唐丹地区(唐丹公民館)

参加者 65名

要旨 

市民:市長には若さがある。若さを武器にチャレンジ精神を発揮しがんばってほしい。4点話したい。
 1.企業誘致に努力を。先日の北里大学の件は嬉しいニュースだ。釜石発展のため今後もがんばってほしい。
 2.高齢者関係。核家族化が進んでいるが、そのための環境づくりをする必要がある。駅前に大きなスーパーができるらしいが、車を持っていない高齢者はそこに買い物にいけるだろうか。ニチイ跡地など市街地はどうなるのか。高齢者を対象にした店鋪があっても良いと思う。唐丹はバスの本数が少なく、利便性が悪い。市街地でバスの待ち時間がつぶせるような高齢者に安らぎを与える環境づくりにて望む。
 3.大槌町との合併について。合併の利点はなんなのか。もっと市民に説明が必要ではないか。
 4.イベントについて。活性化にはイベントを開催することも必要と思う。唐丹地域にはさくらまつりがある。旅行代理店と連携し、まつりを主体としたツアーを組んで観光客を誘致してはどうか。
 最後にもう1点だけ。唐丹には未婚の男女が多いが、出会いの場が少ない。若者が出会えるパーティーを企画してはどうか。花巻市でもやるらしい。

 

市長 出会いの場の創出については重要だと考えている。就任してすぐ少子化対策室を設置したが、少子化対策室は子育て関係事業だけでなく出会いの場の創出についても検討している。お見合いパーティーを全面にだすと、なかなか人が集まらない。若者の妨げにならないようにスマートな形で出会いの場を演出したい。
 企業誘致について。この度北里大の進出が決まった。今まで海洋バイオテクノロジー研究所で行ってきた基礎的な研究を今度は北里大が応用の研究をする。釜石を産業都市としていきたいが、それには研究も大切。研究→応用→事業へと発展していく。今はいろんな地域との競争であり、職員はがんばっているので応援してほしい。産業振興、研究開発都市、リサイクル産業など、循環型社会の形成を目指している。釜石の産業はがんばっている。市民所得では県内4位、沿岸部では1位だ。地域間の競争であるから、せっかく3大基盤が完成したのでこれを活用してがんばらないといけない。ここ2、3年が勝負である。今回の北里大の進出だけでなく、鵜住居の北高校跡地にもSMCの工場ができる。極めて重要な年になるのでがんばりたいと思う。
 高齢者対策について。各地域に応援センターを設置し活動を開始したが、とても重要だと思っている。その地域の高齢者に関する問題は応援センターが把握できるようになった。唐丹などの浜の方は津波の対策が重要だ。どこにどういった高齢者がいて、どのように避難するのか。街の方はニチイ跡地の問題がある。ただ、ここは民間の土地。何かが建ちそうな気配はある。市街地には空き店鋪が多い。どういった活用方法ができるのか、仕組みづくりをしたい。魚河岸近辺の再整備を行えば人の流れも変わってくると思う。
 合併について。大槌では当面自立という方針を打ち出している。ではなぜ合併なのか。このまま行けば人口はますます減少する。大槌についても同じことが言える。人口が減ればお金もなくなり、市として機能しなくなる。今、市のお金は9割が黙っていても支出しなければならない義務的はお金。残りの1割で事業をやっている状況だ。今のままでは国からもらう交付税も減らされ、事業ができなくなる。合併によるメリットはそこにある。県にしてもお金がないのは同じ。合併して、この地域の拠点性、意気込みをアピールしていきたい。今、前向きになにをやっていくのか求められている。国、県の示す地方自治の流れの中で、合併はすべきと考えている。ただ、相手がいること。お互いの議員や、民間サイドから連携を深めて合併にもっていきたい。
 イベントの件。さくらまつりは大切な地区の祭りだ。私も参加している。イベントについては他地域との競争である。今年は平泉が世界遺産に登録される見込みで、そこに来る観光客を口をあけて見ている訳ではなく、特色を出した祭りの情報発信をしていくべきだ。そのために地域会議がある。地域資源のバランスをとりながら、やっていきたい。

