甲子地区(平成20年2月14日)
甲子地区(甲子公民館)
参加者 54名
要旨
市民:市民主役の開かれた市政について。甲西地区は人口が減って寂れるばかりである。これから10年後、20年後どうすればいいのか。小沢前市長にこのことを話したら甲西地区のプロジェクトチームを作るといっていたが、未だにできていない。市は今まで東部地区だけを整備してきた。西部地区には何もない。今まで市に対して色々な問いかけをしてきたがさっぱりだ。今まで言ってきたことを実現させてもらいたい。
もうひとつは医療のこと。市民病院の統合のとき、県立病院を充実するといっていたが今の県立病院は態勢が整っていない。子どもを生みたくても産婦人科もない。
市長 おっしゃるとおり、人口は減っている。これは甲子に限った話ではなく市全体の話。30年後の釜石は15000人、そのまた30年後は7000人になるという統計予測が出ている。だから今、そうならないように声を大にして色々訴えている。甲子も街のようにしろという話は無理な話である。住む人が安心して暮らせる地域づくりをしたい。そのために、現在ある生活応援センターを充実させたいと考えている。今の車の流れは大畑地区から東側だけである。私は大橋地区の鉱山の活用について国の史跡のようにして跡地利用をしたいと考えている。まず大橋で中学生、高校生に鉄作り体験をさせたい。1度だけでなく、継続して行いたい。また、市内の子どもたちだけでなく、市外の子どもたちにも体験させたい。併せて、仙人秘水の風呂を任期中に何とか作りたいと検討している。また、仙人峠道路ができたが、トイレ休憩するところもないので、トイレを併せた産直施設を整備したいと考えている。
市民:先ほど市長の話にあった限界集落について。大橋地区は高齢化が進み、現在高校生以下の子どもが3人しかいない状況である。大橋の社宅跡地の活用を具体化して欲しい。
市長 難しい課題だ。今度SMCが鵜住居に来ることになったが、鵜住居地区もSMCが決まるまで北高が無くなるなど暗かった。決まった途端、息子が帰ってこれるとか、商売をやって見ようなどの期待や希望が高まった。希望が大事だ。大橋地区も土地を活用していきたい。企業誘致は競争である。今度宮城にセントラル自動車が来ることになった。それは宮城県が新たに県民税を企業から徴収し、それを活用してお金を使ったからである。企業にメリット無いと企業は来ない。何とかして手段を講じなければ企業誘致はうまくいかない。大橋、大松の社宅跡地の活用についても考えていきたい。大橋の鉄作りの体験を契機に大橋、大松に市民の目を向けさせたい。
市民:釜石鉱山の社宅跡地に、おそらく釜石鉱山の職員が植えたのであろうシダレザクラがある。ゴールデンウィークにでも来てみてくれ。手入れをすればすぐきれいになる。
市職員の姿勢について。自分は登山が趣味だが、早池峰山のトイレの汲み取り登山の時には県職員がボランティアとして参加している。市職員にはボランティアの意識が少ない。市で行っているクリーンアップ活動にしてもそうだ。地域活動にも市職員の参加を望む。地域の状況を把握する教育をしてほしい。
市長 ボランティア活動、地域活動については一番大切なことだと思う。これは実行させたいと思う。
市民:私は全国を歩いてきていろんなところを見てきている。仙人道路は素晴らしい山岳道路だと思う。ただ、仙人峠道路を通っても道の駅もないのですぐ街についてしまう。どこの道の駅でも広い駐車場、ひねるとお湯の出てくる手洗いのついたトイレなど整備されている。道の駅は地権者の同意を得て早急に作るべきだ。
今一番の問題は、看護、介護である。特に若年層に介護の必要性を教える必要性がある。介護の教育をやるべき。
市役所には優秀な人材がたくさんいる。もっと活用すべきであると、県外の人から絶対言ってくれと言われている。
市役所の幹部職員は、退職すると市外に居を構える傾向がある。もっと率先して市内に住むべきではないのか。
市長 介護については全くそのとおりである。教育からスタートすべきだと思っている。一生懸命がんばるのでよろしくお願いしたい。
