平成29年5月10日 尾崎白浜林野火災に伴う災害に関する記者会見

公開日 2017年05月10日

更新日 2017年05月10日

平成29年5月10日 尾崎白浜林野火災に伴う災害に関する記者会見結果

日時 平成29年5月10日 水曜日 18時 開始
場所 市役所 市長室
内容

市長の発表項目

  1. 尾崎白浜林野火災に伴う災害の続報について

市長発言要旨

皆様、お集まりいただき有難うございます。5月8日に尾崎白浜地区で発生しました、林野火災について、現在の状況をお知らせいたします。

本日6時10分、防災行政無線により消防団第5・第6・第8分団の出動を命令し、昨日と同様にヘリによる消火活動と、尾崎白浜地区及び佐須地区の民家に火が下りてくることを食い止める体制を予定しておりました。

しかしながら、朝からの雨による視界不良のため自衛隊の大型ヘリチヌークによる消火活動が困難になり、県の防災ヘリ2機及び自衛隊の中型ヘリ1機による消火活動のみとなっております。

また、上空からヘリによる火災の状況を確認した結果、地上部隊での活動が可能と判断されたことから、尾崎白浜地区において、消防団及び消防署による高圧ホースとジェットシューターでの消火活動を実施しておりましたが、午前10時過ぎに雨脚が強まったことから、これらの活動を一時中断し、そのまま本日の活動は中止となっております。

次に、避難者の状況につきましては、14時を持ちまして、避難所の平田小学校体育館を閉じ、避難していた20名の方を、旧釜石商業高校体育館に移動していただいております。

この結果、避難者の状況は、14時時点で旧釜石商業高校体育館が38世帯70人、あいぜんの里が5世帯8人となっております。

明日の消火活動でございますが、県の防災ヘリでの赤外線熱探知による火点の確認を行い、その結果に基づき、ヘリによる消火活動方針を決定し、それとあわせて、消防団及び消防署による消火活動に取り組んでいくこととしております。

質疑・応答

≪尾崎白浜地区林野火災に伴う災害の続報について≫

質問:上手くいけば明日、鎮圧の宣言を出来る可能性はありますか。

市長:面積が広大ですし、熱探知による上空の調査をしますが、それのみでの鎮圧宣言というのは非常に難しいと思います。したがって鎮圧宣言を出すには、全域人的な確認作業をした上で、鎮圧の判断をしたいと思います。そういった意味まだ時間が掛かる。避難されてる方々は今日で3日目になるので疲労が高まっていることと思います。自宅に帰れる方法は無いものか、検討しております。明日は、ヘリによる消火活動と併せて地上部隊の消火活動を行う。尾崎白浜と佐須地区の人家に延焼をしないかの確認を重点的にやっていく。その結果を見ながら鎮圧宣言が出せないかもしれないが、一時的に自宅に帰れる状況になるようにしたいと思います。今日は、この後避難所の方に行き、避難してる方々に今のような考えをお示しさせていただきたいと思っておりました。

質問:鎮圧宣言するための人的な確認作業とは、山林火災によくある、腐葉土の上の方は水を掛けて消えているように見えても中では焚火のように火が残っている、などの確認ですか。

市長:それはもちろん含みますが、鎮火宣言は全く火の手が無いということをまず確認しなければなりませんので。

質問:腐葉土の下の方を含めて鎮火宣言ということですか。

市長:鎮圧は、これ以上延焼しないという確認。面積は広いので、その作業自体が大変ですので。しかし、それを待ってたのでは帰れるのはいつになるのか分からないという状況。帰るためには、その人家まで火は来ないという確認をまず優先的に進める。ヘリの部分の消火活動と地上部隊の消火活動、併せて人家にこれ以上の延焼は及ばないという確認を得る作業を明日重点的に行う。

質問:明日もし2つの地区の周辺で延焼の恐れが無いと判断された場合は、一時的にご自宅に帰れる方法を探すという話ですか。それは避難指示を解除してということなのか、出したまま一時帰宅を考えているのか。