 

市民:市議会議員への政務調査費を廃止してもらいたい。自分たちだって、調べ物をしたり、勉強するときは自分で図書館に行ったりして調べる。それと同時に、市議会議員の月給を、議会に出たときだけの日当制にしたほうが良いと思う。
 公共ふ頭に車両を載せる船が入らなくなったのはどういう経緯か。

 

市長 車を積む船は今でも入っている。入港が夜だから目立たないのではないか。先日、1月15日には「あいち丸」という、今までより大きな船が入った。この船はこれからも入る。船の入港については、各港同士の競争なので今まで秘密にしていた。
 政務調査費や議員の報酬については、議会の長である議長の権限。市長としてはあまり立ち入った話はできない。市には2人のトップがいる。行政の代表である市長と、皆さんが選んだ議員の代表である議長である。議会のことにはあまり立ち入った話はできないが、地域会議でも話題にしてみてはどうか。

 

市民:大槌との合併の話。釜石は物価が高いからといって、大槌に家を建てて住んでいる人もいる。市職員の中にもいる。合併を進めるなら職員から率先して市内に住むべきではないか。釜石は物価が高いからといって、三陸博の時も市内に宿泊せず市外に泊まってきた客もいた。物価の面でも、生活しやすいまちづくりをみんなで考えていくべきだ。
 地域のことは大事だとの話はわかるが、現実問題で出張所、公民館(生活応援センター)の人員は減らされている。市役所に頼ってはいけないとは思うが、そうかといって公民館活動に参加するのはごく一部の住民でしかない。地域の人が一体となって活動するのが大切だと思う。町内に住んでいる以上は町民としての義務を果たすべき。地域のために、市の力で各組織を確立きちんとすべきだ。
 高校統合に伴い生じる平田の商業高校跡地はただ壊すのはもったいない。老人の施設として活用するのはいかがか。

 

市長 商業高校跡については、県と話をしながら活用策を考えていかなければならない。提案のあった事業については、やる人の問題もあるのでちょっと時間をいただきたい。
 生活応援センターの件はお話のあったとおり。ただ市の財政も厳しい。現在の市内の応援センターは守っていくつもりだが、足りないところなどは地域会議で補っていただきたい。地域会議は皆さんのものだ。お手伝いしていただけるところはよろしくお願いしたい。皆さんの知恵と汗でお願いしたい。
 町内会等の各組織の確立についても皆さんの力で、地域に住んでいる人の責任と力でがんばっていただきたい。
 合併について、隣町に住む人との線引きはしないほうがいい。皆さんに「マストに行くな。」という話になってしまう。そうではない。人の交流が大切である。心を大きく持っていこう。
 物価高については、釜石の仕組みがまだできていない。釜石はわりとと裕福な人が多かったから、人と同じものは持ちたくないとか、人と違うものとかがほしい。観光客を迎えるにはまずその場所を作って、仕組みづくりをしていかなければならない。観光客を迎える仕組みを作って、その流れの中で少しずつかもしれないが物価も下がってくるのではないか。みんな物価は高いと思っているが、なかなか安くならない。石油なんかもそうだ。これについても手をつけていきたい。

 

市民:唐丹は医療過疎地域である。救急医療について、市には救急車が3台あるはずだが、一斉に出動できる態勢ができていない。先日の定内の火事のとき、救急車2台が出動したが、残っていたもう1台の救急車が人員不足で出動できなかったらどうするのか。いつでも出動できる態勢づくりを望む。
 バスの話だが、現在児童館に通う保育園児の送迎バスを県交通に委託しているようだが、それを民間に委託した小型のマイクロバスにして経費削減したいとの話が先日出された。また、県交通の路線バスの廃止の際には事前に町内会との合意の上で行うという約束をしているはずだ。安易にバスを廃止などしないよう、高齢者を切り捨てるような施策はして欲しくない。

 

