日時 平成20年6月27日

場所 市民文化会館第2・3練習室

参加者 56名

 

市民:今日は市政懇談会ということでご苦労様です。だが、市民の代表なので苦労するのは当たり前だと理解してほしい。協働についてということが説明の中にあったが、協働について市民に協働を求めるのか、それとも職員が自分の仕事を全うして係や課を超えて協働するのか。そのへんについて伺いたい。
 釜石地区の防災の話だが、住民は自分の命はちゃんと考えている。そこへ市が力を貸してくれればうまく行く。そのことについて職員がどれだけ理解をしているのか。職員が先に模範を示せばうまく行くのではないか。

市長:職員と市民の協働の話だが、職員はそれぞれに一生懸命やっている。職員も地域に帰れば一人の市民である。いろいろと取り組んでいる職員も多い。また、そうでない人もいるのかもしれない。協働は市民に押し付けるものではない。行政というのは本来、市民のもの。だが、市役所がそれをやって、そのことに対し住民が意見をしている形だ。逆になっている。財政的に豊かなときはそれでも良いのかもしれない。お金がないから市民に押し付けていると思われるかもしれないが、皆さんが主役だという意識を持ってやってもらいたい。職員も市民の一人だ。一緒に汗を流すのが協働だ。その意味で、地域会議の根幹だと思う。 

市民:生活応援センター長に聞きたい。地域会議は人選をするようだが、何人くらいになるのか。

市長:私の方で回答したい。本当は地域の皆さんに独自に選んでもらいたいのだが、明日からすぐに選べというのも無理な話なので、とりあえず応援センター長に地域の人たちと相談しながら人選してもらって準備委員会を作り、その人たちに運営委員を選んでもらう。運営委員が地域会議のメンバーを選ぶ。運営委員会は5~10人ぐらいか。地域会議は文字通り会議である。地域の代表が出席する。地域の意見を良く吸い上げて参加してほしい。立ち上げのプロセスにも市が力を貸す。だが、いつまでも市に頼るのではなく皆さんでやっていただきたい。橋野や唐丹はもう既に連合体ができて活動している。皆さんもそのような形になっていただきたい。最初の一歩だ。

市民:市議会の中でわかっているという人もいると思うが私にはよくわからない。市長の考えが市の若い人にどれだけ伝わっているのか。また、市職員のOBは退職して何をやっているのか。
 釜石公民館の浜町分館についてはいろいろと便宜を図っていただいているが、この辺には橋野のような立派なステージのある公民館はない。だが、公民館活動はがんばりたいと思っている。
 防災について、先日土砂災害の訓練があった。浜町3丁目の町内会は急な参加であったが消防防災課で用意した資料がすばらしかった。おかげで訓練がスムーズに行えた。資料がすばらしかったのは、消防防災課には長く勤めている職員がいて努力しているからだ。あまり早く異動されない方が良い。防災訓練のとき、市長さんや副市長さんに来ていただき、声をかけていただければ参加者もうれしいのではないか。

市長:町内会も今までは単独であったから周りがよく見えない。これからは連合体として協力して取り組むということも理解してほしい。 

市民:地域会議ができた場合、今までの町内会や各種団体などの要望活動はどうなるのか。交付金の使い道についてはどうなのか。どの団体に使い方を任せるのか。

市長:今までは各町内会で要望が出てきた。これからは我々が地域に出向くのでわざわざくる必要もない。また、議員に頼らなくてもよい。議員には市政全般についてのことについて力を注いでほしい。町内会があるところは良いが、ないところもある。そういうところは大変なので、生活応援センターに地域会議を設置する。花巻市はもう既にそういった形ができている。花巻市は行政が支援という形で関わっている。釜石はまだそこまでいっていないので生活応援センターの業務としてやる。ただ、花巻方式は自立した組織に権限とお金を与えるので条例を定めなければならないし、面倒な面も出てくる。釜石は生活応援センターの業務として行うので自由が利く。地域会議の目指すところはもっと高いところに理想があるが、まず第1歩だ。
 交付金の25万円については所長が皆さんと相談しながら使い道を決めて使う。地域によって使い方が違うと思うので、相談しながら決める。

市民:小佐野の市政懇談会に出席した町内会の人に話を聞いたらよくわからないとのことだった。地域会議の設置について、行政と市民の接点は議会や職員があると思うが、今回の地域会議は市民側から行政へのアプローチである。議員の歳費も税金から出ているし職員も給料をもらってやっている。地域会議のメリットはお金がかからないことだと思うが、バランスが欠けるのではないか。

市長:地域の課題については、この場で結論が出るといったメリットがあると思う。議員としても地域の要望とかも無くなるので地域のことだけでなく市政全般について議論することができる。地域に仕事が回って行った分バランスが悪くなったように見えるが、職員もその空いたところでまた違う仕事をやるということで市民の方にもメリットを出したい。

