平成29年5月11日 尾崎白浜林野火災に伴う災害に関する記者会見

公開日 2017年05月11日

更新日 2017年05月11日

平成29年5月11日 尾崎白浜林野火災に伴う災害に関する記者会見結果

日時 平成29年5月11日 木曜日 15時30分 開始
場所 市役所 市長室
内容

市長の発表項目

  1. 尾崎白浜林野火災に伴う災害の続報について

市長発言要旨

お集まりいただき有難うございます。5月8日に尾崎白浜地区で発生しました、林野火災について、現在の状況をお知らせいたします。

本日は、早朝から、県防災ヘリによる熱源探査を実施した結果、熱と煙を確認した箇所が3ヶ所、熱のみを確認した箇所が9ヶ所あったことから、自衛隊及び防災ヘリによる消火活動を行いました。

また、消防団と消防署による地上部隊が南北2方向から現場に入山し、目視で状況を確認しながら、高圧ホースとジェットシューターで消火活動にあたりました。

地上での確認により、一部火点が見られたことから、新たに自衛隊ヘリコプターチヌークを4機投入し、鷹巣山から西エリア内での消火活動を重点的に行いました。

午前11時30分には一旦西エリア内でのヘリの消火活動を止め、地上部隊が再度、現場を確認した結果、鷹巣山から西エリア内では火点等は確認できませんでした。

午後1時には災害対策本部員会議を開催し、自衛隊、消防団・消防署などから、今日の活動内容と現場の状況を確認した結果、現時点での住宅地区への延焼の危険性については、極めて低くなったものと判断し、本日14時に避難指示を解除することを決定いたしました。

しかしながら、現在も林野火災全体の鎮圧には至っておりません。

今後の状況によっては、再び避難指示を発令する場合もございますので、住民の皆様には今後の情報に十分に注意していただきますようお願いいたします。

なお、引き続き、鎮火に向けて、消火活動に全力で取り組んで参ります。

質疑応答

≪尾崎白浜地区林野火災に伴う災害の続報について≫

質問:避難している方々が家に帰れるということで、一つ日常を取り戻したのかなと思います。そのことに関して、市長はどんなお気持ちかお訊ねします。

市長:毎晩避難所の方にお邪魔して、消火活動の状況等については説明をしてきました。避難者の皆さんから直接の質問等は少ないんですが、顔を拝見いたしますと疲労してる状況が見られましたし、言葉では発していませんが早く家に帰りたいという思いがひしひしと伝わってくるような状況でした。何とか早く自宅に帰る方法は無いものかと、いろいろと検討してきました。昨日の雨、そしてその前日の自衛隊の尽力による消火。1日当たり400~500回くらい消火活動をしたというのは過去にはない回数との説明がありました。ヘリによる消火活動の成果が見られて、さらに雨によって鎮圧の状況が一層高まったという状況。それも踏まえて今日の午前中も、いろんな活動を展開していただきました。その結果、住宅地方面の延焼は危険性が限りなく低くなった。安全性が確保されたという状況から、避難指示解除に踏み切ったというところでございます。先程避難所の方々にもそのことを伝えさせていただきました。併せて釜石湾の釜石漁業協同組合の組合長さんとお話ししましたが、消防団のみならず、漁業者の皆さんにおかれましても、非常に疲労しているという状況がありました。今日のこの発表で、一区切りということで、それぞれ疲労を取り除いたり、あるいは次の仕事に取り掛かったりということができると思いますので、一安心していただけるのではないかなと思います。ただ、先程もお話したとおり、火災そのものは鎮圧したわけではございません。まだまだこれからの展開が心配されるところです。特にここ2・3日が心配されるところです。土曜日と日曜日がまた雨が降るという予報ですので、その雨を多いに期待をしながら、その間大きく広がらないように、消防署の皆さん、あるいは自衛隊の皆さん、関係機関の皆さんの協力を頂きながら更なる安全性の確保に向けて努めていきたいと思います。

