平成20年7月定例記者会見
平成20年7月記者会見結果
日時 平成20年7月25日(金) 11:15~11:55
場所 第2会議室
内容 市長の発表項目
合併に関する住民意向調査について(資料№1) [82KB pdfファイル]
平成20年度釜石市戦没者追悼式の開催について(資料№2) [14KB pdfファイル]
第21回 旧釜石街道・「仙人峠道路の集い」について(資料№3) [13KB pdfファイル]
情報提供項目
8月のイベント予定(資料№4) [16KB pdfファイル]
市長発言要旨
お忙しいところお集まりいただき、ありがとうございます。
本日は、合併に関する住民意向調査について、ほか2件についてお話をします。
1 まず、「合併に関する住民意向調査について」です。
8月に実施する大槌町との合併意向調査の内容は、大槌町、釜石地方振興局と協議した結果、お配りしたとおりといたしました。
問いは全部で7問で、市民の合併に関する意向を調査する内容としています。
また、合併意向調査の実施に向けて、7月7日から市内7か所で市政懇談会を行ってきました。今日開催する鵜住居地区で最後になります。
市政懇談会では、大槌町、振興局との3者で協議した資料を基に説明をしました。
市政懇談会での市民の声を聞きながら、私の合併に関する思いをお話しいたします。
まず、市政懇談会における市民から出された主な意見や質問です。
⑴ 大槌町のみならず、さらに広域での合併はあるか。
⑵ 調査結果が悪ければ合併しないのか。
⑶ 合併は地域づくりのスタートラインと感じるが、どうか。
⑷ 合併すれば定住自立圏構想、広域振興圏の中心となりうるのか。
⑸ 住民投票、直接請求という手続きがあるのに、意向調査では弱いのではないか。
⑹ 釜石はメリットを見て、大槌はデメリットを見ている。
⑺ 議会の状況、動きはどうか。
⑻ 釜石と大槌を別々に考えるのではなく、地域として発展して欲しい。
⑼ 対等(いわゆる新設)合併か。
⑽ 合併が進まないのは説明不足のため。
というような意見が出されたものです。こうした意見は、今後の合併協議に十分生かしていきたいと考えています。
このような中で、市政懇談会での市民の反応や合併に向けての手ごたえといったものをお話しします。
私の合併推進の公約は市民の支持を得られておりますし、これまでの合併についての経過を見ましても、市民の皆さんも市議会の皆さんも合併賛成が多いと思っていました。
今回、市政懇談会を開催して、改めて市民と意見交換をして、皆さんの合併に対する熱意に触れ、その思いが確信に変わりました。
合併に向けての手応えを感じるとともに、決意を新たにしたところであります。
合併の方式につきましては、これまでも度々お話していますとおり、これまでの両市町の歴史を踏まえながら、地域として新たな未来に踏み出そうということで、現時点では、新しい市を設置する新設合併を想定しておりますし、市政懇談会でもそうした説明をしているところです。
新設合併は2つの法人格が消滅して新しい法人格が発生することから、市の法人格が継続する編入合併に比べ経費がかかりますので、支援措置のない新設合併は非常に難しいと言わざるを得ません。したがって、道州制の進展など、今後も合併の議論を進めなければならない要因はあるものの、合併新法期限内に合併できない場合は、その後の新設合併はありえないと考えております。したがって、今回がラストチャンスでもあるということを強く感じています。こうしたことを、市民をはじめ大槌町の皆さんにも是非ご理解いただきたいと思っています。
企業誘致にしても、水産振興等にしても、大槌町との連携、スケールメリットを生かすことによる可能性は大きいものがあると思います。ともに力を合わせて三陸沿岸の拠点都市を目指していきたいと考えております。
合併は、三陸沿岸の拠点都市の実現に向けた有力な手段です。
大槌町との合併をなんとしても成し遂げたいと思います。
2 次に、「平成20年度釜石市戦没者追悼式の開催について」です。
太平洋戦争をはじめ過去の戦争で、犠牲となられた戦没者及び戦争殉難者の御霊を慰め、恒久平和を祈念して、「釜石市戦没者追悼式」を8月9日午前11時から釜石市民文化会館で開催します。
式典では、式辞や追悼のことばとともに、合唱グループによる「翳った太陽」の献唱も行われます。
当日の「戦災写真パネル展示」のほか、郷土資料館では、釜石艦砲戦災展「くらしに見る戦中戦後」を開催しています。
市としては、市民団体等からの要望も踏まえ、戦死者の慰霊とともに恒久平和を願いつつ、釜石艦砲戦災の犠牲者名簿の調査や戦争遺跡の保存整理等について、有識者等による専門委員会を設置し、調査していきたいと考えています。
3 次に、「旧釜石街道・「仙人峠の集い」について」です。
8月10日の道の日に、昭和63年後から実施してきた旧釜石街道・仙人峠道路を歩く会を実施いたします。
これまでは、仙人峠道路を歩くことにより、先人の苦労を感じるとともに、改めて道路の大切さと重要性を認識する機会ととらえ、仙人峠道路の早期整備の願いも込めて実施してきました。
これまでは、釜石市と遠野市が一緒に事業を行ってきましたが、今年度は釜石市が主催し、岩手県が共催となって実施します。
これまでも数多くの市民や市外の方々が参加してきましたが、より多くの方が参加できますよう、是非PRをお願いいたします。
以上が、私からの情報提供です。
