づくことのできる地域の魅力や強み、また、課題や困りごとを発掘し、地域に飛び込んで、行政や住民と共に解決に向けた取組を行っていただく地域おこし協力隊員を募集します。
募集テーマ
【担い手型】
任用形態:個人事業主
任用期間:委嘱した年度の3月31日まで。最長3年度まで延長可。
報償費等:月額225,000円以内。活動車両の借上げ料のほか、活動に必要な経費は予算の範囲内で支給します。
活動時間:1日につき6時間を目安に月16日以上、かつ、月の総活動時間は96時間以上とします。
その他 :協力隊活動以外の時間を使って副業も可能です。(※要相談)
支援体制:中間支援団体「釜石リージョナルコーディネーター協議会」が隊員の活動をサポートします。
① 地域の健康を支える・コミュニティナース
人口減少により支えあえる地域コミュニティの維持が難しくなってきている中、生まれ育った場所や震災により新しく移り住んだ場所のそれそれで、人々がつながり、毎日誰かと話して身体を動かし笑いながら自分らしく元気に暮らしたい。隊員自身が地域の中で生活し、農作業や地域活動を通じ住民の心と体の健康を支える取組を行っていただきます。あわせて、隊員自身がチャレンジしてみたいことをかけ合わせた多様で自由な活動を行っていただくことも可能です。
【募集人数】2名
【主な活動】・「暮らしの保健室」などの住民とつながる”場”づくり
・市の生活応援センター(市役所の出先機関)と連携した地域活動の支援や地域住民との関係構築
・日々の暮らしや地域の魅力をSNS等で発信し、地域外人材を呼び込む活動
【資格など】地域活動の経験や、医療・介護などの専門職として勤務経験のある方大歓迎。未経験者でも応募可能です。
② 釜石スタイルの農業モデルの構築・「農業」✖「〇〇」
釜石市では農家数が年々減少しており、農家の担い手不足の背景にある農業に対するイメージや収入面での不安を払拭するため「稼げる農業」の実現に取組んでいます。協力隊員には釜石市の農業の担い手として多様な活動をしていただくとともに、「稼げる農業」を実現させ、人材を育成する環境を構築するための取組を地域の方々と作る活動を行っていただきます。
【募集人数】2名
【主な活動】・地域名産の「甲子柿」の生産量増に向けた取組
・新しい加工用品種のトマト栽培と地域の食品加工業者と連携した商品開発
・「農業+αの異業種兼業スタイル」など、いろんなアイデアをかけ合わせた釜石スタイルの農業モデルの確立
③ 「魚のまち釜石」をプロデュース・水産物流通の活性化
釜石市の水産業は、定置網漁などの漁船漁業をはじめ、アワビやウニなどの採介藻漁業やワカメやホタテなどの養殖漁業の沿岸漁業が盛んに行われています。海洋環境の変化による漁獲量の減少や人口減少による担い手不足などの課題に対し、漁業者・流通加工業者・行政・研究機関が一体となって水産業の活性化に向けた取組を進めています。協力隊員には「釜石市魚市場」を活動拠点に、市場を運営する職員と連携し流通の活性化と「魚のまち釜石」の魅力発信を行っていただきます。
【募集人数】1名
【主な活動】・SNS等を活用した釜石の水産業の活性化に向けた情報発信
・釜石市魚市場の業務サポート(水揚げ~入札~出荷までの取引業務)による水揚げ量の拡大を図る取組
・漁業者や買受人、魚市場職員との連携による流通の活性化に向けた体制づくり
④ 豊かな森林と地域を育む・林業と福祉の連携
「海のまち」というイメージがある釜石市は、実は面積の約95%は森林が占めています。かつては良質な木炭を生産し、釜石が日本の近代製鉄の礎を築いた端緒ともいわれているくらい「山のまち」でもあります。釜石産木材を加工する事業者と連携した木材の活用策の検討や、多様な担い手の社会参加の機会創出、地域住民の心の復興に寄与する活動を行っていただきます。
【募集人数】1名
【主な活動】・林業福祉連携事業所の運営サポートを通して、木材製品の付加価値向上や多様な担い手の社会参画を図る活動
・新たな木材の活用方法の検討と事業化を通した地域の価値創造と向上を目指す活動
【行政型】
