平成26年1月27日記者会見結果

日時:平成26年1月27日 月曜日 午前11時00分 開始

場所:市役所 第2会議室

内容:

市長の発表項目

  1. 聖学院大学との連携に関する協定について
    【資料No.1  聖学院大学及び株式会社ファミリーマートとの連携協定等の締結式について(48 KB pdfファイル) 】
     
  2. 株式会社ファミリーマートとの地域活性化包括連携協定並びに災害時における生活物資の供給協力に関する協定について
    ・住宅再建意向調査の結果について
    【上記 同資料 】
     
  3. 復興まちづくりについて
    ・スマートコミュニティコンソーシアムの設置について
    【資料No.2  釜石市スマートコミュニティコンソーシアムの設置について(75 KB pdfファイル) 】
      
    ・災害廃棄物処理の状況について
    【資料No.3  釜石市災害廃棄物処理事業の進捗状況(57 KB pdfファイル) 】

 

市長発言要旨

 お忙しいところ、ご出席をいただき、ありがとうございます。
 本日は、3つの項目について、発表させていただきます。

 1つ目は、「聖学院大学との連携に関する協定について」であります。
 資料1をご覧ください。
 聖学院大学では、東日本大震災からの復興支援を長期的に継続していくため、ボランティア活動支援センターを発足させ、学生と教職員がさまざまな支援活動に取り組んでおります。
 当市での活動といたしましては、鵜住居地区生活応援センターやまちづくり団体などと連携・協力して、鵜住居地区の仮設団地や仮設商店街などで被災者支援活動を実施していただいております。
 今後は、これらの支援活動を継続していただくとともに、大学の特色を生かして、子どもの健全育成や保健福祉の推進に関する取り組みなどに、連携して取り組んでいくこととしております。
 協定の締結式は、あさって、29日の午前11時から市長室で行いますので、取材方、よろしくお願いいたします。

 2つ目は、「株式会社ファミリーマートとの地域活性化包括連携協定、並びに災害時における生活物資の供給協力に関する協定について」であります。
 地域活性化包括連携協定といたしましては、釜石市産品オリジナル商品の開発・販売に関することや、健康増進及び食育に関すること、また、観光振興や地域の安全・安心に関することなど、7つの項目について連携を図って取り組むことで、地域の一層の活性化と市民サービスの向上に資することを目的として協定を締結するものであります。
 2月17日の協定の締結式では、ファミリーマートが協定締結を記念して販売を開始する、釜石の地元食材を使って開発したオリジナル商品の発表も行うこととなっております。
 また、同社とは、災害時における生活物資の供給協力に関する協定も締結させていただくこととしております。

 聖学院大学、ファミリーマートとの協定の締結により、震災からの復旧・復興のまちづくりが一層促進されることを期待しております。

 3つ目は、「復興まちづくりについて」であります。
 資料2をご覧ください。
 釜石市スマートコミュニティ基本計画の具体化に向けた協議・検討を行うことを目的に、釜石市スマートコミュニティ推進協議会を設立し、併せて、行政と事業者の連携を強化し、活気と魅力あるまちづくりを推進して復興を加速させるために、スマートコミュニティコンソーシアムを設置することといたしました。
 コンソーシアムは、推進協議会の中で詳細計画の作成及び事業実施に向けた検討を行う組織として位置付け、会員を公募しておりましたが、現時点において、10者以上の応募があり、2月10日に開催する全体会議に出席していただく予定となっております。
 今後は、まず、東部地区におけるスマートコミュニティ導入事業に関する事業提案を募集し、事業化に向けて取り組んでまいりますが、その後は、検討対象を他地区にも拡大する予定としております。

 次に資料3をご覧ください。
 当市では、東日本大震災に伴い、市内で排出される一般廃棄物の50年分以上に相当する津波堆積物を含む災害廃棄物が発生し、板木山及び片岸地区でのリサイクル事業と、片岸中間処理場での混合廃棄物処理事業を実施し、平成26年3月末までの完了を目指してまいりました。
 現在の処理状況ですが、板木山リサイクル事業につきましては、昨年12月中旬で処理作業が終了しており、片岸リサイクル事業と混合廃棄物処理事業につきましては、来月末の終了を予定しております。
 1月20日現在、津波堆積物を含む発生推計量、約84万7千トンに対し、約82万9千トンの処理が終了しており、その処理率は約98%に達しております。
 残りの約2%は、主に、可燃物、不燃物、コンクリートがら等となりますが、可燃物につきましては、引き続き市の清掃工場と岩手沿岸南部クリーンセンターで処理を行い、コンクリートがら等につきましては、復旧・復興事業現場に搬出し、資材として活用してまいります。
 なお、市内での処理処分が能力的に困難とされた可燃物、不燃物の広域処理につきましても、過日、搬出を終了した東京都をはじめ、山形県村山市及び米沢市、青森県八戸市など、数多くの自治体、住民の皆様のご理解、ご協力により進めてまいりましたが、2月に最終搬出する村山市への不燃物をもって終了予定となっております。
 改めまして、関係者の皆様に感謝を申し上げます。
 引き続き、仮置場の整地を行うなど、本年度内の事業完了を目指し、今後の処理に万全を尽くしてまいります。

