公開日 2019年11月01日
平成19年に釜石市長に就任依頼、3期12年にわたって市勢の発展に努めてまいりました。特にも、平成23年の東日本大震災の発災から今日まで、市民の皆様と復興に向けて歩んでまいりました。しかし、いまだ約120世帯が仮設住宅での生活を余儀なくされている状況です。来年度は復興10年目となりますが、台風第19号被害の早期復旧と共に、被災された方の住まいの再建と1日も早い復興の完遂に全力を尽くします。
8年8カ月におよぶ復興の過程では、大型商業施設の誘致、橋野鉄鉱山の世界遺産登録、ガントリークレーンの設置、そして、ラグビーワールドカップ2019™の釜石への誘致と開催を、多くの関係者のご支援と皆様のご協力のおかげで実現することができました。
釜石市民の長年の悲願でもあった釜石自動車道や三陸沿岸道路も開通し、観光や物流面でも効果が期待されるなど、釜石を取り巻く環境も大きく変化しています。そうした中で、人口減少や少子高齢化、産業や観光の振興、保健・医療・福祉などの課題を解決しながら、時代に対応したまちづくりが求められています。まちづくりには、自分たちの持っている可能性を信じ、チャレンジし続けていかなければなりません。釜石には、その力があると信じています。
震災で犠牲になられた方の思いに応えるためにも、そして復興のためにご支援いただいた多くの方のご恩に報いるためにも、不撓不屈(撓まず屈せず)の言葉を胸に、一人ひとりが夢と希望を持ち、生き生きと暮らすことのできるまちづくりにまい進します。
令和元年11月
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