小佐野地区(平成20年2月25日)
小佐野地区(小佐野コミュニティ会館)
参加者 58名
要旨
市民:駐車場の件についてお願いしたい。小佐野の駅前には駐車場がない。今はJRを利用するのに松倉駅を使っている。国道の脇の細長い土地を整備して駐車場としてはどうか。この小佐野コミュニティ会館にしても、駐車場が少ない。停めようと思えば防火水槽があって停めれない。小佐野中学校の跡地を活用してはどうか。
市長 小佐野駅についてはJRの土地なのでなんとも言えないが、学校の土地については教育委員会の管理している土地なので関係するところと相談しながらできるだけ早い時期に取り組んでいきたい。
市民:市の活性化について話したい。先日、みのもんたのテレビ番組で仙人秘水を紹介していた。数ある日本の名水の中で一番だった。また、中村家の海宝漬も1位だった。市でも釜石の名を売り出すために援助をしてはどうか。
大橋と青の木を繋ぐ循環道路がぜひ必要だと思っている。坑道を利用して、鉄の聖地と聖地を繋ぐものとして整備してほしい。
新日鉄の遊休地の利活用について、前の所長の金山さんに話したら市の活性化のために使うならいつでも相談に来てほしいと言っていたということを聞いたことがある。遊休地の活用について市でも積極的にお願いしてはどうか。
北里大学の関係だが、今度就任した上村副市長は水産大学の出身だということで、釜石にもぜひ海洋大学の様なものを誘致してもらいたい。
最後に税金の話だが、市民税が去年どんと上がった。私の場合10倍になった。市では激変緩和とかいっているが、10倍も上がると生活していくのも大変だ。良く考えてもらいたい。
市長 仙人秘水の話は私も見た。世界のいろんな名水の紹介のあと、仙人秘水が紹介された。あの放送のあと、仙人秘水の工場には問い合わせの電話がひっきりなしにかかってきたそうだ。テレビの効果、学者の先生の話の宣伝効果は大きい。だが、あそこに至るまで、いろんな人の力があった。何も、偶然あのようになったわけではない。そのためには釜石を宣伝してくれる人たちに釜石大使のような肩書きを与えて宣伝してくれるようお願いしたいと考えている。4月から取り組みたい。昨日のまちづくり市民の集いでもラグビーの松尾雄治さん、あんべ光俊さんが来てくれた。あんべさんは自ら、釜石のラーメンが美味しいので「ラーメン大使」となって宣伝してくれるといっていた。釜石を宣伝できるようにしたい。
大橋と青の木を結ぶ道路については私も考えていた。大橋は今、施設を取り壊し整理しているところである。近代化産業遺産としても認定され、事務所も壊すことになっていたが、なんとか残してくれと社長にお願いした。事務所の展示品についても残してもらえることになった。貴重なものもたくさんある。あの鉱山事務所の下を掘れば大島高任が最初に作った高炉遺跡が出てくる。発掘されれば大変な遺産だ。あの場所は釜石にとっても大変な財産だと思う。そんなことから青の木と結ぶ道路については3、4キロあると思うがなんとか取り組みたいと思う。だが坑道は危険だということもあり利用は厳しい。林道でもいいから、サイクリングロードや散歩道のように整備すれば観光スポットとしても利便性が高まる。今すぐできるというわけではないが検討したい。私もずっとやりたいと思っていた。
海洋大学については先ほども話したとおり、海洋バイオテクノロジー研究所が10数年研究をしてきたわけだが、その跡地に北里大学がくることになった。海洋バイオの貴重な微生物コレクション4万点を活用する創薬プロジェクトだ。海洋バイオの微生物コレクションは世界屈指のコレクションだ。タンカーが座礁したときに流出する油を食べるバクテリアもあるし、逆に油を作る微生物もあるようだ。それを今回、北里大学がどのように活用していくかという段階だ。この研究がもう一歩進めば新たな産業が起こりうる。日本の釜石というより世界の釜石だ。大変期待している。上村副市長にも就任していただいたが、大所高所の視点からがんばってもらいたいと思っている。
税金のことについてはそのとおりで大変だと思う。「市民の皆さんにはやさしさを」を私の市政運営のモットーとしているが、今度後期高齢者医療制度が始まることになり、国保の皆さんはまた負担が増えることになり、申し訳ないがこれは国の制度である。皆さんの負担が急に上がらないように市の財源で何とかしているがそれも一時しのぎだ。国の方に何とかしてもらわないといけない。市でも市民の負担が軽くなるよう可能な限り取り組んでいるが、それはなかなか見えないので、これからの説明のし方も、市がどれだけ負担しているのか示さないといけないと思う。
