平成29年5月9日 尾崎白浜林野火災に伴う災害に関する記者会見

公開日 2017年05月09日

更新日 2017年05月09日

平成29年5月9日 尾崎白浜林野火災に伴う災害に関する記者会見結果

日時 平成29年5月9日 火曜日 午前11時 開始
場所 市役所 市長室
内容

市長の発表項目

  1. 尾崎白浜林野火災に伴う災害の続報について

市長発言要旨

皆様、お集まりいただき有難うございます。昨日発生しました、尾崎白浜地区の林野火災について、現在の状況をお知らせいたします。

本日、午前4時49分から、自衛隊のヘリコプター、チヌーク7機とUH2機、及び他県を含む防災ヘリ3機による消火活動を開始しておりますが、依然、延焼が拡大し、尾崎白浜地区の民家に火が近づいているため、午前5時39分、防災行政無線により、消防団第1・第3・第4分団の出動を要請したところであり、現在、消防本部、消防団あわせて車両30台、227名体制で活動しております。また、午後には、自衛隊ヘリ、チヌーク2機が配置され消火活動を行う事としております。

消防ポンプ車等の配置状況については、尾崎白浜地区に10台、佐須地区に7台配置しており、火が民家に下りてくことを食い止める体制を取っております。

次に、避難所における避難者数の状況ですが、午前10時30分現在で、旧釜石商業高校体育館28世帯、47名、平田小学校体育館に13世帯、18名、あいぜんの里に3世帯、6名となっております。佐須地区では地域の住人がすべて避難しているという事ですが、尾崎白浜地区では約20人が、そのまま自宅に留まっているとの情報をえておりますので、現地対策本部とは常に連絡を取り合い、住民の安全確保には万全を期してまいります。

自衛隊・消防からの報告

自衛隊:尾崎白浜にまだ残られてる約20名の方で、消防団の方の炊き出しの支援をされてる方が残っていますが、お声掛けをすれば、危険が迫ったらまた速やかに避難の体制をするという認識です。先程知事の方から体制の強化。ヘリ12機と追加で2機の増員を午後から、2機の増員をもって消火活動を行いますけど。ヘリの消火活動だけでは、延焼を完全に防ぐということは、なかなか難しいのではないか。あるいは今現状として、消火活動を行っておりましても、煙で、本当に鎮火出来たのか、なかなか確認が出来ないというところもございますので。地上の消防団の方々と連携して、尾崎白浜地区、あるいは佐須地区の住居地域のところまでの延焼をなんとか食い止めるかたちで、連携を取りながら体制を取る方向で情勢が進んでいます。自衛隊につきましてはこの釜石地区の連絡員、今現在13名。あとその他ヘリ関係の連絡員、自衛隊その他10名がこちらの方に勤務させていただいて、その体制を取っていく状況になります。

消防:消防隊の活動といたしましては、現在尾崎白浜地区に2ヶ所の消防水利を確保し、2ヶ所のホースの延長を行います。東側の方では林道の部分を利用しまして、約ポンプ車5台、ホース44本延長しまして、青出方向に向かって伸ばしております。そこでは活動隊は火の火点はまだまだ遠いので、チヌークとかの消火が終わったところを目指して、そこで完全消火というかたちでやってますけど。こちらの方に火災が来るのを防ぐということで防火隊を設けながら、見守ってる状態でございます。で、もう一つは、一本があの住居の真ん中辺ですけども、そこもホース20本延長して、そこでも火が近づくのを防御する活動を行っております。その他に佐須地区なんですけども、そちらの方には7団の消防団が配置しまして、まだ風は見えてませんけども、そちらの方に火がだんだん西側の方に来ておりますので、民家を守る体制を取っている状況でございます。

質疑・応答

≪尾崎白浜地区林野火災に伴う災害の続報について≫

質問:市長は自衛隊のヘリで上空から視察されたそうですけど、どれくらいの時間、全域をご覧になってどんな印象を持たれたのか。鎮圧している方向なのか、それともまだまだ延焼が懸念されているのか、お伺いしたいと思います。

