栗橋地区(平成20年1月18日)
栗橋地区(橋野ふれあいセンター)
参加者 48名
要旨
市民:SMC新工場北高跡地の件、情報が欲しい。
三大基盤が完成したが、その後の三陸縦貫道の見込みはどうなっているのか。
病院の待ち時間が長いが、その対策は。
市長 就任し、企業立地対策本部を立ち上げた。先日記者発表した、北里大学の海洋バイオ研究所跡地への進出はその成果である。SMCの件はまだ話し合いをすすめているところである。現在は、土地の価格交渉を行っている。春には具体的なものになると思う。いずれ、進出を前提に話を進めている。進出に伴って、道路も必要となってくる。それが三陸縦貫道となってくるわけだが、一つの例としてSMCをあげれば、新町にインターができれば鵜住居工場と上中島の工場とで部品のやり取りなど、物流が生じる。現在工事中の水海片岸間だけでなく水海新町間も整備が必要となってくる。今月、新町で懇談会を予定している。7、8年中には片岸新町間を整備したい。
のぞみ病院の件については、市民病院と県立釜石病院の統合を行ったが、当初の思惑どおりにならなかった。これは医師の勤務体制の全国的な流れで自治体病院から医師が減っていることによるものである。患者が減っているのに待ち合いが長くなったのは市民病院がなくなって救急患者が県立釜石病院に集中しているためだろう。のぞみ病院は順調である。釜石は県内でも医者の多い地域である。医療に関する情報をもっと市民にお知らせする必要がある。先般、県立釜石病院の院長の話が市の広報に載った。これは珍しいこと。もっと市民に情報を公開してみなさんに理解を求めなければならないと考えている。
市民:平成17年に前市長に要望していることがあるが、確認の意味でもう一度読む。
・清掃工場の跡地利用・内陸部から橋野地区を経由した根浜海岸までのルートの整備・橋野高炉の復元・病院統合に伴う通院に不便が乗じないような対策・鵜住居消防分署の早期実現
市長 これからは地域のことは地域で、地域会議を中心にみなさんと一緒になって取り組むが、地域のことは地域が一番知っている。生活応援センターが地域の中心となる。清掃工場跡地のような市全体に関わる問題は市が責任持ってやる。
市民:患者輸送バスの件。県交通の路線バスは今3本走っているが、便が悪くあまり使わない。患者輸送バスがたよりである。今、週3便走っているが、もう1便増やしてほしい。
生活応援センターのさらなる充実強化をお願いしたい。今、月1回のサテライト型デイサービスがあるが、とても有り難い。市役所に出向かなくてもセンターですべての用が足せるように充実強化してほしい。
市長 私の行おうとしているのはまさにそのとおり(生活応援センター中心の自治)のこと。患者輸送バスの件については今は回答出来ないが、後で調べてみる。
市民:栗林に住んでいる。栗林農業集落排水事業は平成6年に計画され、14年から工事に入り、20年には終了するだろう。とても有り難い話だが、もう少し早くできればよかった。とりあえずお礼。
栗林の清掃工場は今までいろんな問題があった。県境産廃など、いろいろなゴミを引き受けてきた。23年に新施設に移った際に跡地がきれいにされるのか方向性が見えない。今までの当地域の協力も踏まえて、新施設に移る前にきちんとした方向性を出してほしい。
市長 排水については、鵜住居地域もまだ未着手である。SMCもくることなので早めに着手したいと考えている。排水については、産業面だけでなく、海や川の観光面からも必要と考えている。清掃工場については毎年多額の費用をかけて修理しながら使っている状況だ。現在3市2町で新しい施設を平田に作っている。現施設の件についても地域のみなさんには今まで苦労をかけてきたと思っている。恩を忘れてはいない。
市民:交通弱者に対するバス対策について。患者輸送バスの「のぞみ病院前」停車についてお願いしたい。 能舟木には、子供が4人いるがスクールバスが入れない状況である。患者輸送バスも入れないのでバス利用者は30分以上かけてバス乗り場まで歩いている。何とかしてほしい。
地域医療について。先程待ち時間のことが話題になったが、待ち期間も長い。先日大腸癌検診の再検査に3月まで待てといわれた。別な病院にいったら4月までだとも。早く再検査するには盛岡に行くしかないとのこと。なんとかならないか。製鉄記念病院の訪問看護部門が2月末で無くなるとのことだが本当か。
市長 バスの問題については、本庁に帰って協議してみるが、4月以降はみなさんでもどのような解決方法があるか話し合ってみてほしい。医療については各病院の中身まで口出しは出来ないが、各病院が連携できるようにネットワークを作りたいと考えている。細かいことは調査しながら進めたい。