市民:市長の話を聞くと釜石の将来がばら色に見えてくる。大切なのは釜石が何に投資をするかだ。私は人材、特に子供たちだと思う。予算は大変だろうが、将来のため、子どもたちのためにぜひ投資してほしい。
市長 製鐵所のおかげも知れないが、釜石には優れた人材がたくさん集まっていると思う。確認は取っていないが、県内で東大卒の人が一番多いのも釜石だと思う。その人達の影響を受けて子どもたちは育っていく。岩手の中で釜石ほど教養、文化に恵まれたところはほかにないと思う。釜石を一流として支えてきたのは教育だ。これから人口は増える地域と減る地域に分かれ2局化が進む。釜石はどちらを選択するかだ。このまま黙って少子化が進む道を選ぶのではなく、沿岸の拠点都市を目指すほうを選ぶべきだ。単純に人口を5万人に増やすことはできないが、4万人台を維持しながら人口の比率を守り、将来的に持続可能な都市を形成したい。そのためには企業誘致、ものづくり、研究に携わる人材の育成が大切だ。そのための教育が大切だ。鉄作りを子どもたちとやりたいといっても今の教育現場では時間も人材もなく、なかなか難しいかもしれないが、釜石らしい教育を目指したい。子どもたちに鉄作りを体験させたい。学校の先生も、3年、4年で代わるのではなく、10年ぐらい居てもらわないと伝わるものも伝わらない。教育も地方分権の中で地域の子どもに地域で教育するような教育を考えていきたい。
市民:人材を育てれば、企業も進んで釜石を選んでくれるようになる。長い目で釜石であれば教育だとなるようによろしくお願いしたい。
市長 わかりました。
市民:市長の、今までの経験を生かして活動しようとの心構えはわかった。私が一番取り組まなければならないと考えているのは少子高齢化・人口減だ。なぜそうなるのかを考えていただき、人口減対策を市政の課題に入れてほしい。今までと同じ施策をやるのではなく、ユニークな施策でなければダメだ。例えば、旧小佐野中学校の活用だ。あそこを全部解体して、その跡に高等福祉施設を建設する。周りにはそこで働く人達の住宅も建設する。そして、「釜石にはこんなレベルの高い立派な福祉施設があるんだ。」ということを全国に向けて情報発信してはどうか。平田と上中島の間の山を切り開いて宅地にするとか、松倉、あと鵜住居の海岸、これくらいしか平らな土地はないので、津波が来ない平らな土地で医療機関と福祉施設を連携させた高等福祉施設を作って人を集める、そのくらいのことをやらないとだめだ。
もうひとつは赤ちゃん病院の設立だ。岩手県でも産婦人科がいなくて困っている。今がチャンスだ。立派な赤ちゃん病院を作って岩手で子どもを生む人は釜石でどうぞ、お医者さんもいるし、よかったら住んでもいい。と言うような、それくらいの発想のことをやらないと変わらない。
三つ目は高等教育機関がないのも問題だ。子どもたちは高校を卒業するとみんな釜石から出て行く。誰の責任かと言えば大人の責任だ。高等教育機関を置いて、釜石で働くような人材育成をやってほしい。
産業問題だが、釜石には土地がないし、インフラも整備されていない。送電線もない。それらをきちんと整備してからやらないと新しい産業は来ない。釜石にはいい人材、水も安いなどとやらないと新しい産業もできない。次の世才の企業を呼び込むような整備をしなければだめだ。
できるだけユニークなテーマを盛り込んで次の時代の釜石を力強い政策で人口減少にならないようにがんばっていってほしい。
市長 お話のとおり。ひとつの大きな理想としてはそうだ。だが、現実問題として難しい。北上の東芝の話もだが、釜石にも鵜住居にSMCが立地する。規模も大きい。インフラも条件も悪い釜石になぜ立地するのかといえば人材だ。昔は優秀な人材は大学に行かず製鐵所に入った。会社に入って一生懸命やるのがステータスだ。そういった人材育成の積み重ねがある。インフラ整備については仙人道路ができたがまだまだ足りない。企業誘致を進めながらインフラ整備も進めていきたい。
高等福祉施設や赤ちゃん病院の話だが、財源には限度がある。たくさんあればいいのだがそうでもない。作ったとしても、その後やっていくのも大変だ。市民病院も作ったときは良かったかもしれないがあのようになった。全国の自治体病院のほとんどが赤字である。なかなか誰も手を付けられない現実だ。今できるのは民間の人達にがんばっていただくことである。そうしていただければありがたいし、そういう運動を展開していきたい。
