平成26年4月28日記者会見結果

日時 平成26年4月28日 月曜日 午前11時00分 開始
場所 市役所 第2会議室
内容

市長の発表項目

復興まちづくりについて

情報提供項目

市長発言要旨

 お忙しいところ、ご出席をいただき、ありがとうございます。
 本日は、復興まちづくりについて、発表させていただきます。

 まず、復興公営住宅の入居者募集時期と整備予定箇所について、説明いたします。
 資料1をご覧ください。
 復興公営住宅全体の整備計画につきましては、前回の記者会見でお話ししたところですが、入居希望者の一番多い東部地区の復興公営住宅建設に一定の目処がついたことから、入居者の募集を順次始めてまいりたいと思います。
 唐丹地区および佐須地区の復興公営住宅は、5月中に募集を開始し、整備戸数を確定させた後に詳細な設計に入ります。
 東部地区の復興公営住宅は、8月頃の募集を予定しており、そのほかの箇所につきましては、10月頃の募集を予定しておりますが、そのうち、県営の住宅につきましては、意向登録の扱いとなり、正式には県において改めて申し込みを受け付けます。
 被災者の皆様の一日も早い入居を目指して、できるだけ早期に戸数を確定し、復興公営住宅の整備を進めてまいります。
 それぞれの復興公営住宅の整備予定箇所と着工時期、完成時期につきましては、資料をご確認いただきたいと思います。
 なお、この整備スケジュールは、今後の復興の進捗状況にもよりますので、随時更新してまいります。

 次に、仮設住宅の集約計画についてであります。
 仮設住宅は、本来であれば、終の棲家が決まるまで入居していただくことが理想的ではありますが、ご存じのとおり、釜石には平坦地が少なく、仮設団地の集約は避けて通れないものであります。
 集約しなければならない要因といたしましては、復興事業を推進するうえで、ある程度まとまった土地として、仮設住宅団地として利用している敷地が必要となっていること、仮設住宅は過去に5年間利用に供したという実績はありますが、老朽化に対する不安もあり、ある程度集約した中で補修や点検を行うことで効率化が図られるということ、入居者が少なくなると、防犯面やコミュニティ維持という点でも問題が生じますし、見守りに関しましても、集約することで隣近所からの異常の発見や、見守り機関の動線の効率化も図られ、事故などを未然に防ぐ可能性が高まるということ、また、土地所有者の方に対しましては、長期化することで土地利用を制限してしまうということがあります。
 以上のような観点から、釜石市全体の仮設住宅の集約化を図らなければならない状況になっております。
 ただし、今回はあくまで第1次の計画案としてお示しするもので、仮設住宅の集約化計画は、今後実施する復興公営住宅の申込み等の結果、復興事業の進捗を踏まえ、随時更新を行い、精度の高いものにしていくこととしております。
 こうしたことを前提とし、集約に係る考え方を説明いたします。
 資料2をご覧願います。
 基本的な考え方といたしまして、仮設住宅の集約に際しましては、地権者の方の意向を踏まえつつ、集約対象者の方の負担を極力少なくする観点から、最低限度の転居とすることに努めるものとし、自力再建に向けた土地造成や復興公営住宅の建設時期を見据えながら、防犯やコミュニティ維持の観点も加味して実施いたします。
 集約の時期と場所ですが、一定の空室の発生が見込まれる上中島復興公営住宅第2期の入居後以降に本格実施といたします。
 一定の規模を有する複数の拠点に集約することとなりますが、その際は近隣の拠点集約地への転居を基本としながら、入居者の希望により地区外転居などの希望には柔軟に対応してまいります。
 また、その他の転居に関するサポートといたしまして、グループでの同一仮設への転居にも配慮したいと考えており、その詳細は、入居基準等も含めて、後日定めたいと思います。
 引越し作業につきましては、転居者に負担が生じないよう、社会福祉協議会や仮設団地支援連絡員本部と連携して支援を行ってまいります。
 新たなコミュニティへの融和につきましては、関係機関、例えば社会福祉協議会や仮設団地支援連絡員、ボランティア、各地区生活応援センター等と連携し、転居先の自治会への紹介や訪問・相談活動、イベントやサロン活動の紹介などを実施してまいります。
 住民の皆様へのこうした計画の説明に関しましては、仮設団地自治会長会議や住民説明会を順次実施いたします。
 既に桜木町仮設団地では4月4日、中妻町仮設団地では4月24日に住民説明会を開催しておりますし、4月30日には仮設団地自治会の意見交換会を開催することとしており、そのほか、集約予定となる仮設団地におきましても、随時住民説明会を行ってまいります。
 集約する仮設団地のうち、特に規模も大きく、転居世帯も多いと思われる仮設2団地について、説明いたします。
 まず、桜木町仮設団地についてですが、復興道路の建設に伴う代替地として、旧市民体育館跡地北側分、54戸の集約が必要となります。
 4月4日に一度住民説明会を実施しておりますが、今後も個別に説明を実施しながら、時期等の詳細を詰めてまいりたいと思います。
 時期としては、平成27年3月頃を予定しております。次に、中妻町仮設団地についてですが、新たな警察署、運転免許センター等の建設候補地として、中妻町仮設団地の集約が必要となっており、こちらも住民説明会を実施しながら、時期等の詳細を詰めていきたいと思います。
 現時点での時期は、平成27年12月頃の集約を想定しております。
 A3カラーの資料「集約化計画案」となっているものですが、当市における全体計画案となっております。
 大まかですが、復興公営住宅の完成時期、基盤整備の進捗状況、自立再建による退去も加味した内容で作成しておりますので、詳細の説明は省きますが、現在の予定は、この資料のとおりとなっております。
 先にも申しましたが、この計画は、復興の進捗状況にもよりますので、随時更新してまいります。

