場所 鵜住居地区サポートセンター写真1  

日時 平成24年3月1日 18時30分から

参加者 18名


要旨


市民:ここに引越ししてきて約10ヶ月、ようやくこの仮設にも慣れた。私たちはここを日陰町と呼ぶほど日当たりが悪い環境だ。だがやっと通常の生活が戻ってきたのかなと感じる。この10ヶ月はいろいろな方々や市の関係者のみなさんからのご支援でやってきた。だが、これからの行政側の進行はどうなるのか。ここ2年ないし3年で我々は希望する場所に住めるのかという不安や疑問がある。先ほど復興プランの説明があり、ある程度我々の希望どおりに行くかと思うが、市が沿岸全体の復興をめざすとなると個々の対応が疎かになるのではないかという不安ある。
 我々でできることは我々でやろうということで自治会で話し合い、釜石市の仮設住宅運営センターと鵜住居地区生活応援センターのご協力で我々の要望が目に見えて叶えられている。最近では日向道路とここ(仮設団地2D)までの照明が暗くてみんな苦労していたが、2灯つけていただいた。だが、あともう1灯つけてほしいと思う。カーブのところにもう1灯つけていただければもっと安全に歩くことができる。2灯でもバランスをとって設置すれば良かったのかなと思うのだが、今ある2灯は団地よりでカーブのところが暗い。
 あともう一つお願いしたいことがあるが、そこは市に関係する場所ではないのでここでの発言は控える。現状では手をつけることは難しいが、我々のできる範囲でがんばろうと思っている。また改めて市の方へ再度お願いに上がりたいと思っている。繰り返すようだけれども、復興計画を遂行する上でもしかしたら反対の声を上げる人もいるかもしれないので、行政と我々が協力して、できるだけ計画が早く進むように、時には我々が行政と市民の間に入ってやったりして、協力していきたいと思う。これからもご指導のほどお願いしたい。

市長:外灯について、本当に昨年から要望をたくさんいただいた。実は外灯はたくさんあるのだが、外灯を設置する業者さんが多忙で設置工事が遅れていた。設置は進めているが、まだまだ足りない部分があれば遠慮せずに言ってほしい。また、こちらでは自治会があるということから自治会で必要な場所をまとめていただいて、仮設住宅運営センターに言ってもらいたい。
 また、これから自分たちが前に住んでいた場所に戻れるのか心配だと思うが、まずは今住んでいる場所での安心、安全な生活を確保するということも大事。自治会を中心とした活動をぜひお願いしたいと思う。それから従来住んでいた場所でのつながりも大事。それらの連携も図っていかなければならない。みなさんが心が落ち着かない中での生活を余儀なくされているということは我々は重々承知している。色々対策は講じているが、我々が気が付かないこともある。どうぞ遠慮無く言ってもらいたい。様々な人たちとのつながりをつくっていくことは大事だと思う。市もサポートセンターも色々と努力しているが、となり近所との新しい絆、支え合いをつくりながら、意見を言ってもらって自分たちの生活を確保していただきたい。外灯のことは了解したし、まだ言えない問題があるというので、時期になったら遠慮なく言ってほしい。

市民:それは近日中に伝える。

市長:わかった。どうぞ、あと何かないか。

市民:市長が昨日東京のJR本社に行ったと新聞などで知った。沿岸4市が前のJRの鉄路を再利用するということで意見を一致したようだ。前に住んでいた場所では列車が走るところを見ることができ、利用状況を見ると、朝夕には人が乗っているが、それ以外は少人数しか見られなかったことが結構あった。それなのに2両も3両も走らせていて採算がとれるのか心配だった。
 以前よりも釜石に人が住むなら話は別だが、今話題のバス高速輸送システムのほうが、私からすれば利用価値があると思う。また普通の列車より費用がかからないようにできると思う。そして、もとの状態に戻すのに何年かかるのかわからないが、すぐできるそのバスのシステムの方を早く通して、どうしても人が多くて間に合わないのであればそのときに考えればいいと思う。今の場合であればバスの方を最優先にやったほういい。先を考えると結果的に赤字倒産にならないのかという思う。

