みなさん、こんにちは。かまつれ担当の村上です。
梅雨になり、雨の日も多くなってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私の出身地・京都の梅雨は蒸し暑いですが、こちらの梅雨は肌寒いですね。みなさん、体調など崩されないように、ご自愛ください。


さて、今回は、津波による甚大な被害を受けた唐丹小学校のピアノが修復され、18ヶ月ぶりに学校跡地に返ってきた「唐丹小・被災ピアノ救出プロジェクト」について報告したいと思います。


この企画は、「国道45号撮影班。PR45」という団体が、学校解体に伴い廃棄処分となるピアノを唐丹の有志たちで搬出して、引取保管し、音の出なくなったピアノを修復し、校歌及び歌詞に歌われた景観を記録する沿岸一連の活動の一環として、唐丹小学校141周年記念行事と連動して「被災ピアノ」を現地公開したものです。

国道45号撮影班。PR45

 行政支援として現地入りした企画マン。「報道に上らないところに、明るい兆しと動きを生むニュースを創出する」ことを狙いとし、その手段として沿岸各地の公共施設で解体記録活動を続けてきました。解体現場から「廃棄物」と言われたものを救出すること、そのモノたちの価値を後世に震災遺構(資料)として届けることを使命としています。


当日は、下記のようなスケジュールでその返還公演が行われました。


【前日公開】

 61日(日曜日)14:00から18:00まで

  昼の部:公開記録 海の町コンサート 14:00から16:00まで
  会 場:学校跡地→唐丹駅→公民館→商店街→郵便局駐車場
       →盛巌寺→小白浜防潮堤→唐丹漁協→片岸防潮堤


  夜の部:前夜祭 防潮堤コンサート 17:00から18:00まで
  会 場:工事中防潮堤(完成天端TP14.5m)の現況天端TP11m付近


  演 奏:東北大学ピアノサークルSemplice(センプリーチェ)
      演奏8名 計12


【校歌収録】

 62日(月曜日)11:00から12:00まで

  会 場:旧唐丹小学校跡地
 校歌斉唱:唐丹小学校児童一同
  伴 奏:唐丹小学校教諭 小島先生
  立会人:教職員一同・保護者と地域と子ども記者 

 

 

このうち、私が立ち会ったのは前夜祭の防潮堤コンサートと校歌収録。


■防潮堤コンサート

防潮堤は工事現場ということで、安全のために演奏者も含めて全員ヘルメットを着用しています。防潮堤の上で、かつヘルメット着用という、めったに見られない演奏となりました。演奏してくれた東北大学のピアノサークルのみなさんも、「外で演奏するのも初めてだし、ヘルメット着用での演奏も初めて」と笑顔を見せてくれました。演奏は、クラシックを中心にジャズやポップスなど、次々と演奏者が変わりながら演奏されていきます。最後には、聴衆の方から「あまちゃん」のオープニングテーマのリクエストもあり、唐丹に修復されたピアノの音が響きました。


■校歌収録

小学校跡地で児童たちがピアノの伴奏にあわせて、元気よく校歌を歌ってくれました。みんな笑顔でとても楽しそうでした。校歌斉唱後に、ピアノを弾いてみた子どもは「音がしっかりしていて驚いた」と、ピアノの音を喜んでいました。


校舎はなくなりましたが、このピアノとその音と歌とともに小学校の思い出がみなさんの中にずっと残ってほしいなと思います。

修復されたピアノは、なんらかの形で唐丹に残されることが検討されています。ピアノも近くでみると、それとわかる傷が残っています。いつか一般のみなさまにも、このピアノの音色を聴いていただく機会もあれば良いなあと思いました。

 

ピアノが防潮堤に運び込まれる   塩抜きが大変だったと語る修復担当の楽器店社長 
ピアノが防潮堤に運び込まれる      塩抜きが大変だったと語る楽器店社長

存在感のある修復したピアノ   演奏する白いドレスの女子大学生 
存在感のある修復したピアノ       演奏する白いドレスの女子大学生

演奏する赤いドレスの女子大学生   「あまちゃん」のオープニングテーマを連弾で演奏 
演奏する赤いドレスの女子大学生      「あまちゃん」オープニングテーマを連弾

ピアノの伴奏で校歌を歌う子どもたち   ピアノに負けず元気よく歌います 
ピアノの伴奏で校歌を歌う子どもたち    ピアノの音に負けず元気よく歌います

ピアノの周りに集まって!   近くで見るとやっぱり傷もあります 
ピアノの周りに集まって合唱!      近くで見るとやっぱり傷もあります

児童も演奏します! 

児童も演奏します!