市長:9時から自衛隊のヘリに搭乗させていただきまして、現場の確認をしてきました。全体としては、非常に煙が多く、具体の箇所が見えない部分が多かったんですが、昨日夜間の火災の延焼が非常に大きい印象です。燃えきってしまった部分の範囲が広範囲にわたって見えました。それから煙が立ち焦げているところが、数十ヶ所ございました。先程隊長さんの方からお話がありましたとおり、火の手は見えず、煙が見えるということは当然林の中が燃えてるということだと思います。その林の中の様子がどのくらいまで延焼しているのかというと、外から煙だけ見てると、チヌークの効果で火の勢いがかなり収まっていると思います。ただ煙があるということは、まだ燃えているということですが、火の勢いの程度は十分把握できていません。煙の箇所が何十ヶ所も見えるということは、風の勢いで火が飛散したために、面積がかなり広範囲に渡って、延焼してきたという印象があります。要は風が無ければ、あれ一面が火災で発生する訳ですけども、今回は飛び火して、かなりの大きな面積になっている。ただ、消防のヘリが合わせて12機来ており、朝から消火活動をしてその効果は発揮されていると思います。午後に2機チヌークも来て、合わせて14機になりますので、午後の消火活動に大いに期待をしているところでございます。ただ見えない部分がありますので、万が一に備えて、地上部隊の方も万全な体制を取っていきます。

質問:今朝の8時55分で焼失エリア400ヘクタールとは、すでに焼失したエリアなのか、または今燃えている部分も含めてなのか。

市長:焼失した部分だけでは無い。今燃えている部分含めてですね。エリアなので、400ヘクタールの中には燃えてない場所もある。火災が見えている場所の間を点で結んだエリアなので。

質問:そうすると実際に燃えきった焼失エリアは。

市長:まだ分からないです。

質問:焼失エリアという言葉に誤解があるかもしれませんが。

回答:今燃えている範囲と認識してもらえれば。

市長:風で飛び火していますから、飛び火したエリアを含めると400ヘクタール。先程私が見てきた焼失エリアには、固まったエリアで全部燃えている部分もある。この面積もかなりの面積で、杉木立が全部燃えて、木の柱の部分だけが残っている場所があります。これは悲惨な状況ですよね。

質問:それは400のうちの半分ぐらいですか。

市長:まだ分かりません。そういう箇所が何ヶ所かありますので。

質問:昨日の延焼で、100ヘクタールよりは明らかに増えてるということで間違いないですか。

回答:そのとおりです。

質問:東西南北で言うと、昨日の火はどの方向に燃えましたか。

回答:西側と南側

質問:早発ヘリで海水を運んでいるヘリがチヌークですか。

回答:チヌークです。機体が小さなタイプのUHというヘリも消火活動できるものです。

質問:袋みたいなのをぶら下げているのがチヌークですか。

回答:それはUHです。

質問:7機と2機で全部で9機。チヌーク7機とUH2機は全部海水を掬い上げて、ピストン運動をしながら放水していると考えてよろしいですか。

回答:そうです。それから午後プラス2機、大型のヘリが佐須地区の方に向かいます。

質問:水・海水の放水は、全部で11機になるということですね。

回答:そうです。

質問:避難者の方々の避難指示が長引いていますが、どのくらい避難生活が続くのかとか、現場に行くと不安な声が聞こえてきますが。

市長:集落に延焼を及ぼさないことが確認されない限りは、戻れないということになります。その間の食事の提供やお風呂の配慮はさせていただきたいと思っています。

回答:日中からお風呂を使えるところも考えています。

質問:保健師は。

市長:避難所には保健師さんが配置になってますので、健康面にも配慮したいと思っていました。

質問:校庭の駐車場の車の中にも人がいらっしゃって、エコノミー症候群、血栓が詰まることが心配になってくるんですけども。

市長:今、旧商業の体育館と平田小学校の体育館が避難所です。平田小学校の体育館の方が人数も減ってきているようなので、商業の方に統合して生活出来るような体制を今検討しております。避難されている方々の安全面・健康面、それらを最大限注意しながら対応したいと思っています。