市長:これは複雑な問題。先ほど申し上げたとおり三陸鉄道が復旧することが決まった。北リアス線と南リアス線がともに復旧することを考えると、その間を担うJRが復旧しないと三陸鉄道は非常に厳しい。実は毎年2千万円ほど三陸鉄道運営のために支出している。
 三陸鉄道は住民のみなさんが30年ほど前に線路を通したいと、住民運動を起こして全国初の第三セクターとして鉄道が運行した。そのことを考えると、やっと鉄道を引いたのに今回の震災でなくなってしまうのは非常に残念。まだまだこの地域の発展は可能性があるという前提で三陸鉄道の復旧が決まった。今JRがなくなれば、本当に三陸鉄道の運営が厳しい。特に、北リアス線は黒字だが、南リアス線の釜石から大船渡間は以前から苦しく赤字である。
 南リアス線はいらないとなったほうが身軽になるのかもしれないが、これから沿岸の発展となれば鉄道がないところはもっと厳しくなる。だからインフラ整備だけはきちんとして、これからそれぞれのまちが発展を競争していかなければならない。
 BRTというのは、鉄道のレールをはがしてそこを道路にする。そしてそこをバスが走る。バスだけが走るから時間も早く利便性も高い。だが、沿岸の線路は陸橋も多いしトンネルも多い。そのため整備に多額の費用がかかると考えられる。多額の費用がかかるのであれば、JR山田線は2割しか壊れていないからそちらのほうを直したほうがいいのではないかという考え。ただ、費用がどのくらいかかるのか具体的な数字はないし、どれほどの期間で直るのかも出ていないので比較ができない。しかし、先日、東京の本社に言って話を聞いたところBRTということではない。BRTという言葉をいいながら実際は路線バス、普通の道路を走る路線バスのことを意味していた。だからそれならば今すぐにでも可能であるから、引継ぎをしてもらえればいいだけのこと。JRが鉄道復旧してくださるのであれば、完成までの間バスでかわりに走るのはいいだろうと、こういう考え方だ。ただ最終的にJRが鉄道復旧に踏み切ってくれるのか、諦めてこのまま捨てるのかというのは、将来の展望を左右する非常に大きな課題であるし、岩手全体に係わる大きな問題であるから、非常に運動の展開については慎重に取り組んでいかなければならない。

市民:BRTは専用道路ができるということだろう。一般の車は入れないで。それで行けないところは車に切り替えて電車に乗り換えるものでは。

市長:今回JRが出したBRTはまた違うもの。普通のBRTは、線路を道路にしてその上をバスが走る専用道路。だから汽車と同じような運行はできる。だが、この三陸のように幅の狭い鉄橋をバスが通るように整備したり、たくさんあるトンネルを整備するとなれば莫大なお金がかかる。そして、その後、元のレールに戻すかというとこれはしないだろうと思っている。お金をかけないで路線バスでやるならそれはそれでいいと思う。その間に路線を復旧してもらう。こういえばわかりやすくなる。
 最終的にはこれから沿岸地域が発展するのか、あるいはお年寄りの方々が多くなっ線路を使うような社会になるのか、三陸沿岸に観光に来るときに鉄道を使うのかどうか、その辺を見きわていきたいと思う。これはまだまだ時間がかかる話題であるから時にはみなさんのご意見を聞きながら対応していきたいと思う。

市民:自治会で以前も要望したが、バス停がこの仮設団地の川向にある。そこへ行くためには回り道のようにずっと歩いていかなければならない。お年寄りの方は歩いて行くのは大変。だから簡単な橋のような、渡るものをかけていただけないと前に提案したが、難しいということだった。もちろん二級河川だから当然県の管轄かと思うが、橋という大げさなものではなく、簡単なものでかつ安全に渡れるようなものを設置していただきたい。

振興局長:橋は、実際、架けるとなると普通の道路を舗装するよりも費用がかかるということからなかなか着手できないでいた。ご要望いただく機会も多いのだが、現実的には要望のとおりできていない。なおかつ仮設住宅の場合、2、3年と住んで、次に別のところに移るということが前提である場所だ。恒久的な住処がここであるならば、長期的に住むというのであれば、橋の架設ということもありうるが、そういう経緯でみなさんのご要望に応えきれていない。