 以上をもちまして、私からの発表を終わります。

質疑応答

《聖学院大学・ファミリーマートとの協定について》

質問:ファミリーマートとの協定について、釜石市産品オリジナル商品の開発とあるが、どんなものを使ってどんな商品を考えているのか。

回答:まだはっきりと言えないのですが、ラーメン・おにぎり・お惣菜のようなもので検討しております。具体的な商品は、後日発表いたします。

質問:地元食材とはどのようなものなのか。

回答:地元食材もいろいろ使う予定で、まだはっきりと発表はできません。

質問:観光振興に関しても協定を結ぶということだが、ファミリーマートと協定を結んで観光振興するというのは、ちょっとイメージがわかない。

回答:観光振興につきましては、店舗に観光ポスターを掲示していただくとか、観光パンフレットをおいてもらう、あるいはレジの液晶画面等に観光PRの画像を掲載するとか、そういったものを考えていただいているようです。あとは市民や観光客の方々へトイレを開放するとか、そういったことによっていろいろ観光振興に協力していくということです。

《復興まちづくりについて》

質問:コンソーシアムに応募が10社以上とあるが、どういった業種の方々なのか。

回答:コンサルタントやメーカーといったところが多いです。

質問:メーカーとは具体的にどういったメーカーなのか。

回答:製造業のブランドと言いますか、電気メーカーのようなところです。

質問:それは市外の業者か。市内の業者か。

回答:市外の業者も市内の業者もございます。

質問:新日鐵エンジニアリングと東北電力でやろうとしていたスマートコミュニティと、コンソーシアムとはどう違うのか。

回答:一昨年資源エネルギー庁の支援をいただいて、マスタープラン策定事業を行いました。そちらがまだ続いておりまして、若干パートナーは代わりましたが、25年度も引き続き実施していきます。

質問:それとコンソーシアムは違うのか。

回答:今おっしゃった事業は、コンソーシアムで取り組もうとしている事業の中の一部というかたちになります。

《その他》

質問:産業廃棄物の処理についてだが、年度末には終了できそうだということで、震災から3年経つタイミングでのひとつの変わり目という見方も出来ると思う。市長ご自身では年度末に処理が終わるという事は、どういうふうに位置づけて解釈しているか。

回答:震災直後から、がれきの山の処理が大きなテーマでございまして、なんとか早く処理をしたいということで、いろいろと検討を重ねて取り組みをさせていただきました。釜石市の計画では、前期3年・中期3年・後期4年と位置付けさせていただいて、前期3年でがれきを処理するということが最大のテーマでございましたので、計画どおり処理が終えられるということで非常に喜んでおります。特に釜石の場合は、旧清掃工場があったり、沿岸南部クリーンセンターも完成しており、ある意味恵まれていた部分もあったと思いますし、それを最大限活用できたということもひとつの要因です。さらに、東京都とか山形県村山市とか自治体の皆さんからも応援いただいて、処理に加速がついたということで、そうした自治体の皆さんにも深く感謝を申し上げたいと思います。まずは前期の部分が終わったということで、今年は本格復興の年と位置付けさせていただいておりますけれども、これからの3年間でなんとか被災された皆さんの住まいの再建、暮らしの再建の目処がつけれるように全力を尽くしていきたい。その土台がやっと出来たと認識しています。

質問:三陸鉄道南リアス線について、市長ご自身も応援する動画に出演されているが、国の線路の検査も実施されて、4月からは全線で運転再開するだろうと見られている。三陸鉄道の復旧で釜石まで運転が伸びるということについて、どういうことをお考えか。

回答:三陸鉄道の北リアス線・南リアス線とも4月から供用開始ということで、これも本当に早い段階で決断をして、工事に着手していただいたひとつの成果だと思います。先程がれきの話がでましたが、三陸鉄道の方も、ちょっと時期が遅れれば、工事の完成も間に合わなかったのではないかと思います。そもそも請け負う企業があったのかどうかということも考えると、早い段階で決断をして取り組んできたひとつの成果として、予定通りこの4月に供用開始となったわけですから、これも本当に感謝申し上げたいと思います。あわせて、JR山田線については、この共用開始が4月と明確に示されているわけですから、出来るだけJR山田線についても、共用開始までには方向性を一緒にしていただきたいということで、JR東日本には再三にわたってお願いをしてきた経過がありますので、おそらくそういった方向で物事が動いていくのではないかと大いに期待をしております。2月中にはそういう動きが出ていただけるように、JR東日本にはお願いを申し上げたいと思います。

