平成27年4月27日記者会見結果

日時 平成27年4月27日 月曜日 午前11時5分 開始
場所 市役所 第2会議室
内容

市長の発表項目

  1. 釜石市立鉄の歴史館名誉館長の就任について
    資料No.1  釜石市立鉄の歴史館名誉館長の就任について(296 KB pdfファイル) 

  2. 釜石市唐丹地区学校等建設工事起工式について
    資料No.2  釜石市唐丹地区学校等建設工事起工式について(196 KB pdfファイル) 
     
  3. 公共施設及びスマートフォン等への情報配信について
    資料No.3  公共施設及びスマートフォン等への情報配信について(277 KB pdfファイル)

※資料のみ
資料No.4  釜石観光総合案内所の開設(220 KB pdfファイル) 
資料No.5  釜石市立鉄の歴史館ゴールデンウイークイベント(265 KB pdfファイル)

市長発言要旨

お忙しいところ、ご出席をいただき、ありがとうございます。
本日は、3つの項目について、発表させていただきます。

1つ目は、「釜石市立鉄の歴史館名誉館長の就任について」であります。資料1をご覧ください。鉄の歴史館は、近代製鉄の父、大島高任をはじめ、釜石の製鉄業に携わった先人たちの業績などを永く伝え残すため、昭和60年に開館しております。この鉄の歴史館の名誉館長として、このたび、大島高任の玄孫(やしゃご)であり、釜石応援ふるさと大使も務めていただいております大島輝洋(おおしま てるひろ)氏に就任していただくこととなりました。就任は、5月1日を予定しておりますが、橋野鉄鉱山の世界遺産登録を目前に控えた今、近代製鉄の父である大島高任のご子孫、大島輝洋氏を名誉館長としてお迎えし、大島高任の偉業を再確認するとともに、大島輝洋氏の講演会開催などを通じて、釜石の鉄の歴史や橋野鉄鉱山の価値を広く発信してまいりたいと考えております。

2つ目は、「釜石市唐丹地区学校等建設工事起工式について」であります。資料2をご覧ください。4月30日、午前9時30分から、唐丹中学校体育館におきまして、唐丹地区学校等建設工事の起工式が行われます。起工式には、唐丹小学校児童、唐丹中学校生徒もアトラクションなどで参加することになっております。工期は、平成30年2月15日までですが、その1年前の平成29年2月15日には、校舎部分、及び体育館が部分竣工する予定であり、児童、生徒の皆さんは、平成29年度から新しい校舎で授業を受けることになります。工事は、現在の仮設校舎の隣接地で行われることになりますので、施工業者の皆様には、工事区域と仮設校舎の区域との境を分かりやすく示して いただくほか、工事の騒音などが授業の妨げにならないような対策、工事用車両の誘導など、安全面、環境面での十分な配慮をお願いしたいと思っ ております。市といたしましても、施工業者の皆様と連携を密にし、子どもたちが平成29年度の学校生活を新しい校舎で迎えられるよう取り組んでまいります。

3つ目は、「公共施設及びスマートフォン等への情報配信について」であります。資料3をご覧ください。5月1日、午前11時から、釜石市立鉄の歴史館におきまして、情報配信の開始セレモニーを行います。これは、住民の皆様や市外から訪れる皆様に、それぞれの情報受信環境に応じた、より多くの情報受信機会を提供するため、国の復興予算を活用 し、情報配信基盤の整備を進めてきたもので、市内15カ所に設置した情報受信装置やスマートフォンなどに、お知らせやイベント情報、観光スポッ トの情報などを配信するものであります。また、この情報配信基盤は、住民の方などが地区で開催するイベントなどを発信することもできる官民共同利用型の基盤としましたので、市からの情報だけでなく、民間の情報も発信することで、情報の充実を図りたい と考えております。情報配信基盤を活用したきめ細かな情報提供により、関心を持たれた行事への参加などを通じて、住民同士、あるいは住民と来訪者の交流が活発になり、また、観光面では、当市の魅力を広く発信していくことで、早期復興につながっていくことを期待しております。

