平成22年6月定例記者会見
平成22年6月定例記者会見結果
日時:平成22年7月5日 月曜日 11:00~11:38
場所:市役所第2会議室
内容:
市長の発表項目
- にぎわい再生に向けた取り組みについて [100KB pdfファイル]
- 東北横断自動車道釜石秋田線及び三陸縦貫自動車道の未着工区間の整備に向けた
「新町接続計画に係る地域勉強会」について [105KB pdfファイル]
- 戦災資料館の開設について [98KB pdfファイル]
- ものづくり体験教室開催事業について [56KB pdfファイル]
- 富山県朝日町への中学生派遣交流について [69KB pdfファイル]
- 中国山東省煙台市莱州市訪問日程 [68KB pdfファイル]
情報提供項目
- 釜石市まちづくり説明会の結果について [60KB pdfファイル]
- イベント情報 [96KB pdfファイル]
- 「日向ダム湖畔の集い」開催のお知らせ [94KB pdfファイル]
- 第23回 旧釜石街道・「仙人峠の集い」について [66KB pdfファイル]
市長発言要旨
本日は、お忙しいところをお集まりいただき、ありがとうございます。
それでは、本日の案件ですが、
一つ目に、にぎわい再生に向けた取り組み
二つ目に、新町接続計画に係る地域勉強会
三つ目に、戦災資料館の開設
四つ目に、ものづくり体験教室開催事業
五つ目に、富山県朝日町への中学生派遣交流
六つ目に、中国 山東省 煙台市 莱州市 訪問日程
となっております。
始めに、「にぎわい再生に向けた取り組み」についてお話します。
当市においては、今年度、にぎわいに関する取り組みを全庁的に調整を図り、戦略的に推進するため、「かまいしにぎわい再生プロジェクト推進本部」を設置し、平成22年度、23年度の2ヵ年で、にぎわい再生に向けての取り組みを重点的に行うこととしております。
また一方、民間の方々には、「にぎわい」に関連した取組みを行うための戦略を話し合い、市内の活性化を目指すため、去る4月26日に「釜石まるごと活性化戦略懇談会」を設置していただきました。
これら新たに設置した組織体制の中で、市と民間団体が連携し、一体となって「にぎわい」を創出するため、取り組むこととしております。
4月末に発足した「釜石まるごと活性化戦略懇談会」は、先日2回目の会議を開催し、中心メンバーである幹事4団体が行う取り組み状況が示されたところであります。
その具体的な内容ですが、釜石商工会議所では、みんなでまちを元気にする取り組みとして、昨年度に引き続き、釜石プレミアム商品券を発行することとしています。
今年度の発行総額は1億500万円で、1万500円分を1万円で購入できる割増金付き商品券を1万冊発行することにしており、お盆と年末の商戦時期に合わせて、8月上旬、11月上旬の2回に分けて発行する予定です。
また、昨年度の加盟店アンケートなどを踏まえ、消費者の皆さんが使用しやすいよう改善を図っているほか、加盟店では消費者を受け入れるため、独自のサービスや特典を計画しているところであり、今回はそれらの情報を盛り込んだ加盟店一覧を冊子にしてPRすることとしております。
次に、NPO法人アットマークリアスでは、まるごと情報広場設置運営事業による「まちの情報発信事業」を行います。
この事業については、まちの特派員として、まちで活躍する様々な団体や個人の活動、身近なまちの出来事などを市民目線でクローズアップし、紙面としてお茶の間にお届けする情報誌「かだってタイムズ」を発行することとしています。
この情報誌については、広報かまいしに折込みすることとしており、7月15日号を皮切りに奇数月の15日号の発行に併せて、旬のまちの話題を情報発信することとしております。
次に、釜石振興開発株式会社では、「地域商品フラッシュアップ推進事業」を行います。
この事業については、「かまいし特産店」で取り扱う、当市の新鮮な農水産物を活かした商品開発とともに、インターネットショッピングモールに出店して、全国に情報発信し、販路拡大に取り組むことにしており、これによって、地域商品の売上げ向上はもとより、釜石の知名度の向上に繋がるものと期待しているところであります。
また、観光物産協会では、四季の味覚まつりなどの既存の事業を活用して、市民を巻き込んだ総参加のにぎわい創出と、地域資源を利用した誘客拡大を図る取組みを進めることとしております。
平成21年度末にリニューアルが完了した青葉通り緑地においては、大町ミュージックフェスティバル、水曜市、手づくり市場「かだって」、キャンドルナイト、七夕飾りなどのイベントも開催され、「まちの中に明るさを感じられる場所が出来た」と市民のみなさまにも喜んでいただいております。
今後は、市民文化会館や青葉ビル、大只越公園などで行われるイベント、地域商店街のイベント、さらには市内各地域で開催されているイベントとも連動させながら、市全域でのにぎわいを創出する取り組みをして参りたいと考えております。
次に「東北横断自動車道釜石秋田線及び三陸縦貫自動車道の未着工区間の整備に向けた 新町接続計画に係る地域勉強会について」お話します。