市民:保健福祉センターについて。市長は小沢前市長の公約を踏襲するといっているが、小沢前市長は温浴施設を含む福祉センターを鈴子に建設するといっていた。我々高齢者にとってはありがたいが、財政状況は大変だろう。12月議会で清掃工場の余熱利用での風呂や仙人秘水の風呂を民間で整備したいと話していたが、実現できるようがんばっていただきたい。余談であるが、花巻の年金保養施設が破産するそうだが住民が反対しているらしい。市長のコメントを聞きたい。
市長 花巻の施設のことについては詳しいことがわからないのでコメントができない。小沢市長の公約については、1期目は確かにお話のとおりだったが、2期目には変えた。清掃工場の熱源の利用についても言っていたが、その風呂はそんなに立派なものではない。市としては、そんなに立派なものは作れないが、市民が必要としているから清掃工場に作ろうとした。立派なものではない。それで仙人秘水の風呂を考えたが、いろんな問題がある。隣の大槌にもマストの湯ができた。民間のやる気のある人があれば民間にやってほしい。そのやる気が出るようにさせたい。市外に行かないで、市内で楽しんでもらいたい。もう少し待ってほしい。
市民:保健、医療の充実について。現在24歳になる障害者の娘を在宅で介護しているが、在宅で暮らすためにはヘルパー、訪問看護師の助けが必要である。今、私の妻は1日2時間しか外出できる時間がない。今度、その一番大きいところが2月いっぱいでやめると1月8日付の文書で言ってきた。訪問看護のニーズはあると思うが、人手が足りないとのことだ。とても大変だ。何とかして欲しい。
市長 2月いっぱいでやめることについては、話は聞いている。受け皿を作るため我々も色々手立てを打っているところである。訪問看護ステーションの件については民間のことなのだが、市も対応に取り組んでいく。
市民:仙人峠道路も開通してまもなく1年になるが、関沢から松倉まで283号1本道である。事故で通行止めになった際の迂回路について考えていただけないか。
市長 仙人峠道路は国のほうでもお金がなくて今の形だが、本当は定内まで行って三陸縦貫道と繋がる道路である。その際の迂回路が現在の国道283号となる。裏通りも考えたが時間がかかる。
市民:釜石鉱山が協力してくれるのであれば、小川温泉の湯花と仙人秘水をブレンドしたお風呂にしたほうがいいのではないか。どうせ作るならお金をかけて立派なものを作るべきだ。
市長 私としてはブレンドするより仙人秘水だけでやったほうがいいと思う。
市民:大畑団地に住んでいる。市の各課、各係の連絡を密にして欲しい。去年スズメバチの巣が見つかったときに市に連絡したら、たらい回しにされ、その巣は1週間放置された。
大畑団地は3年前から土石流危険地帯の指定となっている。去年の夏に、溜め枡、側溝の土砂上げについてお願いしたら、返事がなかったが、いきなり我々に話し無しに業者が工事をやっていた。その件について市役所に連絡したら、枡が先か、側溝が先か決めてくれと逆に問われた。そのほか、色々文書でお願いしているが、文書での回答がない。
融雪剤について、まだ余っているのに今年も来た。連絡もなく集会所の前に置いていった。連絡をもらえれば、融雪剤をもらわないでその分セメントをもらい、壊れている側溝などを自分たちで直したのに。
市長 たらい回しにしないために、窓口を生活応援センターに1本化する。具体的には新年度からとして態勢を整えたい。
側溝が先か、溜め枡が先かは地域会議で地域の皆さんで決めれるようにしていきたい。唐丹では自分たちで避難階段を作ったそうだ。皆さんの力を借りてやっていきたい。
市民:鍋倉に住んでいる。前から鍋倉の道路について市にお願いをしている。この度、楢ノ木平という市の財産もできた。鍋倉の道路は災害の際の迂回路ともなる。現に、三陸博のとき、そうだった。今まで、ボランティアで道路の整備をしてきたが、地域の高齢化も進み道路の整備も厳しくなってきた。何とかよろしくお願いしたい。