以上で私からの発表は終わりますが、情報提供として資料を2つお配りしております。 資料4になりますが、一昨日、当市の表玄関である釜石駅前の分かりやすい場所を情報発信の拠点とするため、JR東日本盛岡支社のご協力をいただき、フォルクローロ三陸釜石の1階に釜石観光総合案内所を開設しております。また、資料5は、ゴールデンウィークの鉄の歴史館の催しですので、ご覧いただきたいと思います。

以上で、私からの発表を終わります。

 

質疑応答

《釜石市立鉄の歴史館名誉館長の就任について》

質問:名誉館長というのは、初めてでしょうか。

回答:初めてです

質問:大島さんの年齢を教えていただきたいです。

回答:昭和23年生まれ、今年で67歳です。

質問:就任にあたって、釜石にいらっしゃるということはないですか。

回答:5月1日はないです。

市長:世界遺産登録が決まれば行事があると思いますので、その際にはぜひ来ていただければと思っております。

質問:イコモスの勧告が出たときに、何か予定されていますか。

市長:勧告ではなく、決まってからです。勧告ではなくて、正式に決まったときに行事を予定しています

質問:イコモスの勧告があったときには、市として何か対応されるのですか。

回答:市長コメントを出させていただくだけです。

市長:勧告は勧告ですので

質問:事実上は、内定だと。

市長:今回はそうはいかないのではないですか。韓国が反対しているということもありますし。従来の形で納まらないのではないかと思っています。

質問:何か心配事でもありますか。

市長:全会一致ではないでしょうから。ですから、なかなか予断は許さないと。勧告は当然、勧告になるでしょうけど

質問:関連ですが、改めて橋野鉄鉱山というのは被災地である釜石で、世界遺産登録されるかもしれないと、その意義についてどのように考えていますか

市長:被災地としての意義というよりは、今回、明治日本産業革命遺産はシリアルノミネートで日本としては初めての世界遺産登録の形。要は、構成資産がたくさんあるけども、それを繋げるストーリーが世界遺産だという考え方。ここがまず従来の世界遺産登録と大きく違うところです。もう一つはストーリーが世界遺産だということですから、ストーリーがいかなるものなのかというところを理解していただくことが、その世界遺産の理解に繋がることであり、その構成資産の橋野鉄鉱山としての意義も、そこから生まれてくるものだと思います。ですから、橋野鉄鉱山そのものの意義というよりは、明治日本産業革命遺産のストーリーを市民の皆さんも、もちろんですが、日本国民がいかにそれを理解していくかというところが、もっとも重要なところだと思います。それは何かというと、今ある日本の近代国家、日本の原点が世界遺産としても価値があるということですから。橋野鉄鉱山とか例えば韮山の反射炉とか、いろいろなものがあるのですけども、そのものというよりは日本人としてのアイデンティティー、あるいは日本の近代歴史の歩み、そういったところの価値観というものを改めて見直すということだと思います。今まで例えば学校教育においても、近代の部分がなかなか疎かにされているという話を聞いています。歴史の授業においても、社会経済の授業においても、そういったところがなかなか指導できていないという話をよく聞きますけども、おそらく今回、このシリアルノミネートの明治日本産業革命遺産が世界遺産になりますと、胸を張って日本の近代化の歩みの部分を子どもたちに伝えることができると。もちろん第二次世界大戦という反省と教訓としなければならない部分もありますが、まずそのスタート地点から学ぶことによって、反省するところも反省していくと。学校でも授業、あるいはまた日本人としての、国家のありようについて、もう一回立ち返ってみる。そういう非常に大事な世界遺産だと思っています。要は学ぶということです。見て楽しむとか、見て優雅さとか優美さを競うということではなくて、そこの歴史に思いをはせながら、日本の歴史、あるいは日本人としての歩みというものを振り返っていく。そしてまた将来に繋げていく非常に大事な世界遺産だと思っています。これはなかなか一朝一夕に理解できるものではないので、たびたび橋野鉄鉱山に足を運んでもらいながら、石組みを見ながら、そういったところに思いをはせながら、これからの日本の将来について考えていく、そういう場所になるのではないですかね。あるいは、またそういう場所にしていかなければならないと思っています。