現在、三陸縦貫自動車道「釜石山田道路」の両石町水海から片岸町間の先行整備区間の工事は順調に推移しており、さらには、新町・住吉町地区の用地取得に向けた各種調査も進められております。
この新町・住吉町地区ですが、今年の2月から4月にかけて、地権者の方々62名のお宅を戸別に訪問し、移転先の代替地に係る意向調査を実施しました。その結果、代替地を希望する方は38名、必要ないとする方が24名でありました。
市としても、この代替地の確保に向け関係者と協議を進めているところであり、今後とも地権者のご意見踏まえ、適地の確保に組んで参ります。
こうした中、縦貫道の大船渡・釜石間、横断道の釜石・遠野間は、依然として基本計画区間のままとなっておりますが、これからは、より使いやすく効率的に道路を整備する方法を、住民の皆様と一緒になって考え、国・県に訴えていく必要があると考えます。
このことから、6月24日に、新町・住吉地区から約80名の皆様方にご参加をいただき、「新町接続計画に係る地域勉強会」を開催したところです。
今月下旬にも、平成8年に都市計画決定を行った釜石ジャンクションやインター線等の事業用地に該当する、向定内、小佐野、礼ケ口、上中島地区の皆様を対象として、再度、開催する予定です。
横断道・縦貫道の整備促進につなげるため、今後とも、「住民が主役の道づくり」を目指し、取り組んでまいります。
次に「戦災資料館の開設について」お話します。
ご存知のとおり、釜石市は昭和20年に、本州で初めて、しかも2回にわたって艦砲射撃を受けましたが、これを語り継ぎ、貴重な資料とともに後世に伝えていくことが、平和を希求する私たちの使命であると考えております。
そのことから、終戦から60年以上を経過した今、風化しつつある資料や記録を展示するため、戦没者追悼式を開催する8月9日、市営ビルの一部に「戦災資料館」を開設することにいたしました。
記者の皆様におかれましては、当日の取材はもちろんですが、市民の皆様から、戦災に関する資料や体験談などについても提供いただき、これを保存、管理したいと考えておりますので、その周知につきましてもご配慮をたまわりますようお願いいたします。
次に「ものづくり体験教室開催事業について」お話します。
ものづくり体験教室で実施する「いきいきゲーム」は、貿易体験シミュレーションとして、小学校高学年から中学生までを対象とした、企業家教育プログラムです。
この教室では、経済の仕組みや企業活動を疑似体験によって学ぶことにより、チャレンジ精神、コミュニケーション力及び創造力を養うとともに、将来の進路選択や職業観を醸成することを目的にしています。
また、一昨年からモデル事業として、講師を市外からお招きし、実施してまいりましたが、ゲームを体験した児童や教師の方々からも高い評価を得ているところであり、今後も継続的に実施できるよう、今年の事業では、まず、この講師を養成したうえで、その後市内小学校へ派遣したいと考えております。
なお、この事業に対しては、5月16日に当市で開催されたライオンズクラブ国際協会年次大会において、当市における青少年の人材育成事業への取り組みにご賛同をいただき寄付を受け、実施することとしております。
次に「富山県朝日町への中学生派遣交流について」お話します。
7月30日から8月2日まで、友好親善都市である「富山県朝日町」に当市の中学生を派遣し、朝日町の中学生との交流を行います。
昨年は、朝日町の中学生10人が当市を訪れ、釜石東中学校生徒10人と交流を行いましたが、今年度は当市から派遣するものです。
朝日町との「友好親善都市」の提携は、釜石地方の漁場開拓のため、明治から昭和にかけて同町出身者が当市に移り住み、両市町の間には古くから人的交流などがあったことから、昭和59年7月31日に行ったものです。
日程などの概要につきましては、7月30日から8月2日までの3泊4日、市内5校の中学校から2人ずつ、計10人を派遣し、交流事業を行います。引率者として、教育長及び教育委員会事務局職員が同行します。
交流の主な内容は、
昨年当市を訪れた朝日中学校3年生の10人と一緒に
○ ビーチボール交流試合
○ 自然体験学校「やまびこの郷・夢創塾」での自然体験
○ 「ヒスイ海岸」でのヒスイ探し
○ 埋蔵文化財保存活用施設「まいぶんKAN」での「まが玉づくり」体験
○ 「なないろKAN・ガラス工房」での製作体験
○ あさひまつりへの参加
などを行います。
今後とも、引き続き相互に訪問し合いながら、交流を続けていきたいと考えています。
次に「中国山東省煙台市 莱州市 訪問日程について」お話します。
4月の定例記者会見でもお知らせしておりましたが、今回の訪中の目的は、水産加工分野でのみで行われている交流を他の製造業などにも波及させ、各分野における経済交流へ発展させるために現地を視察し、その可能性を模索すること、さらには、今後の両市の関係についても、ある程度明確な方向性を見出せるよう関係機関との協議を行うことです。
このことから、莱州市の市長や副市長、政府関係者の方々とお会いして、両市の友好関係について協議する予定としております。