市長:少なくとも解除するためには、鎮圧の確認、あるいは鎮火が必要だと思います。ただ面積が広いので、そういった山林火災における通常の鎮圧宣言や鎮火宣言を待っていたのでは、帰宅の時期が非常に長引いてしまうということから、一時帰宅を何らかの形で対応をせざるを得ないのではないかと思います。したがって避難指示の解除ということでは無くて、別なかたちでの方法を考える。一時帰宅もその一つだと思います。

質問:あくまで、避難指示が解除される場合は、山火事の鎮圧宣言があった場合ということでしょうか。

市長:その考えです。

質問:避難指示を避難勧告にする方法もあると思いますが。

市長:それも一つの方法かと。

質問:鎮圧が確認出来た場合は避難勧告に移行することもあり得る。

市長:あり得ます。

質問:今日終日雨が降ったわけですが、火の勢いに対する雨の影響は。

回答:予定では今日1日で13ミリ程度の雨が降るということです。ただ、実際に現場の方では何ミリか分からない。活動している隊員からは、山の尾根の方でも、かなり土がぬかるんできたということは聞いている。ぬかるんできたことによって、転落などの事故が起きる可能性があるということで、今回の消火は中止で下山させた。現場でも結構降っていると思います。ただし林の中にその雨がどういった状況で作用し、消火に十分な雨になっているか確認はまだ取れていない。

質問:昨日までの状況と比べると、火の勢いが弱まってるという状況でしょうか。

回答:昨日の煙の量からすると、1割~2割程度に削減になったということで、かなりの消火の効力が得られたと思います。

質問:1割~2割程度になったのか、1割~2割減って7割~8割程度になったのか。

回答:1割程度になった。

質問:1割。10分の1になったということですね。火はまだ燃え盛っているところはあるのか。

回答:燃え盛っているというよりも、残り火的にある。海岸部に近いところで。延焼しても海岸際の方で終わってしまうようなものがいくつか。

質問:それは半島の先の方ということですか。

回答:はい。

質問:明日ヘリで上空からの確認をするということで、それの結果から上空からの放水が必要となれば、地上での活動は一旦待つ。それとも地上での活動というのはもう決まっているんですか。

回答:ヘリでの消火活動と地上での活動が混在するのは危険な状態になりますので、同じ時期のタイミングで行うにしても、地域を分けます。ヘリで消火する地域。人員が入って確認をする、あるいは残火処理をするといった地域を区分して、安全性を確保する。

質問:地上での活動は行うという方針でよろしいですか。

回答:現段階では、行う予定です。

質問:体制や時間は決まっているんでしょうか。

回答:消火活動を行うヘリは7時・8時以降離陸可能の可能性がある。救難ヘリの偵察活動が5時に始まる。どんなに早くても5時以降という予定はあります。

質問:地上の部隊は、現地に5時頃に集まっているのか。

回答:現地の地上部隊に関しては、早くても8時~8時30分からの開始。

質問:平田小学校を閉鎖し旧釜石商業高校の体育館に統合された理由と、その影響について。午後8時に行って、また今日理解を得るということですか。避難者からどういった要望が出て、どういう体制をとっているのか。

市長:昨日、平田小学校にお邪魔いたしまして、現在消火活動の状況について説明をさせていただきました。その際、避難指示を出した時は、かなりの方々が避難するだろうという想定の中で、体育館2ヶ所用意しましたけども、結果、平田小学校の方は18人程度避難していただいたということです。本当は短期間で解除になると言いますか、帰れるという状況で2ヶ所設立させていただきました。しかしながら、面積が広いということから、中々帰宅が難しいということが、昨日の時点では想定されました。長引く可能性があるので、その場合はここは学校の体育館で授業もあるということから、もし可能であれば、旧商業の方に皆さん一緒になっていただければ、我々としても対応しやすいし、良いのではないかということを投げ掛けさせていただきました。これは強制ではありません。その結果、自主的に、皆さんと相談したみたいで、旧商業体育館の方に移られるということで、今日の2時には体育館を開けていただいたということになります。要望ですけども、特に要望というのはございません。いつ帰れるかというご質問だけがございました。それからもう一つは消防団とか消防署、市も含めてですが、こうして地域のために頑張っていただいてるという感謝の言葉をいただいた。いつ帰れるかというご質問は大方皆さんのお気持ちなのではないかなと察しております。明日その結論を出したいものだなということで明日の活動で、対応をさせていただきたいということをお伝えしました。また、パーテーションについて。避難されている方々の家族ごとの区分けが無かったんですが、あえて要望は無かったんですが、こちらの方から必要であれば用意はしていますよということをお話したら、ほとんどそれを今使ってるということです。