市民:議員にとっては議員活動に支障が出るのではないか。地域会議の設置について議会の議決は必要ないのか。

市長:花巻方式の、民間の人たちが市政に参加するには条例が必要だ。釜石は生活応援センターの業務として行うので条例も議決も必要ない。簡単に始められて効果も同じように得られる。ぜひ理解してほしい。

市民:これはこれとして、市役所の機構改革をすれば必要ないのではないかと思う。公務員は働かないと言われているが、私は市の職員はよく働くと思う。だが機能していない。自分たちで組織の殻に閉じこもっている。「私の仕事ではない。」「私にはそんな権限はない。」と閉じこもってしまう。もっと前に出て職員が働けば良い。職員一人ひとりにもっと権限を与えれば良いのではないか。その辺を改善すれば地域会議を設置しなくてもよくなるのではないか。

市長:職員は市民のためにやろうと一生懸命取り組んでいるが、全員がスーパーマンではないし、100点満点ではない。市民の意見を良く聞くことが大切で、地域会議もそのような場だ。要するにもっと風通しを良くしようということ。隣の町内会だけ良くなって片方が何もされない、ということのないようにみんながいる前で決めましょうということだ。町内会の役割は以前と変わらない。町内会同士で問題を共有しようということだ。 

市民:今、一番若い人がいる職場は市役所だ。市民とコミュニケーションをとりたいのならば、例えば若い人たちが何人かでグループを作って避難道路の掃除などをやって市民と話をしたらどうか。市職員がボランティアで良いことをやったという話は聞いたことがない。職員ももう少し活動をしてはどうか。よろしくお願いしたい。

市長:市役所で「これをやりましょう」と決めたことは部隊をくんでやる。町内会が高齢化で草刈りなどできないときは職員が手伝いに出て行く。

市民:そうではなく、職員が自発的にやらなければだめだ。

市長:何でも市役所がやるのではなく、地域の人たちの主体性を大切にしたい。地域会議の目的は責任の割り振りだ。 

市民:地域会議に生活応援センターが関わって行くとのことだが、人員の配置は考えているのか。今でも事業が多くて大変なのに、地域会議の事業が進んでくれば生活応援センターはもっと大変になる。

市長:大切なところだ。生活応援センターは大変だと思う。今生活応援センターは健康づくりに取り組んでいる。高齢者サロン事業もやるし公民館活動もしている。事業が広範囲だ。だが、釜石は高齢化が進んでいる。市内7カ所の生活応援センターを小さな市役所として整えて行きたいが、職員を増やす財源もない。少ない人数で最大限の努力をしてもらう。そこに地域会議もとなれば大変だ。設置には所長に苦労してもらうが、それ以外は市役所の総務企画部でやる。ただ、次の段階は皆さんが主体性を持ってやっていただく。その流れを作って行きたい。 

市民:市役所に電話しても、係、名前も言わない職員が半分近くもいる。

市長:職員についてのお話だが、どんどん本人に言ってやってほしい。職員の地域貢献については、どこの市政懇談会に行っても言われる。いろいろな参加の仕方があると思う。職員にもいろいろな形で地域貢献しようとしている人がいるが、まだまだなのかもしれない。いろいろな場で職員にお話ししていただきたい。 

市民:今年はオリンピックの年だが、市長は「かまリンピック」というのをご存知か。釜石の生活応援センターで、みんなが楽しんで取り組めるものとして考えだされたものだ。生活応援センター所長が中心となって一生懸命がんばってやっている。市長も一生懸命やっているが、みんなが言うように一生懸命やらない職員もいる。ただ、この地域の職員はがんばっている。

市長:直すべきところはきちんと直して行きたい。何度も言っていることだが、30年後には釜石の人口は15000人だ。それではだめだ。皆さんと一緒になってやっていきたい。一生懸命やるのでよろしくお願いしたい。 

市民:市長は去年の11月に就任し、今まで部課長が作ったスケジュールをこなしてきたはずだ。もう一度、スケジュールについて、原点に返って見直していただきたい。なぜ津波避難訓練が3月3日なのか。釜石には何度も津波が来ている。明治29年の大津波は6月だし、チリ地震津波は5月だ。3月の避難訓練は我が町内会では10名程度の参加者だった。寒いし、朝も早い。3月3日にこだわらず、もう一度見直ししていただきたい。
 もう一つ、市民を対象としたボランティア団体が市役所にはどれだけあるのか。市民がどれだけボランティアのことを理解しているのか。ボランティアの言葉の意味が分からないならボランティアではなく「無料奉仕員」と日本語でわかりやすく言え。市長の政治生命をかけてやっていただきたい。コメントはいらない。