少子化については釜石だけでなく日本全体の問題である。国の政策の責任だ。人口減少時代に入ると言うことは何十年も前からわかっていたことだ。それに輪をかけたのがワーキングプアなどの問題で、働いても働いても生活が良くならないから、結婚したくても結婚できない、結婚したとしても子どもを作らないなどの生活苦になっていると思う。働く場所の確保、それなりの給料をもらえる正社員としての採用、次の子どもも釜石で働けるような企業が大切である。釜石で育ち次の世代も釜石で育つ流れにしたい。そのためにも会社と地域の連携が必要だ。製鐵所やSMCにも地域づくりに参加してもらえるような方向で進めたい。理想はお話のとおりだが、少しずつ進めていきたい。
市民:観光面では釜石は遠野より観光客が少ない。釜石は東京から遠い。東京まで5時間、盛岡まで2時間かかるようでは人は来ない。ヘリコプターを飛ばすとか、三陸飛行場のような大胆なことをやらなければダメになり人口が減るだけになるのでがんばってほしい。
市長 がんばります。
市民:将来のことも大切だが、今ある施設をすぐ活用することも大切だ。3大基盤の活用だ。去年の3月に、関東自動車の会長、井本海運の社長、東海大の先生の講演会があった。関東自動車の会長は釜石をもっと発展させたい、がんばる、と言っていた。井本海運の社長はコンテナ港として活用してはどうか、内陸からの荷物をコンテナ輸送すればよいのではないか、産業が発展している内陸の荷物を釜石港から出すべきだ。との提案だった。東海大の東先生は、静岡県清水港のように港の色彩化で再開発すべきとの提案だった。未来も大切だが、今ある公共ふ頭をもっと活用するような荷役施設の整備を早くやって内陸の企業等の期待にこたえられるようにすべきだ。
もうひとつは東京大学の希望学だ、先日の広報に今回またアンケート調査をする旨の記事が載った。どのような結果が出るのか大いに楽しみにしているところだが、それを大いに活用していただきたい。
市長 希望学については私もなぜ釜石を選んだか興味があるところだ。希望学については地域にとっても大切だが日本全体にとっても大切なことだ。先ほど、遠野の観光客の話があったが、台湾や中国から花巻空港を利用して岩手に来る観光客が遠野までも来ている。時間の関係で釜石までの延長ができないのはマイナスだ。仙人峠道路ができても、釜石にはお金が落ちない。遠野の店は売り上げが3割伸びた。釜石ではサンフィッシュ等、特定のところだけだ。私が市長就任当初から言っていることは海のほう、港の活用だ。内陸から見た釜石のイメージは、やはり海だ。魚河岸、場所前は地名もいい。内陸の人に浜のにおいがする。湾口防波堤完成後の静穏水域の活用や新魚市場の整備等も含めて海のほうの整備に取り組みたい。
公共埠頭についてはおかげさまで関東自動車に活用してもらっているが、何もしていないわけではない。大船渡や宮古等からも完成自動車積み出しの引き合いがあって、釜石がトヨタの積出港と正式に決まったのは去年のことだ。県も4つの重要港湾を平等に扱うなかで、トヨタは釜石となった。今度、宮城県大衡村にトヨタ系列のセントラル自動車が立地することになった。今、釜石から積み出ししている関東自動車の完成車は1割だけで残りは仙台港だ。セントラル自動車が宮城県に立地し、仙台港を使うとなれば仙台港はパンクしてしまう。関東自動車に釜石から積み出しを増やすようお願いしている。石巻や秋田も狙っている。1月から、釜石港に入ってきている自動車運搬船が「あいち丸」という大きな船に変わった。これを何とか継続してもらえるようにしていかなければならない。3大基盤整備を釜石でどう使うか大事な時期だ。
市民:聞くところによると仙台港は何年かに1度浚渫をしなければならないらしい。その点、釜石港は天然の良港だ。荷役設備とかを整備して、やり方によっては仙台港をしのぐかもしれない。そういうことをやっていただければいいと思う。
市長 がんばります。
市民:今年、平泉の文化遺産が世界遺産として登録されれば平泉にたくさんの観光客が来ることが見込まれる。早いうちから平泉-釜石の観光のモデルルートを作って旅行代理店とかに売り出ししてはどうか。
三陸縦貫道の関係で、鵜住居-両石間は工事も進み大分見えてきたが、こちら側はさっぱり見えてこない。進捗状況はどうなっているのか。釜石側にも力を入れてほしい。
小佐野は高齢化率が40%を超えている。若者が少なく、小佐野地区の小学生は40人もいない。小佐野中学校の跡地を活用し、若い人達が住めるような住宅地にしてはどうか。
