唐丹町林野火災に関する記者会見
平成20年4月臨時記者会見
日時 平成20年4月9日(水) 11:00~
場所 第2会議室
内容 平成20年4月4日発生の唐丹町林野火災について
市長コメント
4月4日午後3時過ぎに発生した釜石市唐丹町上荒川の林野火災は、乾燥注意報と強風注意報のあいにくの気象条件の下、最大風速10メートルの強い西風にあおられ、4日間に渡り延焼を続け、焼失面積はおよそ130haにまで達しました。
市では、4日午後3時半、釜石市災害警戒本部を設置、同日午後5時半には、災害対策本部に切り替え、消防団に対して出動を命じると共に、防災行政無線で林野火災の延焼に対する消火活動の継続と注意喚起を行いました。
この間、5日の午前4時28分には、住民の安心安全を早期に確保するため、岩手県総合防災室を通じて自衛隊の派遣を要請しました。
火災消火の最大の効果を発揮したのは、何といっても、段階的に投入した自衛隊ヘリコプターによる空中からの散水でした。この散水は、自衛隊機が延べ430回を、県防災ヘリコプター「ひめかみ」が160回を越えました。この集中的、効果的な空中消火作戦により、7日の午後5時、ようやく火の手も煙も見えない状況、いわゆる鎮圧状態となったところです。
翌日8日には、陸上自衛隊岩手駐屯地第九特科連隊第5大隊90人と消防130人による残火処理ローラー作戦を実施し、午後2時に鎮圧を確認、岩手県に対して自衛隊の撤収要請を行い、本日7時から8時半にかけて、それぞれ自衛隊の撤収が行われたところです。
また、この度の林野火災に際しましては、地域の皆様には、大変なご苦労をおかけしたことに対しまして、心からお詫びを申しあげますと共に、住民の皆様に怪我などの二次災害がなかったことを共に喜びたいと思います。
更に、事業所や企業の皆様からは、災害見舞い品を頂くなど物心両面に渡るご厚情と火災に出動した消防団員に対する特段のご配慮に対しまして、心から感謝を申し上げる次第であります。
当市における林野火災といえば、昭和62年4月22日に発生した東前町の山林火災を思い起こします。
この時には、一旦は鎮圧をしたものの、翌日再び出火し、強風に煽られたため延焼が速く、遠野市、大槌町並びに自衛隊に応援を要請したものの、建物全焼7棟、焼失林野面積329ha、負傷者4名、被害総額およそ5億5千万円を出した希に見る林野火災となりました。
このことから、気象条件等にもよりますが、現在、鎮圧状態にあるとはいえ、少しも油断の出来ないのがこの林野火災の恐ろしさであると認識しているところです。
今後は、鎮圧状態を維持しつつ、130haにも及ぶ広大な延焼区域を、着実に残火処理を行うため、消防署員による24時間警備体制を取りながら、天候にもよりますが、2・3週間をかけて消防署員、消防団員、市職員が一体となって残火処理ローラー作戦を展開するなど、出来る限り早く市民が枕を高くして眠ることができるよう、鎮火に向けて関係者が一丸となって努力することを申し上げて、-4月4日発生した唐丹町上荒川林野火災に関する記者会見のコメントといたします。
平成20年4月9日
釜石市長 野田 武則




