平成21年4月定例記者会見結果

日時 平成21年4月27日 月曜日 午前11時

場所 第2会議室

内容 
 市長の発表項目

 情報提供項目

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市長発言要旨


 本日は、お忙しいところをお集まりいただき、ありがとうございます。
 年度初めの記者会見でもありますので、まずは、喜ばしいことからコメントさせていただきます。
 初めに「新エネ百選について」ですが、経済産業省と独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、4月22日、地域にマッチした地産地消型の新エネルギー等の導入の優れた事例として、「新エネ百選」を公表しました。
 これに当地域の取り組みも選定され、その内容、経験等は、これからの新エネルギー導入促進に大いに役立つものと期待されます。
 選定事業の名称は、ウインドファームを契機とした地球にやさしいまちづくりです。
 申請の概要は、民間によるウインドファーム(42,900kW、43基)建設を契機に、新エネルギーの普及啓発やウインドファーム内での農業振興等、地球にやさしいまちづくりを推進しているというものであり、その特長は、環境等に配慮し、40kmに及ぶ送電線を国内でも早い時期に地中埋設とした風力発電所であるという点です。
 東北地域では13箇所、県内では当市のほか岩手県、住田町、葛巻町の取り組みが「新エネ百選」に選定されております。

 次に、「釜石市と大槌町との広域連携について」ですが、当市と大槌町との広域連携に関しましては、本年3月までの合併協議における大槌町長との話し合いの中で、今後の広域連携を深めるための協議の場を設置することや、定住自立圏構想での話し合いを行うことで意見の一致を見ております。
  これを受け、協議の場の設置に向け、5月連休明けに私と大槌町長とで、具体的な取り組み方法について、協議することとしております。

 次に、「定額給付金について」ですが、これまでの進捗状況などをお知らせします。
 定額給付金申請書は、対象世帯あてに3月17日に発送し、翌18日から受付を開始したところですが、予想を超える速さで申請がなされ、現在のところ、1万6千700件を超える申請があり、申請割合は、約94%となっています。
 給付については、口座への振込みを4月17日、24日及び27日に行ったところであり、約1万4千900件、金額では、5億6千7百万円余りと、当市の給付総額の約86%の給付を終えております。
 今後も、受け付けた申請書の審査を終えたものについて、順次、振込みする予定です。
 まだ、手続きしていない方も、約1,000人ほどあることから、記者の皆さまには、お早めの手続きを促す記事掲載について、特段のご協力をお願いします。 
 また、定額給付金の関連事業として、「釜石まる得商品券」と「ふるさと寄付金」があります。

 そこで、「釜石まる得商品券」の販売状況についてです。
 釜石商工会議所が販売している「釜石まる得商品券」は、4月5日(日曜日)の販売初日に4千849冊を売り上げ、その後も好調に売り上げが伸び続けてきたことから、21日に釜石市商店会連合会に加入している商店街振興組合や商店会、釜石商工会議所などと協議した結果、2千冊の「増刷」を決定し、引き続き販売を継続しております。
 4月24日、先週の金曜日の時点では、発行総数1万2千冊のところ1万340冊を販売し、販売額は1億340万円となっております。
 商品券の有効期限は7月末となっていることから、お買い上げいただいた皆様には、商品券を有効に利用し、お買物をしていただき、市内での消費拡大と商業振興を図って参りたいと考えております。
 次に、「新たな寄付金の設置について」考えを述べたいと思います。
 4月からは、「ふるさと納税」を「ふるさと寄付金」に改称して、市民にも対象を広げたところですが、今回はさらに期間限定で使途目的を絞り込んだ寄付金制度を新たに立ち上げたいと考えています。
 期間を限定し、寄付金の使途目的を明確にすることで、これまで以上に市民に対する寄付行為への動機付けを強め、相互扶助による市民に優しいまちづくりを実践したいと考えています。
 次に、「少子化対策について」です。
 少子化の度合いを示す各種指標は、医療や福祉、教育といった各方面からの対策にも関わらず、依然として改善の兆しが見られません。
 私は、少子化対策を最重点事項の一つに位置づけ、地域で支える少子化対策、結婚・出産・子育て・教育・自立などのライフサイクル(家族の周期)の中で、切れ目のない、総合的な対策を効果的に推進したいと考えています。
 平成21年度は、妊娠・出産の経済的負担の軽減のため、特定不妊治療費助成事業を新規事業化したほか、妊婦・乳児一般健康診査事業を5回から14回に拡充しました。
 また、安心して就労できる保育環境の充実のため、病児・病後児保育対策や待機児童解消に向けた事業の立ち上げを図ったほか、保育所等同時入所第2子以降の保育料を無料とします。
 教育分野では、就学前教育の充実のため、幼児教育推進室を設置するとともに、郷土愛を育む青少年健全育成のため、かまいしコミュニティスクール推進事業を新規事業化するなど、よりきめ細やかな政策を展開します。
 また、地域で支える子育て応援への意識の醸成を目的とした「かまリンカード事業」も徐々に浸透し、定着してきたと評価していますが、さらに応援体制を強化すべく、「子育て応援企業認定事業」を近々立ち上げ、地域、企業が一体となった、より良い子育て環境の創出に努めて参ります。
 少子化問題の克服に向けては、ライフサイクル(家族の周期)のそれぞれの場面における健全性の確保、総合的な施策の展開が重要であることから、釜石市次世代育成支援行動計画(後期計画)の策定を通じて、市民の皆様の理解をいただきながら、積極的な取り組みを行って参ります。