報道関係者の皆様におかれましても、釜石からの情報発信にご協力いただくようお願いいたします。
質疑応答
≪合併に関する意向調査について≫
【質問】意向調査の後、分析等の作業に入るのだろうが、公表時期はいつになるのか。
【回答】大槌町、振興局と調整していますが、3者で行う意向調査ですので8月いっぱいで集約し、9月初旬にまとめて3者で調整をとって九月の第2週には公表したいと考えています。
【質問】市政懇談会での意見が何件か紹介されたが特に手ごたえを感じたのは。
【回答】反対意見が特になかったことです。合併推進、合併前提の意見だったと受け止めています。
【質問】新法期限内に行う理由の一つとして新設合併には経費がかかるとのことだが、どれだけの経費がかかるのか。
【回答】一般的に事務的経費で数億円かかるといわれています。これは合併推進債を活用した事業を見込まないで推計したものです。電算的な経費が一番かかります。場合によっては10数億円かかるかもしれません。
お金の面のこともありますが、私としてはこの合併問題のことで釜石の将来のビジョンを描くことが先送りされてきたことが問題です。ここ1,2年の間に釜石のあり方についてきちんとした方向性を出すことが大切です。総合計画も含めて釜石の将来の青写真を描いた後の合併となると非常に難しくなるのではないかと思います。これからの釜石の発展計画の実現性を考えると新法期限内の合併が望ましいと考えます。
【質問】歴史的なものもあるというが、なぜ編入ではなく新設なのか。
【回答】我々としてはさまざまなメリットを生かした中で対等の立場で合併しようということです。合併は対等が基本だと思っています。
【質問】9月に調査結果を公表した後のスケジュールは。
【回答】3者で進めていますので、後ほど3者共同で発表します。
【質問】意向調査の、合併反対の理由の選択肢のなかで、「地域格差の拡大」というのがあるが、具体的な格差の提示がないと答えにくいのでは。
【回答】市政懇談会でも、もう少し踏み込んだ内容を知りたいとの意見がありますが、それについては大槌町とのすり合わせが必要となります。そのすり合わせは合併協議会で行うものですので、そのために合併協議会を設立したいと説明しています。市民の皆さんからそういった声が上がった場合に、そのために地域会議で地域の声を反映させるような市政運営をしたいと答えています。もし合併できるとしたら、大槌町にもそういった地域の声を反映できるような仕組みを作りたい、作っていただきたいと思います。
【質問】今後のまちづくりの方向性のことであるが、今の総合計画の期間は何年までか。
【回答】平成22年3月までで、合併新法の期限と一緒です。
【質問】新しい計画の策定は始まっているのか。
【回答】10月に合併問題に目処がついたら計画策定に取り組みたいと考えています。
【質問】合併すれば沿岸最大の都市となるが。
【回答】人口では宮古を抜いて最大となりますが、宮古市と川井村が合併すればまた抜かれます。
【質問】人口がすべてとはならないだろうが、合併はこれからの発展の一つの材料になるのではないか。
【回答】一つの材料というより大きな材料です。逆に言えば、それば無ければこの地域の拠点性は失われる可能性があります。ですから合併そのもののラストチャンスでもあるし、沿岸の拠点性を発揮する上でのラストチャンスでもあると思っています。定住自立圏構想の話を市政懇談会でもしていますが、今のままでは沿岸が二極化するおそれがあります。三陸縦貫道と東北横断道の結節点、重要港湾の存在など釜石の置かれている地勢学上の中心としての拠点性を発揮していくためには、合併して宮古、釜石、大船渡の三極をつくっていくべきだと思っています。そうなれば、面積は小さくても中心としての拠点性を十分発揮できると思っています。大槌町の皆さんにもこの辺をご理解願いたいと思っています。
【質問】アンケートの文面は大槌町も同じか。
【回答】全く同じです。
【質問】経費的にはあまりかからないものなのか。
【回答】印刷代、回収の際の郵送代程度です。
【質問】設問については前回と同じなのか。
【回答】前回のものも参考にしています。
【質問】歴史的な要因との話があったが、大槌にこの地方を治めていた代官所があったことに関係はしているのか。
【回答】個人的にはこだわっていません。むしろ、今後の生活がどうなっていくのかが中心的な話題であると思います。
【質問】合併がだめになるのは役場の位置問題と新市の名称問題だが。
【回答】アンケートの結果が出たらそれなりのプロセスの中で理解していただきながら進んでいかなければならないと思っています。
【質問】新市の名称変更もありうるのか。
【回答】合併協議会を設置して、慎重に進めてまいります。
≪その他≫
【質問】鉄の歴史館の館長はその後どうなったか。
【回答】一生懸命取り組んでいるところですが、未だ決まっていません。
【質問】昨日(7月24日午前0時26分)の地震の関係で何かあれば。
【回答】中国の四川大地震、岩手・宮城内陸地震に続く大きな地震でした。改めて危機管理対策を検討しなければならないと感じました。幸い人的被害も無かったので良かったです。近いうちに想定されている三陸沖地震に備えなければならないと感じました。
【質問】J-アラートが作動しなかった原因について市民に知らせるべきでは。
【回答】機会を捉えて説明したいと考えています。
(11時55分終了)