質問:昨日の会見では一時帰宅という表現。これが避難指示解除になった経緯は。

市長:昨日の時点では、火災の鎮圧状況がよく分からなかった。少なくとも帰宅できる状況は確保したいという気持ちがありましたので、一時帰宅という話をさせていただきました。昨日も皆さんから、いろんな方法があるんじゃないかというご指摘がありましたが、まさにその通りだと思います。今日は午前中、消防や自衛隊の皆さんなどいろんな方々の情報をいただきまして、極めて安全性が高まったということから、避難指示の解除という形にさせていただきました。

質問:避難指示を解除することは、避難勧告に移るということではなくて、避難の心配が一切無くなるという捉え方でしょうか。

市長:避難勧告になると、非常にあやふやな状況が続く。はっきりと帰っても良いということをお伝えするために、避難指示解除という方がよりスッキリ皆さんに伝わるのではないかということです。結果として避難指示解除であろうと、避難勧告であろうとその状況は変わらないんですけども、はっきりした方が良いのではないかなというご意見もございましたので避難指示解除としました。漁業の浜止めについても避難指示解除の方が、漁業の皆さんの作業もしやすいとのことでそういった判断にしました。

回答:火災が発生し、強い西風で民家の方にどんどん延焼して本当に危険な状態であった。空中消火により、危険な状態、延焼拡大は今のところ無いのではないかと。鎮火・鎮圧には至りませんが、民家の方への延焼拡大は今のところ無いと判断したものでございます。

質問:今日6時から災害対策本部会議が行われますが、その結果今日中に鎮圧を発表というようなことはあり得るのでしょうか。

市長:いや、それはあり得ません。鎮圧は消防長さんの判断によるところが大きいですが、全域くまなく歩いて火災の状況について把握するまでは至ってはおりません。先程ありました空からの確認と、地上部隊の確認の中で、住宅地への延焼についての安全性は限りなく確保されたということであるが、火災全体の鎮圧はまだまだこれからという状況でございます。

回答:東側の半島の方には、まだ一歩も踏み入れていません。そこはあくまでも空中消火のみ。空中からの確認のみですので、実際に隊員が行ってそこを調べなければ。見えるところなら良いですが、林の中には全く行っていませんので、そこの確認が鎮圧に繋がると思います。

質問:確認は、明日か明後日。

回答:そうですね、なるべく早く確認の作業をやりたいと思っております。

質問:集落に火が迫って、一番近いところで300メートルくらい。今では1キロ以上離れている。現状ではもう集落からは煙などが見えない、そういう認識でよろしいですか。

市長:はい。今日は午前中にヘリに搭乗し、空から確認をさせていただきました。今回で3回目ですけども、1回目と2回目は煙が多くて具体の過程まで見えなかった。今日は本当に煙が無いです。海沿いの岸壁には確認していますが、山の中間地点には全くありませんでした。ただ、燃えて茶色くなった場所は住宅地から300メートルとか。距離は正確には分かりませんが、限りなく住宅地を目指して山から火が降りてきた状況について、空から確認できましたので、非常に危険な状況が迫ってきたということは見えると思います。ただ、大体1キロ以上の距離にわたって安全性は確保され、空からは火点が見えなくても、散水作業はしているところです。それを踏まえて、限りなく住宅地には延焼しないという安全性は確保されたと思っております。

質問:市長の発言で「地上での確認により、一部火点が見られたことから」とありますが、一部火点というのは何カ所くらい。

回答:2カ所。

質問:佐須地区あたりで、立木が燃えていたというが。

回答:それがこの2カ所の内に入っている。

質問:佐須もしくは尾崎白浜の集落からどれくらい離れているんですか。

回答:1キロちょっとですかね。

質問:それは佐須から東ですか。

回答:佐須から東です。

質問:今後の活動態勢というのはどう変わるのでしょうか。

回答:東側に地上隊が一度も行っていませんので、そちらの方にどんどん入って行って活動する。林の中には上からは見えない部分もありますので。その林の中に、もしも火があった時には上空からの空中散水やジェットシューターで消火したりと、どんどん地上隊で進んで行く予定です。

質問:人数はどのくらいですか。

回答:人数はまだ決定していませんが、100人近くの態勢で。消防団員も合わせると150人くらいになります。

質問:これまでと同規模の態勢で継続して活動を行うということですか。

回答:そうですね。

市長:まず鎮圧ということを目標にしていくわけですが、現時点では鎮圧状況に近いところまで来たと思ってますので、引き続きいろいろ作業をしていただいて、鎮圧まで持っていく。その後はさらに調査・確認をしながら、最終的に鎮火宣言とに持って行きたいなと思っております。面積は広いですから、鎮圧宣言も鎮火宣言もかなりの日数を要するものと思います。普通の山林火災とは比較にならない日数が必要だと思います。