市長 県議の時代から話は聞いている。国道283号と国道45号を結ぶ迂回路というのもそのとおり。ただ、県道昇格は難しいかもしれない。私は、「地域でできることは地域で」という考えを持っている。この道路も、鍋倉の人だけでなく、松倉の人が行ってやっても良い。もちろんその逆で、松倉のことを鍋倉の人がやってもよい。若い人たちのボランティア隊のような仕組みも作りたい。長い目で見れば、そのような組織を作らなければ生き残っていけない。
楢ノ木平についても、2億円で購入し、毎年2千万円の支払いをしている。ここを何とか活用しなければならない。新しい仕組みについて今取り組んでいるところである。大学などとも連携しながらやっていきたい。
市民:若い人達が働くところがない。誘致企業の採用は30歳まで、35歳までなどと年齢制限がある。そうでなければ期限付き臨時職員での採用だ。働くなら一生そこで働きたいものだ。市が金をかけて持ってきた誘致企業でもその有様だ。市として誘致企業に対する働きかけをもう少し力を入れて欲しい。
市長 そのとおりだと思う。企業も地域振興の役割を果たすべきだ。ただ、今は市として「ぜひ来てください。」とお願いをするほうだ。だがそれだけではいけないと思っている。単独の企業を持ってくるだけでなく、関連する企業が幅広くあって、企業が競争できるようにすることが解決に繋がると思う。
市民:公民館で「甲子歌う会」というサークルをやっている。会員は60人ほどで、市の芸術文化協会や合唱協会には属していないが、県内の色々な合唱のイベントに参加している。そんな中、今年6月29日に、釜石で童謡を歌う会を開催する運びとなり400人から500人規模の参加者で行うこととなった。バックアップをお願いしたい。
市長 新年度で補助金を予算措置している。
市民:関連して、市民文化会館は9時開館だが9時にしか開けてくれない。事前の準備もあるので9時前に開けてくれるようにしてくれないか。
市長 それは緩和するように指示している。特別な事情があるときはそれなりに対応する。文化は大事だと思う。文化活動は生活に潤いを与える。大切だと思っている。
市民:生活応援センターの備品について、公民館活動の際印刷機(リソグラフ)を使わせてもらっているが、古くてもう部品もなく、壊れればそこでお終い。使えなくなるとの話だ。
市長 応援センターを大切にしたいと考えている。そんなことは無いようにしたい。
甲子センター所長 図書館から部品(マスター)をもらったので、もう少し寿命が延びた。
市民:釜石市にはリハビリ施設がない。のぞみ病院にお願いし、保健センター9階でやってはどうか。宮古の病院でやっている。そこには釜石の人がたくさん行っている。釜石にもあって然るべきだ。
市長だけがやる気がある、活気があるではダメだ。職員にもっとアイデアを出させて色々やられたらどうか。責任は市長が取るようにして、もっと職員に活気を出させなければダメだ。市民にだけやれといってもダメだ。
一の渡から枯松の道路については仙人峠道路のときの約束だったはずだ。鍋倉の道路についてもそうだ。土地所有会社にも話しをして、我々も応援するといっているのに未だにそれがなっていない。
市長 がんばります。
市民:本来なら、ここで市長とこんな話をするべきではないが、しなければならないのは担当の職員がしっかりしないからだ。私の提案は若い人達でシンクタンクを作り、未来志向の釜石を創ることだ。
市長 そうやりたい。
市民:大畑のトイレ休憩所をできるだけ早く作ってくれ。
市長 今までは下水道が通っていなかった。下水道が通ってから作ることで今取り組んでいる。
市民:町内会の位置づけについて。市から町内会に対しいろんな要請があるが、市の中で町内会の位置づけは何なのか。市とのつながりが良くわからない。