回答:大きな要望というのは無いんですけども、パーテーションの設置やストーブを置いたりというその程度。何か要望等ありましたら、受付の方に来るように話しているんですけど、特に大きな要望というのは出されていません。

質問:一時帰宅については、早ければ明日の状況を見て、早ければ明後日にも。

市長:そうですね。明日の状況を見て、早ければ明後日になる可能性があるかとは思っています。雨も降っているので、大方の皆さんは、もうそろそろ帰れるのではないかと思ってる方が多いのではないかと思います。ただ、どこに不測の状況が生じてくるか分かりませんので、細心の注意を払って、少なくとも集落の方に火が及ばないということの確認だけはきちんとします。

質問:明日の一時帰宅というのは無いということでよろしい。

市長:無いです。

質問:避難所ですが、体調不良、あるいは寒さを訴えたりとか、病気、風邪も含めてそういう訴え、あるいは診断等はあるんでしょうか。

回答:最初の日は寒いと言った方がいました。ストーブを設置しまして、それ以降はそういったことはありません。常に保健師が2人ついて体調を確認しておりますが、特に具合が悪いとか、病院に行かなければいけないとかは、今のところないです。それから、トイレは仮設住宅が近くにあるものですから、そこのトイレをお借りしたいということになります。

質問:一時帰宅を実施する場合に宿泊は可能なんですか、それとも物を取りに行くだけ。

市長:物を取りに行くのは今でも行けると思います。市としての避難指示の緩和です。ですから、もちろん泊まっていただく。

質問:煙は1、2割になったということですが、それは雨の影響ということで考えて良いですか。それとも十分燃え尽きた。

市長:両方です。

回答:昨日、トータル500回散水しておりますので。そこの部分で大分治まったという認識です。

質問:ヘリで煙の量を確認したのは雨が降り出す前。

回答:降り出す前です。

質問:平田小学校の避難所から移られた20人ですが、世帯数で言うと何世帯なんですか。

回答:10世帯。

質問:火が人家に最も近づいたのは300メートルから400メートル。今日の夕方、どのくらいまで回復。

回答:1キロ程度離れている。

質問:今の段階では釜石・大槌地区消防本部のメンバーで活動をしていくつもりですか。それとも他の自治体や、消防隊本部からの応援というのは考えているんでしょうか。

回答:考えておりません。消防職員と消防団員で活動していこうと思っております。

質問:火の勢いが衰えてきたということですが、明日以降これまでの体制をそのまま継続するのか、それとも縮小するのか。

回答:これまでも大体200人程度の消防職員と団員で活動してましたが、今日から初めて山の中に入っての活動になります。そのためにそのままの人数で継続していこうと思っています。

質問:今日の朝発表されたのは大体208名ですね、大体その規模で。

回答:今日は団員が211、消防職員が18。

質問:自衛隊の体制は、今日とほぼ同じ規模と考えてよろしいでしょうか。

回答:自衛隊については、そのような形になります。

質問:今日、尾崎白浜を取材した際に、2地区の消防団員の方が、19名。ほとんどが漁業者の方で、一昨日の発生時から浜止め、浜の仕事が全部止まっている状態になって、大変困っていらっしゃると思う。釜石湾漁港さんの方に取材したらば、漁港さんの方も午後、主要な幹部を集めて、いつまで浜止めをやるかというのを検討すると聞きました。この辺何か、策は。