質問:西エリアに関しては鎮圧状態ということですか。東エリアはまだ確認出来てなくて、西エリアに関しては完全に火が出る恐れがない。

市長:限りなく鎮圧状況に近い。

質問:未確認の東エリアの西端。そこから、集落までの距離は。

市長:一番高い山が鷹巣山なので、そこのラインを境に東と西というマップに分けさせていただきました。その鷹巣山から西については、ある程度の鎮圧の可能性が見えた。東側については、まだ消防団の皆さんも入ってない所もありますので、そこについてはまだ何とも言えないところです。空からの熱源探索か、ヘリによる消火活動によって、少なくとも目視で見た限りでは火点は無い。ただ海側の岸壁の方ではまだ火点が残っているところです。崖なので、空から水を掛けてもなかなか届かない。要は火点が切り立ったところにあるために、水が上手くかからないです。雨が降っても、雨水が入って行かないようなところです。船から水をかけて上手くいった箇所が1カ所あるんですが、残っているのは、船もなかなか近付けないようなところですので、船からの消火も難しい状況です。そういったところに引き続きヘリで水をかけてもらっていますけども、非常に難しいです。

質問:今回のヘリの消火の威力の凄さ、逆にそこしか頼れるものは無いんですが。三陸海岸の、急峻な半島に近いところの消火作業を継続中ですが、今回最も難しかった、または緊張を強いられたのはどういったところですか。

回答:現場での消火活動での対応、苦労の部分に関しては、この場に実際の現場で活動した人がいないので、コメントは控えさせていただきたいと思います。消防による地上部隊とヘリ散布の消火活動は安全性をよく確認しながらやっていかなければなりませんので。地域で分けていく、あるいは時間で分けていくというところを調整をしながらやっていく必要があります。また、空中からの撮影の部分で、熱感知が上手く出来ない部分が一部あったので、チヌークなどの水量の多いものを消火活動に充てて、特に見えづらいところを重点的にやっていきます。

質問:明日以降は空中からの散水はありますか。

回答:あります。チヌーク4機。

質問:いつ未確認の火点が燃え上がるか分からない状況だからですか。

回答:見えていない部分もあります。地上部隊で確認をして、もし火点があったのならば、そこに消火活動を行うという体制。

質問:警戒されているわけですけども、この態勢というのはまだ当分続くような形になるのでしょうか。

回答:鎮圧まで続きます。鎮火に対しても今は24時間態勢ですけども、そういう警戒は続けてきたところです。

質問:漁業組合員にも消防団の方が多くいる。浜止めが解除になるというとで、消防団員が漁に出られるような配慮やローテーションは考えていますか。

回答:地元の消防団には確かに漁業関係の方が多い。内陸の消防団の方も居りますので、そこで振り分け、上手くローテーションをしながら、4、5分団など漁業関係が少ない消防団の導入というのを検討しています。

質問:明日は漁師の方たちは消防団活動から解放されるのではなくて、それは今後次第。

回答:そうですね。

質問:今回南北2方向から支援ということだったんですけども、一方は消火活動をしていたと聞きつつも、もう一方は消火がほとんどないということも聞いた。どちらも消火活動は行ったんですか。

回答:北側の地上隊は海の水を山道の方まで引っ張っており、それに防火水槽を高圧ホースというもので、稜線の方に向かって地上隊と共に水源をもって進んでいくような消防活動をしておりました。南側の方は、水源が全く無いので、ジェットシューターを背負って消火するという活動です。

質問:放水はどちらもあったんですか。

回答:放水は北側のみ。昨日の雨でぬかるみ、火点や煙は確認出来なかったとのこと。

質問:今日はどちらの部隊も放水はあったのか。

回答:現在火点が確認されている2カ所の部分に関してはしたと思う。

質問:それは佐須地区から東に1キロのところか。

回答:はい。その2カ所は立木が燃えていたので消火しました。

以上。

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