平成26年3月31日記者会見結果

日時:平成26年3月31日 月曜日 午前11時00分 開始

場所:市役所 第2会議室

内容:

市長の発表項目

  1. 復興まちづくりについて
    ・釜石警察等の移転候補地について
    【資料No.1  釜石警察署、沿岸運転免許センター及び交通機動隊沿岸分駐隊の移転候補地について(101 KB pdfファイル) 】
    ・東部地区復興公営住宅の整備計画について
    【資料No.2-1  東部地区復興公営住宅の整備計画について(94 KB pdfファイル)  】
    【資料No.2-2   東部地区復興公営住宅資料位置図(5,343 KB pdfファイル)】 
    ・復興市営住宅ペット飼育要綱の制定について
    【資料No.3-1  復興市営住宅ペット飼育要綱について(55 KB pdfファイル) 】
    【資料No.3-2  復興市営住宅ペット飼育要綱(138 KB pdfファイル) 】
    ・災害廃棄物処理事業の完了について
    【資料No.4  釜石市災害廃棄物処理事業災害廃棄物等処理実績(103 KB pdfファイル) 】
  2. 平成26年4月1日付けの組織機構の見直しについて
    【資料No.5  平成26年4月1日付けの組織機構の見直しについて(96 KB pdfファイル) 】 

情報提供項目

  1. 三陸鉄道南リアス線運行再開イベント及び式典
    【資料No.6  三陸鉄道南リアス線運行再開イベント及び式典(42 KB pdfファイル) 】
  2. SL銀河運行開始記念イベントin釜石
    【資料No.7  SL銀河運行開始記念イベントin釜石(35 KB pdfファイル) 】

市長発言要旨

 年度末のお忙しいところ、ご出席をいただき、ありがとうございます。
 本日は、2つの項目について、発表させていただきます。

 1つ目は、「復興まちづくりについて」であります。
 資料1をご覧ください。
 釜石警察署、沿岸運転免許センター及び交通機動隊沿岸分駐隊は、東日本大震災で被災したことにより、現在は、釜石第二中学校跡地の仮設庁舎において、地域の安全・安心のために活動されておりますが、復興まちづくりを推進していくためにも、被災した釜石警察署等の一日も早い復旧が必要となっておりますので、移転候補地について、説明いたします。
 考え方といたしまして、まず、釜石警察署等の移転候補地を昭和園グラウンドとする方向で岩手県警察本部と調整を行いたいと考えております。
 昭和園グラウンドの面積は、約14,000平方メートルで、市と民間企業の所有となっております。
 現在、昭和園グラウンドは、応急仮設住宅用地として使用されておりますことから、被災された方々が新しい生活を始めることができるよう基盤整備や復興公営住宅等の整備を進め、応急仮設住宅の集約を行ってまいります。
 整備時期につきましては、岩手県警察本部では、早期の復旧整備を希望されておりますことから、平成28年度の着工が可能となるようにしたいと思います。
 移転後の釜石第二中学校跡地につきましては、釜石中学校のサブグラウンドとして活用する方向で検討し、地域にも開放したいと考えており、また、昭和園グラウンドに隣接するクラブハウスは、残すこととしております。

 次に、資料2をご覧ください。
 復興公営住宅全体の整備計画につきましては、前回の記者会見でお話したところですが、東部地区の計画では430戸を確保できる見込みが立ったものの、具体的な地区は年度内にお示しすることとしておりました。
 今回、東部地区の用地確保に一定の目処がつき、概算での整備戸数につきましても、皆様に報告できることとなりました。
 天神町、大町3丁目については、以前にお示ししたとおりでありますが、ほかに大渡地区に1棟、大町1丁目地区に4棟、大只越1丁目地区に1棟、只越町2丁目地区に1棟、浜町1丁目地区に1棟、合計で390戸の復興公営住宅を整備する目処がつきました。
 残り40戸につきましては、敷地提案型買取制度、借上市営住宅制度等により整備することとしております。
 また、小白浜地区の復興公営住宅につきましては、建物提案型買取方式を採用し整備することで事務を進めており、本日から公募を開始しております。

 次に、資料3をご覧ください。
 復興市営住宅でのペットの飼育についてですが、ペットが飼い主の心の支えの一助になることに鑑み、要綱を定めました。
 要綱は、復興公営住宅入居者選定方法等検討会の委員の皆さんに審査していただいたうえで、1ヶ月間の意見募集を行い制定したものであります。
 この要綱の制定により、今後整備する復興市営住宅のうち、一戸建ての住宅と、集合型の住宅では団地ごとに定める範囲内での住戸について、ペットの飼育を認めることとします。
 ペットの飼い主の皆さんには、良好な生活環境の維持向上を図り、他の入居者や近隣住民等の生活を尊重して、飼育していただきたいと思います。