市民:橋と言ったが、恒久的に残す橋ではなく、あくまでも簡単なもの。たとえば丸太5、6本も倒して川にかけて手すりでもつけて間違っても下に落ちないような、そのくらい簡単なもの。何億、何千万もかけるような立派な橋でなくていい。簡単な、仮設的なものはできないのかと思う。橋を渡って仮設住宅に来るまで道が日陰になっていてなかなか雪も消えない。日当たりがよければいいのだろうが日照時間が短いのもあるが凍ったような雪になってしまう。だからまっすぐバス停までいけるようなものがほしい。

振興局長:わかった。要望は賜った。検討してみる。

市民:そろそろ震災から1年、仮設住宅に入居しておおむね8ヶ月経過した。日夜の復旧復興先頭に立っているのが野田市長だと誰もが認めているところだ。その市長がこの度、ここ日向においでになったこと、顔を拝見しながらそばで対応できることは感激と感謝を持っている。
 この仮設住宅に入って、この住宅の建設条件、あるいは生活条件、おおかた改善をしていただいて今日を迎えた。未解決の部分も多々あるが、私たちも自治会を作って、要請・陳情をやって今日にいたっている。言葉が走るが、1月の下旬に、釜石市の市議団が研修、視察と称して関東方面へ出かけるのを、私は電車で一緒になった。それは結構だが、仮設住宅に入って8ヶ月の6000世帯の人たち、犠牲者も1,000人も超えているが、市民に対するお見舞い、調査、あるいは激励といったものに積極的に取り組んでいただけなかった、残念に思うことの一つ。私たちはいろいろお願いしたり、苦情を言ったりしているが、仮設住宅運営センターに任せっきりのような印象も覚えながら、仮設住宅運営センターの職員と一緒に苦労を分け合いながら私達なりに改善して今後も努力していきたい。
 あと、今申し上げたことはしょうもない事かもしれないが、日向の仮設団地に住んでいる人は箱崎町、片岸町、両石町、鵜住居町、大槌町という構成になっている。アワビ漁が解禁になっても大松にいる人、小佐野いる人、その他電話もない人もいて連絡が難しい。そこで思うのは、やはり大きな町内ごとに、個人で希望して遠いところにいくのは別として、地区的なものをまとめる形での仮設団地の選定をやったほうが、各地区の連絡、あるいはコミュニティづくりに苦労せずにすんだと今思っている。今は自治会ができているが、今後の参考になる経験だと思う。
 最後になるが、都市復興、釜石の新しい都市像について、苦労して新しいプランをつくっているようだが、それに付け加える私の願いは、高齢者の立場として、一つは福祉都市の建設ということをぜひ野田市長にやってもらいたい。適合高齢者専用賃貸住宅、これは県も関係があるが、年間の経営をたくさん導入することも含めて、高齢者が安心して住める住宅が必要だ。高齢者が安心して住める釜石ということは若年の市民にとっても、将来安定して住めるふるさとのつくりに専念できるという面で、大変高齢者住宅の建設が重要だということをご配慮いただきたい。