市民:三陸縦貫道で鵜住居にインターチェンジができるそうだが、私はその近くに市でビルを建設し個人病院を入居させたら良いと思う。大きな病院は市の西部にしか無い。
市長 私もそう思う。ただ、今すぐできるものでも無い。現実問題、市がビルを建設するのも無理である。県立釜石病院も、のぞみ病院も厚生病院も、国立釜石病院も市の西部に集まっているが、建物の対応年数がみなあと十数年である。今から地域医療のあり方を考えていかなければならない。これからは鵜住居地区が中心となるだろう。病院だってそうなるだろう。その時はよろしくお願いしたい。
市民:釜石市民憲章を市民に周知徹底するような活動をしてはどうか。
岩手日報1/15夕刊投書欄の市内女子高生の投書が心に染みた。ぜひ回答してはどうか。
市長 市民憲章は大分前に作って、なかなか使う機会が無かった。先日の成人式等の式典には使っているが。もう一度市民憲章を見直して活用してきたい。我々にとっては憲法のようなものである。地域会議の代表の人たちと一緒に考えていきたい。
投書についても、質問でないので回答できるものなのかどうか、新聞社と話をしてみたい。投書した高校生の気持ちに答えられるような市政運営をしたい。県では「銀河大使」を設けてPRしている。市でもそのような取り組みをしたいと考えている。
市民:「大型商業施設の誘致を西部地区に」との新聞記事を読んだ。高校にしても、三陸縦貫道のインターチェンジにしても西部地区だ。我々が「釜石」といってイメージするのは東部地区。市の将来的なまちづくりのために中番庫当たりの空き地を活用して東部地区の活性化を望む。この地区からでは市西部地区は遠い。東部地区ぐらいならなんとかいける。
市長 新聞報道は一部だけなので。「西部」と言ったのはサンパルクの辺りのこと。東部地区を活性化することについては公約にも掲げている。内陸部からの客を迎え入れるには目的地をはっきりさせないといけない。外から見た釜石のイメージは「海」だと思う。今、魚河岸近辺のイメージはあまり良く無い。釜石らしさを演出するには魚河岸地区の再整備が必要だと考えている。順番的には魚河岸が先である。中妻以西はその後である。
市民:孫が遊びにきた時には大槌の「マスト」に行くしか無い。あの程度のものでも良いので。
市民:農協の合併の問題。5/1に農協が合併すると橋野の店鋪も無くなり、ATMも無くなる。せめてATMだけでも残してくれるよう、行政でも側面から援助してほしい。
市長 農協については良く解らないが、聞くところによると店鋪は鵜住居、甲子、釜石だけになると聞いている。ATMについては農協に話をしてみる。
市民:新仙人峠道路を通った時、甲子の農業が廃れているのを見て同じ農業を営むものとして寂しく思った。釜石には釜石の農業があるべきだと考える。農業の後継者問題も含め、これからも市の力を貸してくれ。
先ほどから「高齢化社会」や「限界集落」といった言葉が出ているが、私は68歳だがまだまだ元気。高齢者の定義を75歳からにしてくれれば高齢化社会でも限界集落でも無くなる。元気でがんばって、息子が帰ってくるのを待っている。あまり限界集落とか言わないでほしい。
市長 危機意識を持ってもらうため、あえてその言葉を使った。甘い考えを捨てて、現実を見据えみんなでがんばろう。どこも、切羽詰まってきているのは同じである。ただ、これからはできるだけマイナスな言葉は使わないようにする。
市民:製鉄関連施設が近代化遺産として認定された。当面のビジョンはどうなっているのか。
市長 鉄は当地域だけでなく市全体の重要なキーワード。釜石が「鉄のメッカ」だと言うことを次の世代にも伝えたい。そのため、製鉄体験を市内の中学生、高校生に体験させたい。体験した生徒には市長の認定証を与えたい。大橋地域で鉄づくりのキャンプをしたいと考えている。近代化遺産と認められても国からはお金は来ない。橋野、根浜でやっているグリーンツーリズムのメニューに鉄づくりも加えてほしい。今年は平泉の世界遺産登録、大船渡では海フェスタ。釜石でも何かやらないと。橋野高炉後は大切な財産と考えている。
市民:先日の降雪で主要地方道釜石遠野線の除雪は笛吹峠から釜石側は良かったが、遠野側はやっていなかった。これはどこにお願いすれば良いのか。
市長 振興局再編の関係で、遠野地方振興局が花巻に組み込まれた関係だと思う。情報をいただければ振興局に話をする。
市民:地域課題を解決するには力を合わせなければならないと前野田市長から教わった。「孤掌不鳴」はまさにそのとおりだと思う。市長もがんばってくれ。
市長 これからの地域づくりはみんなでやっていきたい。御協力をお願いする。
(16時終了)




