日時 平成20年6月30日

場所 鵜住居生活改善センター

参加者 60名

 

市民:先ほどの説明の中で具体例について、防災の件が出ていた。我々もモデル地域として取り組みたい。まだ個々で活動している段階なので、制度を利用して取り組みたい。二つ目は健康のことだ。今度鵜住居地域防災センターが整備されるが、その中に体育室がないという話を聞いた。健康のためには運動が大切だ。なんとか今の施設の程度のものを作ってほしい。

市民環境部長:防災のモデル事業は全国で釜石だけが採択された。今回は市内の小中学校の防災教育ということで年間300万円の予算の2カ年事業だ。地域の協力も得ながらやっていきたい。今、市内には自主防災組織が29団体組織されているが、鵜住居地域にはまだ組織されていないので地域の皆さんの協力を得ながら立ち上げたい。

健康福祉部長:防災センターについて、今新たに建設を進めているが、3月まで設計を行っていた。その中で3回ぐらい地元の人に入ってもらい意見を聞いた。体育施設がないとの質問だが、新しい施設についても現状程度の運動はできる見込みだ。バレーとかは無理にしても。平成21年の4月に供用開始できるように進めている。 

市民:率直な疑問だ。この地域会議ができて良かった、うまく行って良かったと思えるようになれば良いと思っているが、そこで質問だ。なぜこの時期に作るのか。大槌町との合併の期限が迫っている中で、旧村部単位で地域会議を作ることをどう理解したら良いのか。目的はコミュニティの共有、協働、要望を集約する場だと理解するが、代表として誰が選ばれるのか。市が選ぶことになれば片手落ちにならないか。元議員や市の元幹部などの学識経験者が入っていない。それから、民生委員は厚生労働大臣の任命だが、このような活動をさせて問題ないのか。また、地域会議で要望を集約するとなれば住民の持つ請願権が抑制されないか。陳情が抑制されはしないのか。地域会議が地域に限定された話題を取り扱うことになれば、教育やスポーツ、医療などの全市的な課題の討議はできるのか。少なくても現職の議員は参加すべきだと思うが。

市長:地域会議の問題をつぶさに質問していただいた。大槌との合併の議論の中でなぜ今地域会議かという話だが、総体的に言えば、市の面積が大きくなるので住民の皆さんは役所までの距離が遠くなる。合併して、地域においた7カ所の生活応援センターがそのままで良いのかどうかという話もあるが、そこに行けば何でも解決できる「小さな市役所」、市の地域の拠点となれば良いと思っている。先日、小佐野で市政懇談会をやったが、あちらも区域が広い。区分けの問題もあるが、まず皆さんに集まって議論していただきたい。
 人選については、初年度のみ応援センターの所長にがんばってもらうが、形ができた後は地域の人たちが集まって選んでいただきたい。地域会議は地域のものだ。ただ、選挙して選出するわけにはいかないし、町内会などの団体もあるので、その代表の方々や、また、この地域には振興協議会があるのでそのような団体に構成していただきたい。振興協議会のような形の団体は栗橋地区や唐丹地区にもある。この地域を含めたこれらの地域が模範となって他の地域に示していただきたい。理想の話があったが、まず一つは地域の地盤をしっかり整えて、全市的な問題についてはかまいし未来会議で話し合いたい。地域の課題は市の課題でもある。市の財政が厳しいから市民に押し付けようと言うことではない。住民が主役だ。だからといって、4万2千人の市民の話をすべて聞くこともできないので生活応援センター単位に地域会議を設置する。花巻市では既にそのようなシステムが出来上がっている。まず第一歩として皆さんに集まっていただき始めてもらい、地域の皆さんが主体性を持って進めていただきたい。花巻では条例という決まりを作ってやっているが、釜石はまだそこまで行っていないので、生活応援センターの事業として行う。 

市民:生活応援センターができて1年間やってきたが、業務の中身で問題点があれば教えていただきたい。
 それぞれの地域で課題があると思うが、それに優先順位を付ければ大変な作業となる。地域会議のメンバーみんなで現場を見なければ順位を付けれないと思う。私は根浜の親交会の会長を長くやってきた関係で、今まで何度となく市に要望活動をしてきた。要望の際には数人で市長室に行っていたが、地域会議ができればそのメンバーとなれるのは一人だ。その一人の責任は重大なものとなる。地域会議の目的はこの地域を良くしようということだと思うが、それにはそれぞれの町内会のやる気を起こさせる方式の方が良いと思う。「協働」という言葉がたくさん出てきているが、行政側にはどれだけやる気があるのか。行政から市民の方に溶け込んでいかなければだめだ。