市長 平泉の世界遺産登録に向けた動きについてはご存知のとおり。7月ごろといわれている。時期を同じくして、沿岸でも大船渡を主会場に海フェスタというイベントが開催される。釜石はサブ会場の位置づけとなっている。大船渡のお株を奪うような大掛かりなイベントは慎むべきだと思うが、内陸から大船渡に向かう際のルートは釜石を通るものもある。また、沿岸全体の宿泊のキャパシティもそんなに多くないので釜石にも宿泊客は回ってくるだろう。市としても、平泉、大船渡のイベントにマッチしたものを、釜石らしさを演出できるような、例えばグリーンツーリズムのようなイベントを検討中である。
三陸縦貫道については平成22年度に鵜住居-両石間が完成し、その後に両石-新町間の工事が始まる。新町タッチについて今まで色々な意見があったが、1月末に新町地区で7~80人の皆さんに集まってもらい説明会を行った。今まで三陸国道事務所の説明会をやっていたが、市としての説明会をした。市としても、事業を早く進めたい旨の説明をしたら、参加した人達は賛成してくれた。その後市から三陸国道事務所のほうにも事業の進捗についてお願いした。今後三陸国道事務所のほうで動きが出てくるだろうし、鵜住居に立地するSMCの新工場や大槌との合併の問題などで非常に重要なことになっている。だが、小佐野や向定内の人達には説明していない。最初に三陸国道事務所でやった説明会のみだ。改めて時機を見て説明したい。
小佐野中学校の跡地には、実を言えば養護学校を県に要望していたが、話がまとまらなかった。市としてはあきらめることとした。養護学校の適地は今探しているところである。皆さんでいいところがあったらぜひ紹介してほしい。小佐野中学校は製鐵所の土地なので返したい。市としては今の段階では何もできない。活用については市のほうから製鐵所にお願いしたい。
市民:中学校の校舎を解体するまでの間だけでも、敷地を駐車場としての活用はできないものか。図書館も駐車場が少ないし、小佐野小学校は小川小学校との統合によって小川地区から車で送迎している親も少なくない。
市長 十分承知している。解体にもお金がかかる。
市民:大槌との合併の話だが、合併特例債を活用できる期限が迫ってきているが市長の考えは。
先ほど話しに出た養護学校の移転先のことだが、ぜひ統合で空き家となった小川小学校に移転してほしい。
市長 養護学校については県の教育委員会の管轄だ。小川小学校は国立療養所からの距離があってちょっと厳しいとのことだった。もうちょっとの距離だった。だだ、距離については県の教育委員会の希望なので、今後関係団体と詰めていきたい。
合併については、就任当初から色々話をしているが、合併すべきという立場で取り組んでいる。合併のメリットは何かあるのかといえば、皆さんにしてみればメリットはないかもしれない。ただ、これからどうしていくかという話をしていく時に、人口規模や、三陸の拠点としてやっていくためには避けて通れない重要な問題だ。病院の問題、ゴミ処理問題、魚市場、市役所の移転問題等いろいろ課題がある。市民が幸せで健康に暮らすにはどうすればよいかを考えたとき、大槌も同じ問題を抱えているが自立の方針を打ち出している。この状態でやっていった時、合併しないのであれば我々も自立しなければならない。10年後、20年後には困るときも来るだろう。そうなった際には一緒になってやっていかなければならない。メリットよりも、手を取り合ってやっていくという、「心」の問題だ。お金ではなく、ハートで付き合っていきたい。大槌との連携は重要だ。
鵜住居に立地する予定のSMCの雇用は1000人規模だが、簡単に1000人といってもなかなか集まるものでもない。その際は釜石出身の人に戻ってきてもらって確保したり、大槌や山田のほうからも人材を集めらければならない。そうなると病院も必要となってくるだろうし、市役所だって建て替えなければならない。県立釜石病院だって、のぞみ病院が入っている旧市民病院の建物だってあと10数年しかもたない。そういった意味でも協力していかなければならない。
何よりも、三陸沿岸の拠点としてやっていくときに県の振興局がなくなるのは避けたい。県では県を4つに分けて振興局を再編しようとしている。釜石が沿岸の拠点としてやっていくためには釜石に沿岸の振興局をおいてもらいたい。だが、人口も面積も大船渡や宮古の方が多いし大きい。ただ、釜石はその中心に位置している。振興局を釜石に設置して沿岸の拠点としてやっていく意思表示を示すためにも合併してある程度の規模を確保し意気込みを見せなければならないと今取り組んでいるところである。ある程度の期限を切って進める意味でも合併新法期限内に結論を出すことは大切だ。
