「釜石港コンテナ取扱量の推移」を更新しました(平成29年8月1日)。 

       

釜石港トピックス

釜石港SITCフィーダーサービス「White Express Line」の開設について

東日本大震災直後から、国際フィーダーコンテナ輸送国内最大手「井本商運株式会社」によって、国際戦略コンテナ港湾”京浜港”と”釜石港”を週一便で結ぶ、国際フィーダーコンテナ定期航路が開設されました。また、これと同時に、世界的海運会社「OOCL」が同航路を活用した、輸出入サービスを開始したことで、釜石港のコンテナ取扱量は年々上昇を続け、昨年の年間コンテナ取扱量は、岩手県における過去最高記録を更新しました

このような中、平成28年12月から、アジア地域での有力船社「SITC Container  Lines」の日本総代理店「SITC JAPAN 株式会社」が、既存航路を活用し、釜石港での輸出入サービスを開始しました。サービスの名称は「White Express Line」で、本年7月から、苫小牧港、八戸港、仙台港の3港で開始されているサービスに、4港目として釜石港を加えたもので、釜石港で実質的に輸出入サービスを展開するコンテナ船社は、OOCLに続き2社目となります。なお、1港2船社のフィーダーサービスは、岩手県として前例がありません。「SITC」が得意とする東南ア ジアとの輸出入で貿易の選択肢が広がります。

皆様のご利用をお待ちしております。

釜石港のあらまし

釜石港は、岩手県沿岸地区のほぼ中央部に位置する天然の良港です。

古くは東京・函館間の中間補給地点として重要な役割を担い、明治7年に官営製鐵所が建設されたことで、以来、鉄鋼関連貨物の取り扱いを中心に港勢が発展してきました。

明治5年に、我が国の第1号海図として釜石港が描かれたほか、昭和9年に、青森港、船川港に次ぐ、東北3番目の開港場となり、釜石税関支署が設置されたことからも、その重要性を垣間見ることができます。

近年では、完成自動車の陸揚げ・積出し、配合飼料の輸入、IPP石炭火力発電所の石炭輸入など、段階的に行われ、平成15年には、国土交通省から、全国でも数少ない総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)に指定されています。

平成19年には、市民の長年の悲願であった「湾口防波堤」「公共ふ頭」「仙人峠道路」の三大基盤が整いました。

釜石港の沿革

釜石港の歴史・沿革はこちら → 釜石港の沿革(445 KB pdfファイル)  

東日本大震災からの復旧・復興

平成23年3月11日、未曾有の激甚災害「東日本大震災」が発生し、釜石港も壊滅的な被害を受けましたが、震災直後の迅速な復旧作業によって、震災から1ヵ月後の4月11日、「公共ふ頭」が供用再開されています。

本格的復興、発展の礎となる「湾口防波堤」「公共ふ頭」の災害復旧事業も、平成23年度にスタートしました。

湾口防波堤の復旧スケジュール等はこちら →国土交通省東北地方整備局釜石港湾事務所ホームページ

公共ふ頭の復旧スケジュール等はこちら →岩手県ホームページ

“地域産業を支える工業港湾から、

岩手県全域を支える流通港湾へ・・・”

釜石港は、震災という逆境をバネに、これからも「岩手と世界を結ぶ物流拠点」として、ドラスティックに躍動を続けます。 

 

コンテナ定期航路

平成23年7月から、国際戦略コンテナ港湾”京浜港”と釜石港を週一便で結ぶ、国際フィーダーコンテナ定期航路が開設されております。

釜石港を通じ、タイムリーに全世界とのコンテナ輸出入を行うことができます。

皆様のご利用をお待ちしております。

サービス・プロフィール等はこちら  →OOCLホームページ   SITCホームページ

                

 コンテナクレーンのスペック

名称 メーカー 内容

タイヤマウント型

ダブルリンク式ジブクレーン

三井造船株式会社

・自重:350t

・定格荷重:30.5t

・荷役能力:15本/hr

・コンテナ列数:6列

・アウトリーチ:24m

 釜石港コンテナ関係奨励金

釜石市では、釜石港を利用して行うコンテナ貨物の「輸出入」「移出入」と、釜石港発着の「ドレージ(コンテナの陸上輸送)」に対し、予算の範囲内で奨励金を交付しています。