質問:南リアス線が釜石に戻ってくるということに対して、地域へ期待する効果は。

回答:直接の効果は非常に限られたものがあると思いますが、復旧ということで今やっているので、線路が復旧することが、それ以外の復旧復興にもはずみがつくということが、まず第1点だと思います。道路とか鉄道が通って初めて次のまちづくりが出来るわけですので、前期3年で、道路の整備と鉄道の整備について、道路の縦貫道・横断道も早い段階で方向性を決めていただきましたので、そういう意味ではインフラ整備が着実に進んでいるということは、これからのまちづくりに大いに力強い後押しをいただいています。利用促進は、もちろんこれから考えていかなければなりませんが、南リアス線だけではやはり利用促進にはなかなか限度があるわけです。先程も申しあげましたとおり繋がってこそ意味があるので、JR山田線と繋げていただきたいし、あわせて釜石線の方ではSLの運行が始まりますから、そういう意味では鉄道の利用促進も一層図られると思いますし、我々も力を入れていかなければならないと思っていました。

質問:天神町の災害公営住宅は、今回買い取り制度で建設業者を決めることになったと思うが、結局半年ほど建設が遅れたことに対しての市長の所感をお聞きしたい。

回答:非常に残念でなりません。がれきの処理や三陸鉄道の方が順調にいっているのは、早く決断をして、早く取り組んできたひとつの結果だと思います。今回の天神町も、もちろん早くやろうということでいろいろと取り組んではきたのですが、一歩遅かったのかなという感じがします。資材が高騰したり、なかなか不調が懸念されている中での入札でしたので、これがもしかして1年早かったら道も開けていたのではないかと思うと、非常に残念でなりません。そうは言ってもこれは早く造らなければなりませんので、今回新しい制度で取り組むことにいたしました。今までの経過もありますから、地元の皆さんにもそのことをご理解いただきながら、被災された方々の期待にも沿えるように、一刻も早く完成出来るよう全力を尽くしたいと思います。今回は建物と幼稚園を切り離してということですが、特に幼稚園の方を早く造っていただかないと、年度の再開に間に合いませんので、なんとか決まるように努力をさせていただきたいと思います。

質問:天神町の公営住宅について今日公示したようだが、設計が建物提案型ということで、設計そのものもやり直すことになると思う。一度出来た設計をやり直すのはかなり大きなことだと思うし、天神町と小白浜は同じプロジェクトでやっていると思うが、そちらの方は今後どうなるのか。

回答:天神町については、おっしゃるとおり大きな判断だと思っておりまして、地域の方々と議論してきた経緯はあるものの、被災した方々に早く普通の暮らしを提供するという、目的に照らし合わせた現時点での最善の対応かなと思っております。この背景には、鉄筋の建物が、被災地のみならず東北で厳しいという市町村単位では対応しきれない状況がございますので、いたしかたないのかなと思っております。小白浜についても同様に、なかなか不調もしくは前に進まないという状況が続いている中で、どういった対応が出来るのかということで、天神同様の対応も視野に、地域の方々と具体的な議論の場を設けていきたいと思っているので、地域の方々と議論しながら、あるいは天神同様の設計からやり直すということの対応を念頭に、取組んでいきたいと思っております。ただその際は、地域の方々とどういう公営住宅を造るかという議論をしっかり積み上げてきた経緯がございますので、それを踏まえた上で、他方でも現実的に設計に至るやり方というのはどういうふうになるのかということを、考え方を踏まえながら取り組んでいきたいと思っています。

質問:設計の成果物は出来ていて納品されていると思うが、その契約はどうなるのか。

回答:設計は納品してもらったので、そこで一応完了しているんです。それを活かすための工事を発注したところ、残念ながらそれは不調で、実際には出来ていません。理想を求めれば、数年かかれば出来ると思いますが、今被災者の方が求めているのはスピード感です。より早く入居出来るために、別なスキームでこの事業を実施していこうということですので、その趣旨を踏まえて、施工して、納品できる業者から提案してもらって、業者を特定して、買い取りするということで理解いただければと思います。

質問:設計はそのまま活かしながらということか。

回答:設計の趣旨です。孤立防止ですとかコミュニティの再生ですとか。

質問:鉄筋コンクリートがもう無理で設計をやり直すということになると、鉄筋コンクリート造りではない設計にするということだと思う。すでに納品された設計はどうなるのか。

回答:成果物は出ているものの、契約とか今後どういうふうになるかというところは、担当課と詰めています。

質問:小白浜もすでに設計が出来ていると思うがどうなのか。

回答:そちらもあわせて、担当課に確認し次第追ってお伝えいたします。

 

以上