質問:避難は鎮圧までですか。鎮圧が出るまでは避難指示というかたちでよろしいですか。

市長:そのとおりです。集落に延焼が及ばないという確信が得られるまでということです。ただ面積が広いので、今後の風向きでどのような展開か分かりませんが、こちらの方に火が来ないという確認が取れれば、戻れると思います。しかし、全体の鎮圧というのは、難しいと思います。面積が広いので、「鎮圧する」と「戻る」がイコールにならないかもしれません。

質問:市長の印象の確認ですが、チヌークの活動や活躍によって大分抑圧できているようには見えるが、まだまだ煙が上がってる場所が多いので心配であるということは、延焼に打つ手について困っているのか、それとも天候等で急に大きな風が吹かなければ収まる方向だという見通しなのかを教えてください。

市長:見通しは分かりません。ヘリによる消火活動を頼りにしておりますが、その効果は非常に出ています。煙のところを集中的にやっているが、その林の中ではどの程度広がっているのか分からない。これからの風向きによります。天候によっても広がりが出てくる可能性もあります。ですから現時点では、ヘリの消火活動の効果は見られますが、今後は天候や風向き等によってどう変化するか分からない。引き続き最悪の場合に備えた体制を取っておかなければならないと思います。まだまだ安心できる状態では無いと思います。

質問:現時点で広がっているんですか、それとも押し留まっているんですか。現状の維持で、前線は維持されているのか。それとも拡大していっているのか。

市長:拡大をかなり抑えつつある。

質問:それでも少しは拡大してるということか。

市長:はい。

質問:今、火は民家までどのくらいまで近くなっているんですか。

回答:数百メートル。

質問:尾崎白浜の方で数百メートル。

回答:昨日は1.5キロと言いましたが、尾根を越えて下がってきました。尾崎白浜側の一番近いところは300メートルくらい。

質問:佐須側はどのくらいありますか。

市長:佐須はかなりある。ただ、今地上の方はかなり収まっています。消防団の人たちが待機して、一部放水しているところもあります。集落に来ないように消防団の人たちが防火隊を作って守っているということです。現状では集落まで来る怖れは無いようにしているところです。

質問:知事は現場視察にいらっしゃるんですか。

市長:1時頃に到着予定です。朝は煙が多くて、ちゃんと見えない部分が多かったので、ヘリにもう一度乗れる機会があれば、乗せていただければありがたいかなと思います。

質問:市民生活全体の方には、今のところ影響は。煙が大分流れて来ています。

市長:煙が流れてきていますが、今のところは大きな影響はない。学校についても、休校はない。

質問:この規模の大火は何年前くらいなりますか。

市長:平成20年の春に、唐丹でありました。あの時も自衛隊のチヌークで何とか食い止めました。

質問:それ以上の規模ですか。

市長:唐丹は最終的な消火面積が150ヘクタール。今回の場合は飛び火してますから、燃えてるところ燃えてないところがあるので、実際に本当に燃えたところがどの程度なのかは最後にならないと分かりません。今の感覚で言えば、唐丹の倍ぐらいはある。

質問:釜石はじまって以来ぐらいの山林火災ですか。

市長:昭和51年くらいにもあって、あっちの方が大きいと思います。さっき400ヘクタール燃えていると言いましたが、燃えている箇所はあちらこちらなのでね、実際の面積はかなり少なくなる。もし上手く消火が出来れば、それほどの面積にならない。上から見て大丈夫のように見えても、実は地面の方がやられている場合もあるので。

質問:そういう最悪な部分も含めれば、経済的な損失は最悪の場合は400ヘクタールになるのではないかなということですか。

市長:その可能性は高いです。

以上。

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