 

交付対象者 奨励金の額 年間限度額
荷主等

(1)コンテナ50個までは・・・

コンテナ1個につき20,000円

(2)コンテナ51個以降は・・・

コンテナ50個につき1,000,000円

左記(1):1,000,000円

左記(2):9,000,000円

合 計:10,000,000円

ドレージ業者 1ドレージにつき5,000円 2,500,000円

どうぞご利用ください。

申請方法など詳細についてはこちら →奨励金交付制度

完成自動車物流

平成元年に釜石港で開始された完成自動車物流は、公共ふ頭最大の取扱貨物量を誇っていましたが、東日本大震災の影響により、平成23年3月以降、取り扱いが中止されています。

釜石市では、完成自動車物流の復活を釜石港復興のシンボルと捉え、港湾管理者(岩手県)とともに要望活動等行っています。 

釜石港の特徴

24時間365日荷役体制

釜石港では古くから、公共ふ頭における24時間365日荷役体制が敷かれています。

東日本大震災によって生じたふ頭の混雑も、24時間荷役体制が力を発揮し、利用調整作業の緩和が図られました。

24時間365日荷役体制は、被災沿岸部の復興に向けて、これからも大きな力となっていきます。

世界最大水深の湾口防波堤

津波の被害から釜石市を守るため、国家プロジェクトとして、全長1,960m、水深-63mという世界最大水深の湾口防波堤が整備されました。

東日本大震災においては、津波高で4割(13.7m→8.1m)、津波遡上高で5割(20.2m→10.0m)の減災効果を発現したとされています。

しかしながら、未曾有の大津波により、北堤(990m)がほぼ全壊、南堤(670m)が半壊するなど、著しい被害を受けました。

尊い生命や財産の防護、臨海部立地企業の津波や波浪に対する安全度の向上、荒天時における避泊水域の確保と荷役稼働率の向上に向けて、平成23年度から、災害復旧事業がスタートしています。

災害復旧事業で生まれ変わる湾口防波堤は、従来より粘り強い構造になる予定です。

「釜石港湾口防波堤」は、平成22年7月27日に「Deepest Breakwater」としてギネス世界記録の認定を受けています。

湾口防波堤の復旧状況はこちら →国土交通省東北地方整備局釜石港湾事務所ホームページ

  全国港湾海洋波浪情報網(NOWPHAS)

釜石港のリアルタイム海象情報はこちら →ナウファス

公共ふ頭の高機能岸壁

釜石港の公共ふ頭には、岩手県唯一の耐震強化岸壁を含め3つの岸壁があり、東日本大震災直後の救援物資搬入等に力を発揮しました。

その後、3つの岸壁に対して4隻の貨物船が接岸するといった状況がしばらく続きましたが、これによって臨海部立地企業の早期操業再開と生産活動が支えられました。

完成自動車物流の一刻も早い復活と震災後に開設されたコンテナ定期航路の維持運営、被災沿岸部の産業経済発展に向けて、平成23年度から、災害復旧事業がスタートしています。

災害復旧事業により、増加するコンテナ貨物の取り扱いに対応した県営上屋の整備や、リーファーコンセントの充実が図られるなど、これまで以上に効率性に適ったふ頭として生まれ変わる予定です。 

-11m岸壁には特殊な改造が施され、総トン数62,000トン級の大型RORO船が接岸可能です。

公共ふ頭の復旧状況はこちら →岩手県ホームページ

東北最大水深の岸壁

新日鐵住金(株)が所有する南桟橋では、自社の貨物だけでなく、公共貨物も取り扱っています。

東日本大震災により著しい被害を受けましたが、平成24年5月に完全復旧を遂げています。

水深-14mを誇り、パナマックス級船舶の入港・接岸が可能であるほか、2港揚げ方式により、最大19万トン級ケープサイズバルカーの入港・接岸も可能です。

東北唯一の全天候バース

新日鐵住金(株)が所有する北桟橋には、コンテナ貨物の取り扱いを可能とする、吊上荷重36トン(4点吊り)のクレーンを装備した、全天候バースが整備されています。

東日本大震災により著しい被害を受けましたが、平成24年3月に完全復旧を遂げています。

釜石港の動脈・静脈物流を支える重要な機能を担っています。

釜石港の位置