市長 今度鵜住居に生活応援センターと合築で消防の分署ができる。救急車も新たに配置になるが、態勢作りについてもしっかりしていきたい。
 バスの問題については患者輸送バスをうまく活用していきたいと考えている。現在検討中であり、明日にすぐ答が出るものでもないが、対応していきたい。

 

市民:釜石の南の玄関口である荒川地区の国道に横断歩道があるが、信号機がない。横断歩道の近くに歩道もないので危険である。交通量も増えてきているのでぜひ検討していただきたい。

 

市長 4月以降、地域会議の中で検討していきたい。

 

市民:楢ノ木平牧場用地を市で購入したが、「あそこに2億も出した」との市民の不満が出ないような解決策をお願いしたい。組合で植林しようと思ったが、法の網があってダメだった。市民が活用できるようなものを作って欲しい。

 

市長 楢ノ木平は年間2千万円の支払いをしている。無駄にしないよう、2億円で買った価値が出るようにしていきたい。まずは植林について、できるように進めていきたい。また、道路を迷わないようにしたい。市民が楽しめるようにしていきたいので、皆さんからもよいアイデアがあったら出して欲しい。

 

市民:企業誘致の件であるが、その影で地場企業があえいでいる現実がある。地場の中小企業の支援について考えを聞きたい。
 少子化対策の具体的な目標を示して欲しい。市内には産院がない中、対応できるのか。

 

市長 大企業にしても、今までのようなやり方では生き延びてはいけない。だから、産業のクラスター化が大切だと思う。クラスターとはブドウの房のこと。粒ひとつだけではブドウにならない。地域の大企業も地場の下請け企業との連携が必要だし、地場の企業も努力が必要となってくる。
 少子化については、県で「i・ファミリー・サービス事業」というものを企業の協力のもとで行っている。釜石でもそのような事業を行う。協力して、地域で子育てをしていくという機運を盛り上げたい。また、母子家庭や父子家庭にも目を向けていかなければならない。少子化については最大のテーマだと捉えている。

 

市民:現在、漁協の脇の坂で集落排水の工事を行っているが、拡幅してくれるようにお願いしたいが 

市長 後ほど現地を確認してみたい。

 

市民:遠野地方農協が合併するが、合併すれば唐丹から農協がなくなる。市でやってくれないか。

 

市長 唐丹と鵜住居の農協の用地は市が無償でいただくことになっている。問題なのはATMだ。ATMの設置の継続について農協に要望はしたいと思っている。

 

市民:唐丹地区の漁業集落排水事業は平成15年度から10ヵ年計画で工事を進めている。県の話だと、当初の計画とは少し変わって合併処理浄化槽になる地区のあるとのこと。当初の計画どおり進めてほしい。
 唐丹地区は交通の便が悪い。唐丹タクシーも無くなった。何とか、個人タクシーのようなものでもできないものか。
 街灯の件であるが、町内には町内会管理や市管理の街灯がたくさんある。どこの管理か住民にわからない街灯もある。先日、消えている街灯について市の建設課に電話したらすぐに対応してくれた。市管理の街灯について、道路に「市管理」と表示してくれれば連絡しやすいので検討願いたい。

 

市長 街灯については良い案だと思う。これからは地域会議で皆さんの良いようにやっていただければと思う。
 個人タクシーについても良い考えだと思う。どういった規制があるのかぜひ調べてみたい。やる人がいたら積極的に応援したい。
 漁業集落排水についても、県と連絡を取り合ってやっていきたい。

 

市民:個人タクシーではなく、福祉タクシーとしてやったらどうか。普通5千円の料金のところを4千円にするとか、老人が乗り合いで利用しやすいようなタクシーにするとか。

 

市長 そういった考えもある。
 市でできるものはやるし、地域会議で検討して皆さんの地域を皆さんで作ってい着ましょう。これからは応援センターを中心にやっていく。これからの浜のあり方について、浜のほうでも検討していただきたい。市の組織も見直していく予定である。

 

(16時終了)