 次に、資料4をご覧ください。
 当市では、東日本大震災に伴い、市内で排出される一般廃棄物の約55年分に相当する災害廃棄物等が発生し、国のマスタープランに基づき、板木山及び片岸地区でのリサイクル事業と、片岸中間処理場での混合廃棄物処理事業を実施し、今月末までの処理完了を目指してまいりました。
 今般、昨年12月に終了した板木山リサイクル事業に続き、片岸リサイクル事業と混合廃棄物処理事業が終了し、本日午後3時には、今回の災害廃棄物処理事業に携わった各事業者から最終報告を受けることになっておりますが、その報告をもって、当市の災害廃棄物等の処理の終了としたいと考えております。
 なお、当市における最終的な災害廃棄物等につきましては、これまでの処理実績から約94万トンが発生し、3年間で処理が終了したことになります。
 これもひとえに、東京都、村山市、米沢市、八戸市のほか、花巻市、一関市など、数多くの県内外の自治体・住民・企業の皆様のご理解とご協力によるものであり、改めて心より感謝を申し上げます。

 2つ目は、「平成26年4月1日付けの組織機構の見直しについて」であります。
 平成26年度は、少しずつ出始めた希望の芽を大きく育て、花を咲かせる本格復興の年として、次世代に誇りうる持続可能なまちづくりに取り組んでいくために、組織体制の強化を図ってまいります。
 資料5をご覧ください。
 はじめに、復興推進本部ですが、本部の体制につきましては、復興関連事業を確実、かつ機動的に実現していく原動力とするため、事業の進捗状況等の情勢を見極め、機能的に運営できるような組織の見直しや人員配置を行い、体制強化を図ります。
 主な見直しについてですが、1点目は、復興事業により市で買収した移転元、移転先の用地の管理と、売り払いや借地の事務手続き、及び工事担当と庶務担当を区別化するため、都市整備推進室に「管理係」を新設いたします。
 2点目は、がれき処理が25年度で終了したことにより、廃棄物対策室を廃止し、残務処理業務は市民生活部環境課に統合し、抜かりなく残務処理に当たってまいります。
 3点目は、被災者支援に万全を期すため、生活支援室と仮設住宅運営センターを統合し、ワンストップの生活支援室といたします。
 また、復興推進本部と既存組織との一体化を図り、一層、復興を推し進めるため、復興推進本部事務局と総合政策課の職員は相互に兼務し、リーディング事業推進室の職員は商工労政課兼務といたします。
 次に、釜石市地域包括ケア推進本部の設置についてですが、全ての住民が、住み慣れた地域で、安心して、できる限り暮らし続けることができるよう、「医療」「介護」「予防」「生活支援」「住まい」のサービスが一体的に提供される地域包括ケアシステムを構築し、同システムを部局横断的に企画、具体的に取り組む部署として、嶋田副市長を本部長とする「釜石市地域包括ケア推進本部」を新設し、専任の職員を配置いたします。
 次に、資料裏面の既存組織の見直しについてですが、観光交流課が所管する観光施設の機能を向上させ、観光振興や交流人口の拡大を図るため、施設を専任で管理する「施設係」を新設し、職員を配置いたします。
 水産農林課は、震災復興事業に対応するため、現状の1課体制では膨大な復興関連事業と、地域要望に対応した業務の管理が難しくなっていることから、復興事業の目途がつくまでの当分の間、水産課と農林課に分割し、組織強化を図ります。
 最後に、教育委員会ですが、いわて国体への取り組みと復興に係る埋蔵文化財の発掘調査が本格化することから、業務を円滑に推進するため、生涯学習スポーツ課を「生涯学習文化課」と「スポーツ推進課」に分割いたします。
 このように組織機構を見直すとともに、震災以降の職員体制につきましては、行政機能の回復や復興事業の推進に必要なマンパワーを確保するために、当市職員に加え、全国各自治体等からの派遣職員により、人員を確保しているところであります。
 平成26年4月1日の職員体制についてですが、自治体等からの派遣が99人、民間企業から5人、また、市の任期付職員が19人と当市職員412人を合わせて、535人の職員体制でスタートいたします。
 平成25年4月1日が478人でしたので、全体で57人の職員が増えております。
 本年度におきましても、昨年同様に職員の不足が見込まれていますことから、引き続き、各団体に派遣協力を強く要請し、人材の確保に努め、必要な部署に適切な人員を配置し、復興業務をはじめ、行政各般の業務がスムーズに進行するように努めてまいります。
 また、職員の心身の健康管理につきましては、法律で義務付けられた健康診断のほか、必要に応じて独自の検診・カウンセリング等を実施し、職員の健康状況の把握、早期治療を図るとともに、様々な健康管理事業等を活用しながら、職員の疾病予防、元気回復、健康の保持増進に努め、職員がその能力を充分に発揮できるよう、十分配慮してまいります。