市民:市民と話す日について、今日参加してみてこれが野田市政の根本なんだと思った。これで終りではなく、毎年やって成果を示していただきたい。
それから、釜石のガソリンは遠野や盛岡と比べて高い。何とかならないものか。
市長 次に市民と話す日をやるときは、働いている人も参加できるように夜に開催しようと思っていた。これで終りではなくできるだけ地域に入って継続してやっていきたい。話されたことについては、やれるものはやる。やれないものはやれない。時間がかかるものについてはそれなりの計画と作ってやっていきたい。この会については、市の職員が全てメモしているので、あとで広報等何かの形でで皆さんの話したこと、それに対する私の回答をお示ししたい。橋野で開催したときに、へき地患者輸送バスの「へき地」というのをやめろと言われ、すぐ直すということで今良い名前を考えているところだ。次からは応援センターを中心に、次の段階は地域会議というものを開いて町内会や各種団体からの意見を聞きたいと考えていた。先ほど、道路の話が出たが、特定の課題については地域懇談会で、それ以外の個人の意見を聞くために市民と話す日は継続してやっていきたい。あくまでも市民と話す日は何でも自由に話をできるようにする。
ガソリンについてはどこに行っても言われる。それぞれの店の人達が値段を決めてやっていることなので私からはどうこう言えない。結果として釜石が高くなっているのは残念に思う。だからといって何もできないわけではなく、団体にもお願いに行った。団体でも価格をそろえると談合になってしまう。難しい。ただ、釜石は高すぎるというわけではなく、日本全体から見ると平均だ。遠野が安すぎる。遠野は盛岡商圏域だ。盛岡の業者との競争だ。
市民:それではダメなんじゃないか。だから何も進まないんだ。釜石が盛岡圏域じゃないからしょうがないで済ませるのじゃなく、なぜ釜石が高いのか、きちんと分析して進めなければダメだ。ガソリンだけでなく、物価の面でもだ。やっているというが、やっていることが見えない。
市長 おっしゃるとおりだ。もう少し分析してやっていきたい。
市民:今、息子たちが車で帰省してくる際にところどころでガソリンを入れてくるのだが、釜石に来たら一番ガソリンが高いと言う。それに併せて物価が高いので釜石の悪いイメージにも繋がっている。観光とかで誘致しようとしてもマイナスイメージとなっている。
市長 どこに行っても言われる。我々も一生懸命やっている。何とか形が見えるようにしたい。もう少し時間をいただきたい。
市民:SMCのことについて、もう少し詳しい状況を聞きたい。進捗状況はどうなのか、何人ぐらいの規模の雇用になるのか、アクセス道路はどうなのかなど。
市長 北高のあたりの土地の買収も90%くらい進んだ。後はSMCに売る手順だ。9月ごろに売却ということになると思う。雇用の1000人規模というのは、最初から1000人規模ということではなく、最初は300人ぐらいから始まって徐々に増やしていくとのことだ。SMCは優良企業であるので力を入れてやっていきたい。SMCの北高跡地への立地が白紙には絶対ならない。大丈夫である。先日、上中島の工場を久しぶりに視察したが、その中で地元の採用の人達ががんばっている。雇用1000人といっても、ただ1000人いればいいというものではない。昔の製鐵所のように、優秀な人材こそ釜石に残って働いてもらえるようにしたい。新しい工場は今の工場と役割分担し操業していくようだ。三陸縦貫道の釜石鵜住居間も活用するのではないか。SMCは世界に目を向けた、緻密な企業である。
市民:隣町との違いを訴えるようなPR看板を市民レベルで作ってはどうか、市民レベルというのは市民でも言えるようなという意味。観光でも企業誘致でも使えるようなPRキャッチコピーが必要だ。隣の町との違いを訴えないと町を売り込むことにならない。
市長 島根県に吉田村というところがあって、そこはたたら製鉄の町だ。昔の橋野の高炉の実物大のものがある。全国でそこだけだ。人口は3000人ほどであるが、その町のすごいところは町の住人全員が観光PRガイドだということだ。子どもからお年寄りまで、外から来た観光客に自分たちの町のことを説明できる。当市も参考にして良いところをPRできるように、今後の検討課題としていきたい。
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