質問:復興に向けた歩みを続けている釜石にとって、ラグビーワールドカップの開催と並んで、もし橋野鉄鉱山が世界遺産になったとなれば、市としてはすごく明るい話題になると思いますが、そういう思いというのは市長の中では。

市長:もちろん、その通りです。しかし、繰り返しになりますがただ単なる喜びの材料ではないです。それ以上の大変重いテーマだと思っています。ただ世界遺産になって良かったねということではなくて、次の世代にも伝えていく非常に大事なものだということで、要はただ単に手放しで喜ぶことではない。これから時間をかけて、着実にこの意義というものを市民の皆さんをはじめ、広く国民の皆さんが理解していけるような、そういう取り組みが求められていくのだろうと思います。もちろん釜石にとっては今までそれを目指してきたわけですから、当然喜ばしいことですし、市民の皆さんにとっても、市民の宝が実は日本の宝であり世界の宝だということになるわけですから、これはもう大いに皆さんでお祝い事をしながら喜んでいく。そのことがまた復興にも大きく後押ししていただけるだろうと思っています。

質問:今おっしゃった、意義が伝わるのに時間がかかるかもしれませんし、一方で連休前半に、勧告で前向きなものが出たとすれば、連休中に人が来たりして良いと思いますね。まだまだもうちょっと交通の足にしても、現場にその意義を伝えるにしても、まだ十分ではないような印象ですけども、その辺りはどうでしょうか。

市長:今言ったとおり世界遺産ということで、物見遊山で来てくださる方がたくさんおられると思います。これはこれで大変ありがたいことですが、なかなかいわゆる交流人口の突然の増加に十分対応できない部分もあるでしょうし、またそういった釜石に期待して来る方々に対しても、そういう期待に十分応え切れない部分も出てくるのかもしれません。これはやむを得ないなと思っています。ですが、その価値は変わりないわけなので、先ほど申し上げましたとおり見て世界遺産だと喜んで帰っていただくだけではなくて、これは時間をかけてじっくりと学んでいくものだというところをぜひ理解していただけるように、伝えていかなければならないなと思っています。端的に言えば線香花火ではなくて、じっくりと時間をかけていく。そういう取り組みを釜石だけではなくて、今回の協議会、設立して取り組んでいるわけですから、協議会全体としてもそういう方向で取り組むべきではないかとお伝えしていきたいなと思っていました。なかなか橋野まで行く交通の便もその通りですし、例えば食べ物の提供もそうですし、あるいは案内もその通りで、一応必要最小限のところについては手を打っていくことにはしていますが、多分おそらく不十分なままで、たくさんの人をお迎えすることになるのだろうと思います。まず安全面には特段気を付けながら取り組んでいきたいと思います。

《釜石市唐丹地区学校等建設工事起工式について》

質問:工期に関してですけども、29年の2月には校舎と体育館の部分竣工で、工期自体が完全に終わるのが平成30年の2月と。1年間があるわけですけども、ここの間というのは外構とかそういった部分の工事になるというような回答でよろしいでしょうか。

回答:はい。具体的に言えばプールだとか、児童館だとか、今使っている仮設校舎の撤去だとか、そういうのに約1年掛かる予定でした。

《公共施設及びスマートフォン等への情報配信について》

質問:先ほどの観光客を迎える設備があまり十分じゃないというのとちょっと繋がるのですけども、橋野鉄鉱山のインフォメーションセンターあたりというのは携帯電話の電波があまり良くなかったと思うのですけども、そういうところというのは、いつごろまでに改善というめどは携帯電話会社と話はついているのでしょうか。

回答:auとソフトバンクはアンテナを設置していまして、docomoの方はなるべく早くということで。まだ時期については連絡をもらっておりませんけども、取り組むという話を伺っています