市長:避難されてる方が早く家に帰れるようにということと関連してきます。要は地元の消防団の方々も消火活動に参加するということで、漁業に従事できないということもありますので。今後の自宅に帰るということと、それから消防団の皆さんの消火活動のローテーションがはっきりしてくれれば、浜止めの解除も可能に。これは釜石湾の漁港さんが対応していただく部分です。取水で2ヶ所だから、それはどうしても消火活動と関連してきますので、出来るだけヘリの消火が無くなれば、取水は無くなる。それからローテーションの方も、地元の消防団の方々は、何日の何時からだとか、そういうローテーションを組めれば、浜の方の仕事も出来るということになるだろうと思います。そして今後そういった計画がちゃんと立てられるように、取り組むことが浜止めの解除に繋がっていくと思っていました。

《ラグビーワールドカップ2019組み合わせ抽選会について》

質問:ワールドカップの抽選会に市長も行かれるはずが、こういう災害になってしまった。結果はおそらく聞かれたと思いますが、いよいよということでコメントをいただければと思います。

市長:抽選会場の京都には行けなかった。スコットランドとか、強豪のチームと一緒になったということがありますが、想定された範囲での決定と思います。ここまで来ましたので、あとは9月に試合の具体的なマッチスケジュールも決まるわけですので。そのマッチスケジュールまでの盛り上がりを図りながら、引き続き釜石会場で良い試合が、大いに盛り上がるような試合が出来るようなことを期待しております。2019年のラグビーワールドカップ成功に向けて、一歩一歩盛り上がっていくことに期待して行きたいと思っていました。

質問:山林火災ですけども、何かラグビーワールドカップの影響というのは。

市長:何もないですね。今回の山林火災でも、自衛隊の皆さんや消防関係の皆さんが様々な関係団体との連携の中で、災害時における対応の教訓を提供させていただきたいなと思っております。ただ単に災害が起きたということではなく、学ぶべきものは学び、反省すべきものは反省しながらワールドカップにも備えていきたいと思っています。

質問:ルーマニアやスペインが鵜住居に来る可能性もあると思いますが、それが来ると大きなスタジアムで日本と対戦する可能性がある。その辺についてはいかがですか。

市長:釜石は小さな会場ですので、高望は出来ないと思っています。大いに盛り上がる試合を望むということからすれば、是非日本の試合が入ればありがたいと思っておりますし、期待しています。

質問:日本以外で個人的に見たい試合ありますか。

市長:例えばスコットランドはリベンジの機会をいただける試合になるだろうし、また南アフリカも面白いと思っています。いずれの国も楽しみがいっぱいあります。ただ、勝てる試合も必要だと思いますので。地域の皆さんをはじめ、多くの方々が興味と関心を持ってもらえるような試合が望ましいですね。特に釜石としては、レガシーをつくるということなので、多いに期待をしていますし、またそういった選手の皆さんが、存分に成果を発揮できるようなお迎えの体制や環境整備にまた力を入れていきたいと思っております。

質問:スタジアムも着工になり気持ちの高まりは。

市長:担当者の方々をはじめ、本当にたくさんの方々の協力をいただいてます。着工式では組織委員会の事務総長さんや関係者の皆さんが来て、励ましをいただきました。コンセプトが羽ばたきと船出という二つの言葉。いずれもあの東日本大震災からの復興を目指しています。これは被災した三陸全体に言えることだと思います。次の若い世代が本当に大空にはばたいていける、あるいはあらゆる困難があるであろうその未知なる体験に船出をしていく。そういう力と勇気を、2019年の釜石会場から発信していきたいなという思いでございます。その為にやるべきものはやっていきたいと思っていました。

質問:このカードなら鵜住居に来る可能性があるというのはありますか。

回答:どのカードでも素晴らしい試合をしていただきたい。シーウェイブスにはかなりアイランダーの皆さん来てますので、カナダ、サモア、フィジー、アメリカなどが人気あると思います。

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