市長:まとめることは難しいことだと思う。無理してまとめようとは思わない。とりあえず、「会議」なので、「みなさん、ここへ来て我々と課題について話し合いましょう。」ということだ。まず第1歩だ。一つひとつ問題を解決していくべきだと思う。「協働」は、我々も汗を流すから皆さんも一緒にやりましょうとのことだ。最初から一つにまとめましょうということではない。ただ、集まって話をしていろんな地域の要望、問題を共有することも大事だと思う。だからといって地域会議ですべて解決しようとしている訳ではない。わざわざ市役所までこなくても良いことなどは地域会議で解決できれば皆さんの負担も減る。1歩1歩解決していきたい。

鵜住居生活応援センター所長:生活応援センターのこの1年について話す。出張所業務については従来どおりだが、健康の面では地域の皆さんの健康状態を知ろうということで500名を超える高齢者のデータを集めた。これらを活用して健康面の不安を解決できるようにしていこうとしている。公民館活動は今まで通りの活動のほか、世代間の交流にも力を入れてやっていこうと思っている。

市民:「これをやればこのようになる。」というような地域会議がもたらす夢を語ってほしかった。要望の件については理解した。
 市民:川目地区にある公民館の問題について陳情したい。川目の公民館は老朽化が激しくとてもひどい状況だ。トイレについては便槽が破損しているし、水道は飲める状況にない。床も腐食し落ちている。災害の際の避難所としても使える状況にない。改修について、この場で即決していただきたい。

教育次長:川目公民館の状況については把握している。2月に現場を調査している。3月の市長陳情を受けて、陳情の場でも話をしたが、公民館の新築については考えていない。道の駅とか農林水産業の施設ということで検討している。

市民:事故が起きた際のことを心配して話をしている。お金がないのなら材料費さえ出していただければ後は協働でやるが。

市長:先ほど道の駅との答弁であったが、道の駅は少々大げさだ。ささやかな産直施設として整備したいと考えている。私も現場を見て対応したい。今日即決するのは勘弁していただきたい。 

市民:広報誌に載った記事より説明がわかりやすかった。この地域会議が機能すれば今の市議会議員の活動は大きく変わる。町内会も大きく変わるのではないか。何に重点を置く町内会という視点が明確になる。町内会が大きく育って脱皮していけば良いものになる。ただ、地域会議の業務が生活応援センター所長の業務だということになれば、所長は業務が多くなり大変だと思う。市長は、地域会議が軌道に乗れば所長も楽になると行ったがそれまでは大変だ。所長の業務にもう一度目を向けて見直してみてはいかがか。
 それから、先ほど出た優先順位の話だが非常に難しいと思う。町内会長がずらりと並ぶと必ず地域の利権誘導型になる。マニュアルを早く作らなければ大変だ。会議の開催頻度や開催時間はどれだけなのか。開催場所にも考慮していただきたい。テーマによっては開催場所を変えるなども考えてほしい。
 会議の運営についてはこれからなんだろうが、運営会議が作られた場合、進行管理はすべて応援センター所長ではなく、議長を選出してテーマごとに変えていも良いのではないか。テーマについても市長は何でも出してくれと行っているが、家の前の溝さらいなどを出されたら大変な話だ。片岸町内会は割合うまく行っているが、特定の人が町内会を飛び越えて特定の議員と市当局に行って話したりすることがたまに出てくる。その意味でもテーマをきちんと設けてやってほしい。

市長:今の話は肝心要の部分だ。我々が答えを全部出してやるのが良いのか、地域の人たちが知恵を出してやるのが良いのか。最初だけは応援センター所長にやってもらうが、後は地域の皆さんで決めてもらいたい。私も全く同じ考えだ。市民の皆さんの意見を反映させる運営委員会をやっていこうと思っている。地域会議の回数だが、市内7カ所に地域会議を設置するので1回ずつやっても7回やることになる。それ以上やったら本来の市の業務ができなくなる。ただ、地域の皆さんで問題を煮詰めるのは大事なことなので何度でもやっていただきたい。所長の仕事が多くて大変だとのことだが、実務については総務企画部の職員がやる。副市長以下で対応する態勢だ。場合によっては部長が出席し答弁することもあろうかと思うが、ある程度のマニュアルも必要かと思うので後で示したい。

市民:市政懇談会が7カ所でとのことだが、昔の市町村の区分けで良いのかなとも思う。地域会議は統一したテーマになってくるのではないか。町内会は今でも活動しているが、市から移譲された事業もやらなければならないのかと苦情が出ると思う。町内会活動にマッチしたテーマで活動してもらえれば良い。
 生活応援センターができて1年だが、箱崎はちょっと遠いがすぐに対応してくれてとてもありがたい。小学校も統合して、漁村センターとあわせて管理が大変になってきている。市の方へ行って勉強したいと思っているのでよろしくお願いしたい。