 以上で私からの発表を終わりますが、明日、29日に行われるイベントの資料をお配りしておりますので、ご覧いただきたいと思います。

質疑応答

《復興公営住宅の入居募集時期について》

なし

《仮設住宅の集約計画について》

質問:仮設の集約の件についてですが、仮設住宅から仮設住宅へ引っ越しせざるを得ない最大の世帯数と人数は分かりますか。

回答:現段階ではっきりしているものは、桜木町仮設でおそらく30数戸だと思います。

質問:中妻町はどうか。

回答:中妻町の方はまだ集約まで1年ちょっとあるので、その際に試算した内容では20戸台くらいだと考えています。

回答:来年の3月までに上中島の復興住宅の第二期工事が完成するんですよ。それが156戸なので、そこに入居する人たちがいるわけです。その分、例えば桜木町は54戸あるんですが、その中ですでに上中島の復興住宅に入る予定なのが20戸ぐらいあるので、30戸ぐらいが仮設から仮設へ移動するということです。昭和園もそのとおりですが。

質問:そうすると、釜石警察署とその復興支援道路のインターチェンジの移転先住宅団地の用地確保をするために、桜木町と中妻町の仮設住宅がある地域が、仮設から仮設へ移ってもらう対象になるというわけですね。

回答:結論から言えばそうですね。年度ごとに復興住宅入居や自立再建が増えてきて、仮設に住んでいる人たちが少なくなっています。だから、コミュニティー維持のために集約をするという域まではいっていません。

質問:その計画はこれからやっていくんですか。

回答:現時点で分かる範囲ではこの予定のとおりです。桜木と昭和園に関してはその場所の予定があるので、申し訳ないですが移転していただくという形です。その後は、大体がみんなコミュニティー維持のための移転です。

質問:桜木と中妻で住民説明会をしたと言っていましたが、住民の方々から出た意見、または住民が一番確認したかった意見というのはどういうのがありましたか。

回答:桜木の方では、説明会に臨んだ時に、退去の終期といいますか時期を最初は明確にしていなかったので、住民の方々から退去の時期を明確にしてくれと言われました。そこで初めて、こちらからお願いしたい退去の時期を示させていただきました。また、復興事業の進捗はどうなっているのかということをお話されていて、移転については、おおむね仕方がないという状況で了承してくれました。中妻に関しては、そちらもおおむね仕方がないという形で了承してくれましたが、転居を前提とした質問がありました。具体的には、復興住宅の意向調査で希望した地区を変更できるかということや建物提案型の具体的な内容、もう既に上中島の復興住宅に当選しているのだけどキャンセルは可能なのか、1DKから1DKへの移転というように今住んでいる状況を同じにできるかなどです。

質問:それぞれの出席者はどのくらいですか。

回答:桜木町は53世帯65名、中妻町は39世帯42名が参加しました。

回答:仮設に入っている人たちが新しい仮設に移る時、一番心配しているのが、今まで一緒に仮設で暮らしてきた隣近所や知人・友人との関係です。新しい仮設に移ることで、それらを失ってしまうのではないかという不安があります。新しい仮設に移られても、できるだけコミュニティーが崩れないような配慮をしていかなければいけないというのが、我々の課題です。