質問:エリア的には、山の中を結構歩いて行きますけども、どの辺まで入るのですか。

回答:そんなに奥までは通じないと思います。インフォメーションセンター周辺ということになるかと思います。

質問:高炉跡自体ある場所だと、一番高炉とか石垣がある辺りとか。

回答:一番高炉、二番高炉まではauの電波は入っているということです

質問:ソフトバンクは。

回答:確認していないので分かりません。

質問:15カ所の情報受信装置とありますが、これは具体的にはどんな装置ですか。また、新しくサイトを立ち上げるというようなこととは違うことでしょうか。

回答:まず情報受信装置はテレビです。テレビを置いて、そこに情報を映し出すということです。それから新しいサイトということではなくて、市がホームページに出している情報を、その公共施設に置いたテレビやスマートフォントに配信するという内容です。民間の人も投稿することができるので、こちらで内容を確認した上でになりますが、そうした民間のイベントもテレビとかに配信することができるようになります

質問:その市のホームページのというのは、ホームページにリンクしているいろいろなサイトに自動的に繋がるということですか。

回答:職員がホームページを更新する際に、この情報は公共施設のテレビにも映したほうが良いとか、スマートフォンに配信した方が良いと判断したときに、その入力作業の中でそういう印を付ければ、そちらにも出るということです。

市長:5月1日にイベントをすることにしていました。鉄の歴史館で具体的なデモンストレーションをやります

質問:事業費はいくらくらいですか。

回答:5,780万円くらいです。

質問:これは全額国費ですか。

回答:そうです。補助と復興交付税

質問:交付税措置で入ってくるという形ですか。

回答:はい。

質問:まちづくり会社のサイトにも、この今回の載る情報というのは全部載るのですか。

回答:まちづくり会社の方は、市のホームページの情報を取っていくようになっていますので、この配信とは別です。
まちづくり会社が作られているのは、ポータルサイトというインターネットのホームページの一つです。ポータルサイトですので、釜石市のホームページでの情報もリンクで貼っていますし、その他観光物産協会や民間の釜石市内の業者などが入力した情報が全て集まるポータルサイトを作っています。今回、市で発表させていただいているのは、市のホームページ、あるいは公共施設に置いた情報端末、それらに情報を配信する基盤、プラットホームを作らせていただいたということです。なので、それらによって出る情報はお互いに相互にリンクしているような状態では、皆さんには見ていただけます。

質問:まちづくり会社は、自分からアクセスして何かをやらないとその情報はとれないけど、鉄の歴史館でやる方は、アプリを登録さえしておけば自動的に情報配信されるということですか。

回答:そうです。アプリを各自、市民の皆さんの端末で、スマートフォンでアプリを登録していただければ、情報を目視で配信されますし、公共施設のテレビには自動的に職員が載せようと思った記事が配信されます。

《その他》 

質問:ラグビーワールドカップの関係ですけれども、開催が決まって、迎えての初年度になる訳ですけれども、本年度は開催に向けてどのように準備する年の位置付けでしょうか。

山崎副市長:スケジュール的な話については、最終的な確認はまだとっていませんけど、粗々のスタジアムの建設、ソフト的な基金の創設、あるいは市民の方々、他のサポーターの方々の盛り上げなどを分野別に分けた形の中で、その取り組みをしようということで今構築をしています。また、具体的に5月の末くらいに議会に対してそれらをお示しする中で、市民の方々にも周知をしていきたいと思っています

質問:そうなりますと、スタジアム建設に向けた準備。特にお金、資金の方ですね。

山崎副市長:そうです。

質問:あとは市民レベルでの盛り上げ方。例えば、何かのサポーターの組織みたいなのを作るとか、そういったところお考えか。

回答:そうです。スタジアム自体の造りの構築は建設するサイド、それから復興推進本部ということで、全庁的な取り組みの中で工程を作っています。土地の造成、それからスタジアムの建設ということで、時間差も含めて3年間の中で具体的な工程の作成を今、していました。それに伴っての財源の確保。それらも合わせて取り組んでいるという状況です

 

以上