 次に、「指定ごみ袋の導入について」です。
 市民の皆様にご協力をいただき、4月から指定ごみ袋による収集方式を導入しましたが、各地区を6回ほど収集しましたので、その状況等についてお知らせします。
 導入の理由は、一般家庭から出されるごみについても、市民の方々に責任を持っていただくことによって、ごみの廃棄に関しての意識を高め、ごみの減量を図りつつ、処理経費についても削減しようとするものです。
 これまでのところ、家庭系ごみについては昨年の同時期と比較して委託収集によるものが25%減っておりますが、逆に工場への直接搬入は15%増えております。
 一方、事業系ごみは18%、産業廃棄物は43%、それぞれ減っているところです。
 導入当初は、名前をフルネームで書かないことによって収集されないなどの電話が担当課に寄せられましたが、1ヶ月近く経過し概ね浸透してきたのではないかと思っております。
 ごみの廃棄量についてはもうしばらく経過を観察しなければならないと思いますが、市民の皆様のご理解によって確実に減量され、経費についても圧縮されるものと期待をしております。

以上が私からの発表項目です。

質疑応答

 《大槌町との連携について》

質問:大槌町との連携について連休明けにとのことだが、どういった組織になりそうなのか、また定住自立圏構想については。

回答:まだ、具体的な話にはなっていません。もう少し早めに取り組めればよかったのですが、改めて大槌町長さんとお話をして、どのような形で進めるかについても相談して、早い時期に進めたいと思っています。5月中には何とか立ち上げたいと思っています。

《新エネ百選について》

質問:新エネ百選に選ばれたのはおめでたい話であるが、一時期、野鳥の会などから猛禽類のバードストライクなどで申し入れ等があったと思う。この件については対策は市が行うことではないとは思うが、考え方を。

回答:猛禽類の対策については、事業者側に申し入れをしております。事業者側でも追加調査を行いながら、再発防止に取り組んでいるという段階であると伺っております。我々としましても、自然の保護には積極的に取り組んでいかなければならないと思っています。事業着手時もに事業者が環境アセスメントや、猛禽類についても調査を行い問題ないとの結果の中での建設だったと認識しています。そのような意味では先日の事故については残念でした。今後そのようなことが無いよう、我々としても願っています。

質問:「新エネ百選」は、指定されたことによって何かプレミアムはあるのか。

回答:基本的には、新エネルギーについての取り組みを広く一般に広めるための認定です。釜石で行われた取り組みが広く全国に広報されることに意味があると思っています。6月1日に認定書の授与式が行われます。

質問:ウィンドファームは観光地としてアクセス道路、案内板の整備などは行わないのか。

回答:これを契機に、検討していきたいと思います。橋野地区は、橋野高炉跡の世界遺産の取り組みについての動きもあることから一緒に取り組みたいと考えています。

《その他》

質問:橋野高炉跡の世界遺産に向けた取り組みについて、今後の見通しはどうか。

回答:九州・山口の世界遺産登録に関わる専門家3人に現地を見てもらっています。九州・山口の資産リストに釜石を加えてもらうように運動しています。厳しいとは言われていますが、可能性は徐々に高まってきていると思います。鉄の分野で釜石市を加えることによって、その他の産業遺産の価値も高まると思われ、九州・山口との関係もあり慎重に進めているところです。

質問:九州・山口のほうの首長の協議会のようなものには橋野高炉をリストに加えてもらうよう要請のようなものはしているのか。

回答:こちら側から事をせかすよりは、向こう側から釜石市をリストに加えたいとの申し出がいただければと思っています。向こうの動きを無視して我々が動くのはどうかと思っています。

質問:専門家に現地を見てもらうのは今後もやるのか。

回答:これまでは橋野の資産価値について我々の勉強も兼ねて見てもらいましたが、動きが活発化してきて必要があればまた専門家の方に来ていただくことになると思います。


(11:26終了)