市長:まず、こちらは実は市民と話す日として第1号だ。今までは地区ごとの復興プランの方で毎晩いろいろな説明会や懇談会があり、なかなかこの市民と話すを再開できなでいたが、今日やっと再開できた。本当に遅くなり大変申し訳なく思う。
 仮設住宅に入られている方の課題をなんとか一つでも解決したいと今日お邪魔した。これからも他の仮設団地を回りながら、同時に復興プランもやらなければならない。いろんな説明会や集まりに出なかければならないということでみなさんの負担が大きいのはないのかと思う。
 行政は市が中心となってやっているわけだが、議員はまた違った制度の中で動いている。正直に言って、市側が議員のことについてあれこれ言う立場ではないが、市民から見れば、市役所も市議会議員もみんな同じだと思っていると思う。市民からの目線すれば同じだと、こういうことから考えると我々からも議員のみなさんにもこれからもそういう働きかけをしていかなければならない。
 今日は振興局長がいらっしゃっているが、本当はこの市民と話す日は県は関係ない。振興局長は自ら、仮設住宅のことであれば県も関係してくるだろうからと出席してくださった。このような形で、本当は議員の方々も活動を展開していただければありがたいと思っているし、今までも再三に渡って投げかけはしている。ただ、議員は議員でさまざまな課題があってなかなかそういう活動ができていないのだと思う。ただ、今回は1,000年に1度という大きな災害で本当に市民のみなさんは困っているのだから、議員は議員としての活動を展開していただけるように本当はしなければならない。議会の中でもそういう働きかけをしていきたい。ただ最終的には議会の承認がなかければ市の様々な予算や施策は実行できないので、現時点では、議員のみなさんもご了解をいただいて市政運営にも協力いただいるという状況にあることをご理解をお願いたい。
 それから仮設の話だが、今回の仮設住宅の入居については、ご不満、ご不便、そしてまた不公平、そういった気持ちを持たれた方が多いだろうと思う。今でもそう思っている方もたくさんいると思う。もしかしたら地区ごとと決めた方が良かったのかもいう思いもしている。ただ、仮設住宅が一斉にできるわけではない。最優先の人からということでこのような展開になった。また、仮設住宅は市内の方だけでなく、他の地域へ避難した方も入る権利がある。だから県の所管となっている。そういうこともあり、みなさんお一人お一人の思いのとおり実現出来なかった。これは申し訳なく思っている。ただ、これから今度は公営住宅ができる。公営住宅も一度にできるわけではない。最初は野田と平田にできるが、誰が最初にそこに入るかということになると、仮設住宅に入ったときと同じようなことがまた起こる。仮設住宅の場合は入居が何ヶ月の差だったが、公営住宅は何年も差がでる。だが、今回の反省をしながら、少しでも期待に添えるような進め方をしたいと思う。今から地区ごとに仮設住宅に入っていただくということも考えられるが、復興公営住宅の建設が始まり、これから1年も経たないうちに色々移動しなけばならないかもしれない。今、日向にいる方々がもしかしたら来年別の仮設住宅に移らざるを得ないこともあると思う。今回、例えば鵜住居小学校や東中学校の仮設の学校が建設された。それに伴い、生徒の皆さんはできるだけ学校の近くの仮設住宅に入れるような処置は取らせていただいている。そのような形で必要性があるごとに対応はしていきたいと思う。
 それから先ほどの福祉のまち、そしてまた高齢者にやさしいまちを望むということであったがそのとおり。今は釜石の高齢化率は36%。これは震災前での数字だから今はさらに上がっていると思う。このまま行くと高齢化率が50%ほどになるかもしれない。人口はそれなりにあったとしても中身が限界集落になる可能性は十分にある。現に1年間に生まれる赤ちゃんの数は今250人前後。逆ピラミッドの形だと大変なことになるのでなんとかピラミッド形の人口構成比にしたい。これは日本がそういう状況になっている。その中で釜石だけが良くなるというのは難しいと思うが、まずは高齢者のみなさんが安心して暮らせるまちにするため、若い方々がもっと釜石に住んで子どもを育てられるような環境をつくらなければならない。東部地区の大型商業施設やラグビーのまちで釜石をもっと魅力のあるまちにしたい。ただ、高齢者が安心して暮らせなければ元も子もない。復興公営住宅、または介護施設など十分配慮して進めたい。現時点での介護サービスを必要とする方々、施設の入居の待機者は200人ほどいるが、それでも緊急を要する方々はかなり減った。できるだけ緊急を要する人は必ずそういう施設に入れるような仕組みをつくっていきたい。
 多重防御や減災という言葉が出たが、それと並んで包括ケアシステムというものがある。これは例えば、釜石市のどこに住んでいても必ず近くに学校や病院、介護の施設があるというようなまちづくり。ただし、それをつくろうとなると、だれが負担するのかということになる。特に介護の場合は当然負担はみなさんがしていく。今回も平成24年度は少し値上げをしなければならない状況。その辺の兼ね合いも計算していかないと、施設をつくったはいいがあとで経営難では逆にみなさんに負担をかけてしまう。いずれ包括ケアシステムという名のもとでみなさんの利便性は高めていきたいと思う。
 そして、バスについては新年度にできるだけみなさんが困らないようにバス運行あるいはバスの停留所までタクシーの乗合を利用するとか色々工夫したいと思っていた。改めて自治会さんと相談しながら、みなさんの生活に係わることをもう一度洗いなおして立て直しをしていきたいと思っていた