任用形態:釜石市会計年度任用職員として採用
任用期間:1年度ごとに更新。最長3年度まで延長可。
給与賞与:月180,000円。市の規定を満たした場合に期末手当の支給あり
勤務時間:午前9時から午後4時まで(週5日、30時間以内)
その他 :市が認める範囲において副業も可能です。(※要相談)
支援体制:勤務先の市職員が隊員の活動をサポートします。
① 教育魅力化コーディネーター
高校生が地域の魅力や課題に気づき、その課題解決に関わる経験を通じて、郷土愛の醸成、主体的に学ぶ意識やキャリア選択の満足度や学力の向上を目指すとともに、釜石の将来を担う人材を育成する取組を行っていただきます。
【募集人数】2名
【勤務場所】市総合政策課、市内の高校
【主な活動】・県立釜石高校が取組んでいるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における地域の大人と生徒との接続
・高校生のキャリア支援「釜石コンパス」の事務局メンバーとして、事業の企画・運営
・放課後の生徒の居場所づくり、フリースペース774(ななし)プロジェクトの運営
・市内の高校魅力化に向けた活動、高校生の地域活動の伴走 など
② 観光地域づくりコーディネーター
観光関連団体・事業者等と連携し、観光客誘致イベントの開催や教育旅行の誘致による関係人口の創出に取組みます。また、ふるさと納税返礼品の開発や地域商材の掘り起こしなどの関連事業のサポートを行っていただきます。
【募集人数】1名
【勤務場所】市商工観光課
【主な活動】・釜石観光推進機構のマネジメントサポート及び各団体等の調整
・観光客誘致イベントの企画・実施、教育旅行やエージェントの誘致活動
・ふるさと納税の返礼品開発や掘り起こし等の関連事務補助
・オープンフィールドミュージアム構想、サスティナブルツーリズム推進事業のサポート
③ 農業振興コーディネーター
中山間地特有の農地形態で狭小な農地が点在する釜石地域において、地域の農業生産者や関係者と連携し、遊休農地の有効活用、生産拡大に意欲のある農業者の発掘や新規就農希望者の支援、特産品のブランド化などの取組を行っていただきます。マーケット開拓経験、営業など販売に関わるスキルや経験を活かせる活動です。
【募集人数】1名
【勤務場所】市水産農林課
【主な活動】・市民農園の運営
・販促イベント「軽トラ市」の企画
・釜石の農業を魅力あるビジネスとして成り立たせるための経営支援や所得向上策の立案
・遊休農地など地域農業の課題解決への提案
応募資格
募集対象は、次の要件をすべて満たす方です。
1.20歳以上の方(令和4年4月1日現在)
2.総務省が定める条件不利地域以外に居住している(住民票がある)方
3.採用後、生活の拠点を釜石市に移すとともに、釜石市に住民票を異動することができる方
4.採用後、釜石市に1年以上居住可能な方
5.普通自動車運転免許を有する方
6.パソコンの基本的な操作が可能で、インターネット・SNS等を活用した情報発信ができる方
応募方法
応募用紙(兼履歴書)を下記宛てにメールで提出いただくか、下記住所へ郵送してください。
問い合わせ・申込み先
釜石市総合政策課オープンシティ推進室 ☎0193-27-8463
・メールアドレス: opencity@city.kamaishi.iwate.jp
・郵送先住所: 〒026-8686釜石市只越町3丁目9番13号
受付期間
・令和4年9月30日(金)まで ※応募受付後、担当よりご連絡いたします。
応募後の流れ
・応募用紙を受付次第、随時面接を行います。
・ZoomやMicrosoftTeamsでのオンライン面接も可能です。
①事前面談(応募内容や要件等の確認を行います)
②一次面接
③二次面接
④合否結果通知
⑤合格者と着任に向けた協議
⑥着任・活動開始
こんな方をお待ちしています
・自ら考え、行動し、臨機応変に対応できる方
・コミュニケーション力がある方
・企画力がある方
・ルールを遵守しながら誠実に行動し、最後までやり遂げる意志のある方
・地域おこし活動に意欲と情熱をお持ちの方