日時 平成20年7月2日

場所 釜石・大槌地域産業育成センター

参加者 32名

 

市民:今日は釜石市役所の幹部がみんな来て恐縮している。市長が自ら先頭に立ってやるということに感銘を受けた。説明を聞いて、我々ももっと早くから参画してこなければなかったと思っている。野田武義前市長が言われた言葉で忘れられない言葉がある。私が交通安全協会で働いている頃、年始の挨拶で言った言葉だ。人生には上り坂、下り坂、そして「まさか」という坂もあるという話だ。平田も最初の頃は観音や鉄の歴史館など良いイメージのものが立地したが、最近はゴミ処理施設や使われなくなった車の処理場、火葬場など、余り好ましくないものの立地も目立ってきた。先般の地震のような災害があった際このような施設に、この「まさか」が無いように心がけていただきたい。

市長:私が感銘を受けた言葉は「弧掌は鳴らず」だ。文字通り、手のひらはひとつでは鳴らないのとおなじく、人は一人では何も出来ない。みんなで一緒になって取り組んでいきたい。平田の皆さんにはいろいろとご理解をいただきご協力していただいている。終末というと悪いもののイメージだが、それも生活の中の一部だということで受け入れていただきたい。終末処理ではなく、エコタウンだ。板木山のことについても皆さんのご理解をいただかなければならない。先日の唐丹の林野火災の際に自衛隊のヘリポートとして平田の埋立地を提供して大変好評だったが、あそこは津波の心配がある。そこで訓練等をする際に新たな場所として板木山を紹介しているところだ。 

市民:何団体作って、どのぐらいのスケジュールでやるのか。

市長:市内7地区の応援センター単位で設置したいと考えている。栗橋と唐丹についてはすでに体制が出来上がっているので早々に立ち上げ、他の5地区についても7月の後半を目処に設置したい。生活応援センターの所長が中心となって人選して進めたい。 

市民:要望事項を紙にまとめてきたがそれを読む形で発表する。紙についてはあとで渡すので読んでくれ。
 4月に青葉ビルが出来て2回ほど利用した。行ってみても誰もいない。高齢者サロンの利用度が低いように思えるがどうか。
 去年、健康まちづくり検討会をやった。私はハートフルカードの担当として参加したが、その成果はどうなったのか。ハートフルカードは、当初高齢者を対象としたものだったが、新潟の地震の発生もあって防災のカードにしようと途中で変更し、検討会で発表した。その成果について活用されていないのではないか。
 湾口防波堤が出来た後の静穏水域について、その活用はどのようになっているのか。湾内の水質はどのように変化しているのか。釜石湾を取り巻く平田、尾崎白浜などの生活排水の問題もある。定点観測の必要があるのではないか。平田湾で過去に公害問題が発生したことがある。そのような事故を2度と起こしてはならない。環境をまもっていかなければならない。クリーンセンター等の施設ができるが、湾内の汚染の心配がないようにお願いしたい。

健康福祉部長:高齢者サロンについては、お話しのとおりだ。今年度から始まった事業であるが、今の段階では利用者が少ないのでPRを図っていきたい。平田地区については「お茶っこクラブ」を設置し、月1回行事に併せてお茶の会をしている。健康まちづくり検討会の発表については私も聞いた。その中で各生活応援センターが実行できるものから始めている。決して皆さんの意見をないがしろにしているわけではない。

釜石地区生活応援センター所長:お話のあったハートフルカードについては、港町の町内会のほうで試験的に始めることにしている。また、松原、嬉石、大平地区では、県の事業を導入して地域支えあいマップづくりモデル事業としてやることにしている。

上村副市長:私も県職員時代に水産試験場にいたこともあり、及川さん以上に心配しているつもりだ。水質悪化に対する防止には、漁業をしっかり守っていくことが大事だ。その事で生き物が育ち、汚染についても早期に発見できる。湾口防波堤については港湾の振興ということもあるので漁業と対立するように見えるが、ちゃんと両立してやっているところもある。みんながそれぞれの立場できちんと守ることが大切だ。