市民:ラグビーのスタジアムについて、鵜住居にできるようだが、それはラグビー専用の施設なのか。何人収容するのか、年間にかかる維持費、規模はどのくらいなのか、教えてほしい。

市長:みなさん、ラグビーの計画などの話はあとでいいだろうと思うだろうが、これからの生活や住宅のことと併せて今国のほうと協議をしている。スタジアムというと誤解があるが、津波で被災した場所について、そこを守るために防波堤や水門も整備するが盛り土をする。せっかく盛り土をするのであれば、そこを利用してラグビーやサッカーなどのスポーツができないだろうかと考えた。そこに、東京のラグビーファンのみなさんから2019年にラグビーのワールドカップが日本で開催されると聞いた。日本のどこで開催されるかはまだ決まっていないため、ラグビーのまち釜石で開催してはどうかという提案があった。そうはいっても維持費もかかることであるし半分諦めていた。しかし、釜石でワールドカップを開催することはこれまで支援してくださった方々に復興の姿を見せる機会となり、それが釜石の義務ではないかという話であった。しかもこれは釜石のみならず三陸全体の象徴として全世界に発信してはどうかという話が進んでいる。これは岩手の復旧復興の象徴としてつくっていきたい。震災のメモリアルパークは県が陸前高田につくることは決まっており、各地でもそれぞれにつくっていくことになると思う。ただ、ラグビーだけでは年に数回使う程度であり、それに何十億というお金を使うということは現実的ではないため、普段は公園として活用できるようにし、ラグビーやサッカー、大きなイベントがあるときに、仮設の設備などでできないかと今議論をしていた。2019年というと、ちょうど三陸縦貫道が完成する年。そして秋田からの横断道も完成する年。ちょうど周りの環境が整っていく。もし縦貫道ができれば仙台まで2時間。宮古までも30分でいけることになる。だから、近隣市町村にも協力いただいて開催できる距離となる。そういうことを見越しながらやりたいと思っている。ただ、まだ構想段階で、まだ県や国の方とやれるかどうか協議をしている。ただ、手を挙げなければ始まらないので、市としては手をあげようとしている。実現は今のところ五分五分かなと思っていたが、近いうちに久慈から陸前高田からの首長さんに協力していただくことと、県のラグビー協会さん、関係者のみなさんの協力を得て進めたいと思っていた。

市民:自治会とは別に、鵜住居地区の復興推進を考える会を発足したい。今まで3回ほど会合を開いた。役員もだいたい決まってきて18日に総会したいと思う。その目的は、このような立派な図面(復興プラン)ができていることは本当にありがい。しかしながら、このまちに戻れるかどうかわからない人が多い。市内に分散していればまだいいが、県内に相当散らばっている。だから、ひとりでも多く会員を募集して、みんなの声を集め、その声を行政に届けていい復興につなげることを目的とした会にしたい。これから復興計画に併せて、鵜住居に安心して住めるか、高台に移転する人たちが大きな希望をもって笑って入れるか、声をみんなから聞きたい。
 それはそれにして、鵜住居に限らず、街中は夜はもう真っ暗で通る人が非常に寂しい思いをして通っている。個人的にはせめて大槌方面、栗橋に別れるところや鵜住居駅前周辺、この日向に入る部分について、外灯を何台かつけれないものか。県とも相談して、少しでも明るくなって走りやすくなればと思う。

市長:外灯については再三にわたってお話を聞いているから、改めて必要なところにはつけるようにこれからも検討させていただく。ただ、外灯をつければそれだけ電気料がかかる。ものは全国から支援物資の一つとして、全国の方々がお金を出しあってものを買って釜石市に寄付してくださっている。ただ、それを設置する電気屋さんが忙しくてなかなか進まなくて遅れている状態だが、いずれ必要なところにはちゃんとつけるようにする。
 それから、新たな団体というか組織をつくるということだが、どうしてもそういう会は必要になってくるのでぜひお願いしたい。これは他の地区でも同じような組織ができるようにしていただいて、声を集約しながら復興プランに対応させていただきたい。