 以上で私からの発表を終わりますが、三陸鉄道南リアス線の運行再開とSL銀河の運行開始に係る歓迎行事等の資料をお配りしておりますので、ご覧いただきたいと思います。

質疑応答

 《釜石警察署等の移転候補地について》

質問:昭和園グランドの跡地の件について、当初新町のインターチェンジの代替地の候補にもなったと思うが、代替地の目処がついたのかということと、今、復興の仮設住宅も建っているが、それを前提に仮設住宅も集約の計画が出来ているのかお聞きしたい。

回答:まずは、そのとおりですね。昭和園グラウンドというか、まずは釜石警察署の候補地の選定について検討したわけですが、最終的には、なかなか適地がなく、まずはある程度の面積が必要だということと、警察署は警察署としての交通のさまざまな道路の状況とか、そういった候補地として必要なものがあります。いずれ、そういったことを警察とやり取りしたわけですが、どうしても確保できませんでした。最終的に昭和園グラウンドとなったのですが、ただ昭和園グラウンドそのものは市の市有地ではないので、民間の企業の土地のものもある。そこで民間企業と協議を続けたところで、それがやっと最終調整になりました。もちろん、そういうことになると、これから警察署の方と確認作業しなければなりませんが、もしそれが実現するとなると、早い段階で、仮設住宅の集約を検討し、次の仮設へ移ってもらったりしていかなければならないと思います。
また、先ほどの新町のインターチェンジの関係の代替地の確保、これを一緒にしていかなければなりません。なかなか全体について発表できる段階ではなかったが、今日こうした形で発表できたというのは、やっと目処がついたということ。
ただし、新町の道路については、もう少し最終調整が残っています。というのは、そこの該当する住宅の方々に説明していません。先に記者会見で発表するというよりは、仮設住宅の方々に先にお話をしたうえで、そのあとで調整し発表したいと思っていました。だから、4月の段階で、まずそういったことを仮設にお話をさせていただいて、そのあときちんとした形の全体の話を市民の皆様にお知らせするというスケジュールを考えております。

質問:それは説明会を開いてやるということか。

回答:いや、説明会というよりは結果として地域会議で説明する。決められた手順でやっていきたいと思います。

質問:今の釜石警察署の件だが、昭和園グラウンドの土地というのはどういった形で提供をするのか。

回答:まず、土地につきましては、市の土地分と一部の民間企業の二社の土地分となります。それで、そこにたとえば、仮設住宅が建っておりますし、そのほかにも建物があるので撤去したうえで、その撤去費も含めた契約になるかと思います。更地にして売買契約をします。

質問:面積の割合はどうなっているのか。

回答:14,000平方メートルくらいあるんですが、その八割程度を市が持っています。

質問:警察署は町中に建っていて町の治安に関わるというイメージだが、ここしかなかったのか。

回答:いや、候補地は何箇所かあったんですが、市の土地だったり民間の土地だったりということでまちまちでした。一番の条件は土地の面積です。十分な面積がなく、免許センターとセットなので、それがなかなか見つからない。いろいろと協議した結果、昭和園が一番条件が合うということで、そこであれば、警察署の方でも受けてくれるのではないかなと。それに三陸縦貫道が開通されていきますので、インターチェンジの近くにありますし、釜石にインターチェンジがいろいろありますから、町の中心部としては昭和園グラウンドが一番いい場所。ただ、昭和園グラウンドは長い歴史があり、地域の皆様には本当に親しまれてきた場所ですので、そこがなくなるということの方が、地域にとって警察署がくるというよりも、そういった思いが強いんだろうと思います。地域の皆さんのご理解をいただきたいなと思います。

質問:今は仮設住宅は何戸あるんですか。

回答:建設戸数は118戸、そのうち被災された方が85戸で、78名の方が入居しています。

質問:それ以外の方というのは。

回答:他の県からの応援職員等です。

《東部地区復興公営住宅の整備計画について》

なし

《釜石市復興市営住宅ペット飼育要綱の制定について》

なし

《災害廃棄物処理事業の完了について》

なし

《平成26年4月1日付けの組織機構の見直しについて》

質問:この中で、職員が57人増えたということで、535人体制でスタートすると。ただ、昨年同様に職員の不足は見込まれているが、具体的にどれくらい見込んでいるのか。

回答:予定としては130人欲しいと計画していたが、スタート地点では99人ということですので、これからも応援をお願いしていきたいと思います。

質問:職員の方がまだまだ必要ということだが、人がいるスペースがだんだんと狭くなってきて、今後人が必要となるとスペースはどのような考えか。

回答:人数は多分今年、来年ぐらいがマックスかな思います。水産課は漁港とか防潮堤の対応でどうしても人数が必要でして今のスペースではパンク寸前だったものですから、仮設で対応しております。

 

以 上