市民:水質調査、汚染調査について考えたことはあるのか。

市長:クリーンセンターや立地する企業についてはしっかり環境に対する調査はしている。市内の下水道普及率は60%ぐらいだ。市内では鵜住居地域が早急にやらなければならない。排水の問題については各自も気をつけていただきたい。

市民:洗剤の汚染についてはどうなのか。

市長:環境問題については漁協の婦人部が一生懸命に取り組んでいる。自分たちの生活にかかわることだ。ただ、海に関係の無い人達の汚染が心配だ。その辺についてもみんなで考えていきたい。

市民:湾内の定点観測についてはどうか。

上村副市長:湾口防波堤が概成する前からずっとやってきている。

市民:クリーンセンターについてはこれまでも15回ほど説明があり、理解したつもりでいる。安心してはいるが十分注意して建設してほしい。道路の問題についても予算の関係もあると思うが捨て身にならず取り組んでほしい。商業高校の跡地についてもきちんとしていただきたい。
 地域会議のあり方について、先ほどの話ではお年寄りには取り組みが難しいのではないか。ここで全部解決してしまうと町内会はいらなくなるのではないか。町内会は町内会としての取り組みがある。地域の振興協議会についても去年諸般の事情で解散したがもう一度結成しなければ平田の発展は無いものと思っている。

市長:町内会と地域会議のかかわり合いだが、町内会が単体だと隣の町内会がどんな課題があるのかわからない。町内会が市役所に来なくていいというのは、我々がここに来るということ。町内会には今まで以上に活動していただきたい。決して活動を制限するものではない。このような場で要望するとなれば、各町内会からたくさん要望が出てくる。ある程度整理して、出席者の皆さんもある程度限定した上で開催したい。個人の要望についても町内会で吸い上げていただきたい。
 栗橋や唐丹、鵜住居などはもう地域会議の形が出来上がっている。甲子方面はさっぱりで、町内会さえないところもある。それではダメだ。市民総参加でまちづくりをやるには栗橋などのレベルに市全体を持っていきたい。花巻のように住民が自主的にまちづくりに参加しているところはいいが、釜石がそのレベルになるまでには時間がかかるので、市が「業務」としてやろうということだ。協働は一緒に汗をかこうということだ。よろしくお願いしたい。クリーンセンター等、いろいろ要望があったが決して忘れているわけではない。それぞれの部署で取り組んでいる。ある程度まで進んだら地域会議等で報告し、皆さんの意見も取り入れながら進めたい。 

市民:地域会議の必要性については十分理解した。ただひとつ、生活応援センターが下平田に設置されたが、地域会議の範囲はニュータウン、上平田、尾崎白浜、佐須まで含めた範囲でやるのか。そしてまた、一律25万円の交付金が交付されるが、公費として交付するのであれば領収書が必要となるのか。どこの町内会に会計が委託されるのか。

市長:今回の交付金25万円についてはあくまでも地域会議の運営費だ。ひとつの考えでは地域内の広報費として活用するとかでも良いだろう。25万円では大きな事業は出来ないから運営費ということだ。誰が管理するかについては、地域会議は生活応援センターの事業であるので会計は生活応援センターで行うが、地域の人達のために使うお金だ。運営委員会を設けて所長と相談して活用していただきたい。地域会議の狙いは、地域の皆さん一人ひとりがいかにして市政に参画するかの説明だ。市政参画の第1歩だ。自分たちの思いが一つ一つ形になっていくという思いを持ってもらいたい。エリアが広いかもしれないが、既存の生活応援センターのエリアでとりあえず始める。小佐野地区など、とても広いところもある。生活応援センターがたくさんあればいいのだが、お金と人がかかる。細分化すると地域会議を開始するのにも時間がかかる。地区内でブロック単位で会議をやったりすることもあるかと思う。その辺も皆さんで考えていただきたい。