市民:仮設住宅の中でも、結露の出るところと出ないところがある。結露がひどく出るとこは床や布団が濡れてしまう。どうすれば結露がでないようにできるのか。関係者から聞くと、これの解決策はないから、結露が出たらそれを拭きとるほかない。この寒さが収まれば結露も出なくなるからもう少し我慢してくれという話だった。他の地域ではなにか対策などはしているのだろうか。

仮設住宅運営センター:結露についてはいろんな地区から、いろんなメーカーがつくった仮設住宅から話が来ている。結露シートなどを対策としてお渡しはしているが、本当に明確な改善策が打ち出せていない。結露が出る原因は住宅の問題なのか、例えばストーブの温度設定の問題だったりするのか、わからない部分があって非常に悩んでいる。もちろんメーカー側の不備ということも全く考えられないわけではないので、メーカー側に結露に対する点検だとかを要望しながら、住んでいる方々に工夫や換気をしてもらいたいと思う。もちろん、それらをやった上でダメな場合もあるだろうから、その場合は仮設住宅運営センターにご連絡いただきたい。これはすぐに解決できない。

市民:日向の道路について、車が結構通るんだが、対向車が来ても真ん中に穴が開いている状態であるので、道路の舗装をしてほしい。ついでに日向グランド周辺も見てほしい。前にやったが今だいぶ掘れてきた。

都市整備推進室長:日向グランド周辺とは具体的にはどの辺か

市民:日向の入り口のちょうど歯科医院前くらいからだ。

都市整備推進室長:了解した。

市民:この団地へと渡る橋、市道に入るところが舗装をしていないので、砂利とかが市道に出たりして、そこの整備ができるか聞きたい。

市長:道路については震災後あまり手をかけていない。改めて仮設住宅運営センターや生活応援センターと一緒にその辺を自治会でまとめてもらって、必要な箇所については早急に対応するようにする。

市民:ワンコインバスはいつまでか。

市長:ワンコインバスは今、国の方の支援の中で実現できている。今度その支援が切れる。新年度あたりからは金額を変えざるを得ない。ただ、本来の値段に戻すと負担が大きい。まだ正式に決まっていないが100円ではなくて、最高限度額を決めて条件を同じようにしようと思う。そして市がバス会社に支払う分も少し和らげようとしている。ただこれは議会が終わってみなければ実現できるかわからない。

市民:最後に一つだけ。市長に陳情に今行きたくても、市長が夜も昼も多忙なので避けている。また議員にお願いして一緒に当局へ行くのも遠慮した方がいいのかと思って自治会で話していた。私たちが見るところでは、シープラザ釜石2階の仮設住宅運営センターの小池所長も昼夜汗を流していることを知っている。もう少し小池所長に予算執行権までは行かなくても権限を与えてほしい。センターは大変な立場にある。

市長:仮設住宅運営センターというのは被災地の中でも釜石だけ。これは早い段階で設置をした。そしてその時点でセンター所長には権限を与えているつもり。本当に運営センターに全部おまかせしているつもりだ。また、みなし仮設、民間の賃貸住宅に住んでいる人について地域づくり推進課にお願いしている。この2つの中の組織でみなさんの生活の様子を見守っている状況。これは他市町村から見れば珍しい状況。さらに生活応援センターというものもあって、つまり3つの目で、3つの手でみなさんと一緒にやっている状況。だが、今言ったとおり財源についてはそれぞれ担当者が苦労しているかと思うが、私としてはそこの段階で権限を与えているつもり。所長がどうしても必要だからやるということであれば、これは逆さにしてもやるということで進めたいという気持ちだ。ただやれるものとやれないものがあり兼ね合いが難しい。だが、みなさんの生活をきちっと守っていくということが我々の使命なので遠慮なくお話していただきたい。また、所長から私まですぐ上げるように、できれば文書でいただければと思う。口頭だと曖昧な部分もでてくるので、自治会のみなさんにお願いしたい。いずれみなさん意見は優先的に進めたいというのは間違いないのでよろしくお願いしたい。

  

 


(20:00終了)