水道事業のあらまし

 沿 革

釜石市は、岩手県の中央部を南北に走る北上山脈の東側、三陸沿岸地域のほぼ中央に位置し、古くから基幹産業の製鉄業と、三陸漁場を有する漁業を中心とした「鉄と魚」のまちとして発展してきた都市であります。
昭和12年に市政が施行され、その後、昭和30年には、隣接する4ケ村と合併して名実とともに「鉄と魚と観光」のまちとして大きく発展してまいりました。
本市が上水道の布設計画を樹立し、基本調査が行われたのは、昭和10年でありましたが戦時体制への進行と財政事情等から実現の運びに至りませんでした。
その後日本は太平洋戦争に突入し、昭和20年の戦争末期には、2回にわたる艦砲射撃をうけ、市街地は廃虚と化したのですが、戦後、特別都市計画法にもとづき市街地が再建されるにつれ、市民の間から衛生文化生活施設として、水道の必要性が高まり、布設計画から実に十数年を経た昭和26年4月、県知事からの公有水面使用許可と、上水道布設について国の認可をうけ、翌27年1月事業着工の運びとなりました。

上水道事業

◆創設昭和26年度
●計画給水人ロ40,000人
●計画一日最大給水量8,000緕・
昭和26年4月、市街地の中央部を西から東に貫流する甲子川の伏流水を水源として、計画給水人口40,000人、計画一日最大給水量8,000、給水区域を中妻以東として、国の創設認可を受け、翌27年1月工事に着工しました。
そして翌28年10月には、管の布設された一部の地域から給水を開始し、32年5月に工事完成と同時に全給水区域に給水を開始しました。

◆第1次拡張事業昭和39年度4ヶ年計画
●計画給水人口50,000人
●計画一日最大給水量17,000緕・
市勢の発展にともない給水人口も年々増加の一途をたどり、住宅地も市の中心部から西部地区へと急速に開発されてきましたので、この地域に給水拡大をはかることが必要となり、当初の計画給水人口40,000人を50,000人に変更しました。
そして給水区域を小佐野・小川の両町と野田・定内地区を加えて拡大することとし、配水池の増設を含む拡張工事を実施しました。工事は、昭和39年度から4ケ年計画で実施し、昭和43年3月完成しました。

◆第2次拡張事業昭和45年度9ヶ年計画
●計画給水人口51,000人
●計画一日最大給水量25,300緕・
昭和45年からはじめました市勢発展計画とあわせ、市内高台地域及び港湾施設に給水区域を拡張することとし、これによる給水量の増加を見込み、新たに新町地区内に地下水を水源とする井筒一基を増設しました。
また、向定内簡易水道を上水道に統合して、不動沢・源太沢両地区高台の給水確保をはかることとし、これまでの計画給水人ロ50,000人を51,000人に変更しました。工事は、昭和45年度から9ケ年間で実施し、53年3月完成しました。

◆第3次拡張事業昭和50年度4ヶ年計画
●計画給水人口58,000人
●計画一日最大給水量28,100緕・
市勢の発展にともない、市の西部地域の開発がすすみ、住宅団地や工業団地の造成、さらに新日本製鉄(株)釜石製鉄所の社宅と厚生施設が上水道に移管されるなど、水需要が急増したことから甲子町松倉・大畑地区を給水区域に加え、新たに松倉・大畑配水池を設置しました。
これにより、計画給水人ロ51,000人を58,000人に変更しました。工事は昭和50年度から4ケ年計画で実施し、54年3月完成しました。

◆第4次拡張事業昭和53年度3ヶ年計画
●上平田ニュータウン給水
上平田地区に住宅団地(上平田ニユータウン)が建設されたことにともなう給水区域の拡大と平田簡易水道を上水道に統合することにしました。
また、新たに大平・上平田に配水池を設置しました。工事は昭和53年度から3ケ年計画により実施し、56年3月完成しました。

◆第4次拡張追加事業
●新自家発電機容量(能力)625KVA
●中央監視室建屋面積285平方メートル
災害発生等による停電の際でも給水できるよう緊急自家発電設備の増強と、記録装置、監視装置のよリー層の充実をはかるため、これらの施設を含めた中央監視室を建設しました。
工事は、昭和59年度から2ケ年計画で実施し、61年1月完成しました。

◆第5次拡張事業
●計画給水人口44,000人
●計画一日最大給水量23,890緕・
甲子簡易水道を釜石上水道に統合することに伴なう給水区域の拡張と併せて、釜石上水道の計画給水人口と給水量の見直しを行ないました。


鵜住居上水道事業
◆鵜住居上水道昭和56年度3ヶ年計画
●計画給水人口9,200人
●計画一日最大給水量3,740緕・
都市化がすすみ、人口増加が著しい鵜住居簡易水道地域の給水人口が、5,000人を超えたため、昭和56年4月鵜住居簡易水を廃し、鵜住居上水道を創設しました。また室浜地区を新たに鵜住居上水道に含めることとしました。
工事は、昭和56年度から3ケ年計画で実施し、59年3月完成しました。

◆鵜住居上水道平成20年度2ヶ年計画
●計画給水人口6,290人
●計画一日最大給水量2,475緕・
表流水及び浅井戸水源の仮宿・箱崎白浜・箱崎簡易水道は水源の枯渇と水質の悪化が懸念され、強化される水質基準に対応が難しくなる状況において、鵜住居上水道の給水人口と給水量を見直し、区域拡張に伴い統合することと併せて、西方に位置する栗林簡易水道についても、農業集落環境整備事業による下水道の普及から給水量を見直し、鵜住居上水道とソフト統合しました。

簡易水道事業
本市は、昭和30年4月隣接する4ケ村と合併しましたが、旧村地域は市中心部とは山地等によりさえぎられており、地形的に上水道との接続による給水が難しいため年次計画により、地域ごとに簡易水道を布設しました。
●施設数12ヶ所
●計画給水人 7,525人
●計画一日最大給水量1,691緕・

◆箱崎簡昜水道施設整備事業
平成9年度3ヶ年計画
●計画給水人口1,030人
●計画一日最大給水量345緕・
老朽管の布設替により、水質保全と安定供給を図るとともに、給水量の増カ加に対応するため、配水池の規模を拡大し高台へ移設しました。

◆唄貝簡易水道施設整備事業
平成9年度3ヶ年計画
●計画給水人口350人
●計画一日最大給水量95緕・
釜石鉱山(株)の専用水道の廃止に備え、給水区域の拡張及び給水量の増加を行ないました。

◆小白浜簡易水道再編推進事業
平成14年度8ヶ年計画
●計画給水人口1,780人
●計画一日最大給水量800緕・
花露辺・本郷簡易水道を廃止し、3簡易水道を統合。
表流水の枯渇、老朽施設の改修、更には未普及地域の整備と併せて水質基準の強化に伴う浄水施設を整備し、水質、水量、水圧の安定供給による地域住民の生活環境の整備に努めております。