市長 そこが大切なところだと思う。県知事も、地域コミュニティを大切にするといっている。地方行政には2つあり、役所がやる地方行政と地域住民が行う地方行政だ。本来はそれは違うものだ。地域会議は、改めて町内会のあり方、役所のあり方をみんなで考えていこうとするもの。町内会はその中心である。町内会にも3人しかいないところから何百世帯もあるところなどさまざまだが、町内会は大切にしていきたいと考えている。これから地域会議で話をしていきたい。
市民:町内会には町内会の活動がある。行政からの押し付けがあっても無理なものは無理。予算をもらってもできないものもある。応援センターとの位置づけもしっかりしないと無理な点も出てくると思う。
市長 市でも今取り組んでいるところである。地域会議で話をしながら形を作っていきたい。だんだん出来上がってきたら住民自治条例とかにも発展させて町内会の役割などもきちんとした形にさせたい。
市民:市民病院の統合の話し合いのときから比べると、今回のこの形は素晴らしい。病院統合のときは予め発言する人が決められていた。私が話そうとすると「時間がない」と言われ、さっぱり話すことができなかった。悪いのは市職労の幹部だ。その点、今回は素晴らしい。
市長 ありがとうございます。
市民:サンロック問題について市長はどのように考えているのか。また、産直についてはどのように考えているのか。
市長 サンロックについてはこの前の議会でも議論になった。実はサンロックについては去年の7月の時点でもうサンロックにはお金を出さないと決めていた。キャビア会社の設立などもあった。マツカワで何とかやりくりできると言っていたが、年が明けるとやりくりできなくなっていた。補助金を出さないでやっていけないか検討させたが無理だった。釜石はマツカワ、チョウザメの良いイメージもありよかった時期もあったと思うが、結果的に難しいと判断してやめることにした。ほっとけばいいとの意見があったがサンロックの社長を副市長が、取締役を経済部長が務めている。最初から組織のあり方にも問題はあった。第三セクターなので、市が責任を持ってほかの人に迷惑がかからないように閉めなければならない。色々な事情があって破産ではなく、特別清算の形をとるため3千万円かかる。この前の議会で2千万円の予算が承認された。色々事情があるが市民の負担を最小限にするためにはこの形しかなかった。チョウザメは釜石の特産品となる可能性もあるのでそれも含めて水産振興を立て直したい。県の出納長に今度来てもらうのも、少しでも釜石を希望のあるものにしたいためだ。
市民:2億の負担について誰も責任を取らないのか。
市長 私と副市長と担当職員と責任をとりたいと考えている。
市民:市長が話し中だが、今釜石がこういう状態なのに倒産していく会社に金を投げるようなそんな提案をした。泥棒に追い銭のような2千万円の補助もする。それを認めた議会もおかしい。1億8千万をサンロックに対して返せということができなくなったのはサンロックの清算を議会が認めたからだ。市民感情としてこの釜石が大変なときになにやっているんだという気持ちだ。
市長 私もそう思うが、現実問題としてできない。色々な事情がある。1億8千万の債権の放棄はするが、キャビア会社に譲った権利も市が引き継いだので、売り上げの何%かを回収に充てる。
市民:サンロックの役員が一銭もお金を返さないのはおかしい。役員に対し50万円でも100万円でもお金を返せを言うべき。その上で補助すべき。それをしないでの債権放棄、補助金支出は市民感情として納得できない。市長が鬼になってやらなければ市民は納得しない。
市長 顔は優しいが、鬼になったつもりでがんばる。回収の努力はしたい。
市民:副市長、経済部長の退職金をもらって、それに入れてくれ。市民を代表して言っているのでちゃんと聞いてくれ。
市長 産直については下水が通ってからやろうと思っていた。10月には下水が通ると思う。それからだ。トイレと産直をどうするかについては地域の人達の意見を聞きながらやっていきたい。そのため、当初予算には盛っていない。話を聞いて補正予算で対応したい。期待に沿えるようにがんばりたい。道の駅については色々な条件があってできない。産直施設ということで考えている。
(14時10分 終了)