さらには、水産加工施設や港湾施設などを視察し、当市との経済交流の可能性も探ってまいりたいと考えております。
また、現在、民間団体が行っている水産加工の交流をさらに発展させるため、当市で研修を終えて帰国している方々との意見交換の場を設けていただいているほか、次期研修生が行っている日本語の事前研修の様子なども見学して来る予定としております。
次に、5月26日から6月11日まで開催した、釜石市まちづくり説明会の結果についてお話します。
お手元の資料のとおり、市内9箇所で開催し、参加していただいた市民の方々は、383人でした。
この説明会では、今年度の重点施策やこれまでの取り組み、あるいは実現できなかったものを説明するとともに、地区別の基盤整備事業や「地域会議」からの要望事項に対応する事業等を提示させていただきました。
なお、今後は、地域会議単位だけでなく、企業にお邪魔して、市の施策についてご説明させていただくとともに、企業で働く皆さんとの意見交換を行う予定としております。
以上が、私からの情報提供です。
報道関係者の皆様におかれましても、釜石の情報発信に、益々のご協力を頂きますようお願い申し上げ、本日の発表とさせていただきます。
質疑・応答
《戦災資料館の開設について》
質問:戦災資料館に関して、8月9日開館ということだが、設置する資料は郷土資料館にある資料なのか、それとも郷土資料館で展示していない新たに目に触れる資料なのか。
回答:当面は現在郷土資料館にあるものを展示します。それにさらに色々な写真を加えたり、今まであったが展示していなかった資料を整理して出したり、新しいものも用意します。そして、これから新しい資料や体験談を聞き、展示物を集めていくということを考えています。短期間になりますが、これから資料を充実させていきたいと思います。
質問:市営ビルの一階ということだが、スペースはどのくらいか。
回答:縦長のスペースでそんなに広くはありません。一階共有スペースのだいたい3分の1くらいが展示スペースになっています。広さは約70平方メートル(およそ21坪)になります。
質問:市民の目に触れることがなかった資料で目玉になるような資料はあるのか。目玉になるものがなかったら少し物寂しいかと思うが。
回答:特に新しいものはまだありません。戦災資料館では映像を使ってその辺を補っていきます。デジタルフォトフレームなどをフルに使って展示したいと考えています。
質問:今の郷土資料館と新しく開館する戦災資料館では、戦災資料館は戦争の資料、郷土資料館は釜石の生活文化など、と完全にすみわけをする目的で開設したのか。
回答:郷土資料館の資料を当面は展示する予定であるので、一応はすみわけという形でありますが、戦災資料を中心に独立性を持たせたいという考えで開設しました。今まで郷土資料館に展示していたのはほんの一部で、スペースも2,3坪といったところでした。展示していなかった資料は倉庫に眠っています。それらをまだ整理していないため、何が目玉かもまだ決まっていない状態ですが、もしかしたら埋もれていた資料の中から貴重な資料となるものが出てくる可能性があります。ですから、整理をしながらこれから展示をしていきたいと考えます。あわせて市民の方々で釜石市の戦災に関する資料をお持ちの方がいらっしゃれば提供していただきたいと思っています。釜石は本州で一番最初に艦砲射撃を受けている市であるので、歴史的にも意義があるところだと思います。先日は仙台の戦災資料館を見学してきましたが、資料はやはりあちらの方が多いけれど物の質はこちらの資料の方がずっと貴重なものであり、資料は大事にしていきたいと考えています。また、展示場所がようやく決まり、今は展示方法を工夫して考案している最中です。
質問:市が保管している資料がどのくらいあって、そのうちのどれくらいを展示するなどの具体的な数字はまだ決まっていないのか。
回答:郷土資料館にある資料数は440点ほどあるようですが、戦災資料館に展示するのはその中の約100点になります。全ての資料をもう一度見直し、展示しようとしています。
質問:戦災資料館の設置スペースは郷土資料館で設置していたコーナーの何倍にあたる、という具体的な数字はあるのか。
回答:郷土資料館は2,3坪ということから戦災資料館はかなりのスペースだということがいえます。とりあえず何とか場所が決まり、8月9日という日に向けてこれから動きながらさらに検討を重ねていきたいと思います。
質問:休館日と開館時間は。
回答:毎週火曜日は休館、開館時間9:30~16:30までとなります。
質問:職員の配置はどうなるのか。
回答:臨時職員が2名配置になる予定です。
質問:戦災資料館は無料か。
回答:無料です。戦災資料館には亡くなった方々の名簿を展示したいと考えています。市民の方々から情報提供をしていただければと思います。
質問:資料440点のうちの大半は郷土資料館に残していくということか。
回答:そうなります。ただし郷土資料館でも展示ではなく倉庫にしまっている資料を含めて440点ほどです。その中の100点ほどを持ち出してデジタルフォトフレームや現物で展示をするという形になります。今回は掘り起こしを含めてマスコミの方々に周知をお願いしたいと思っています。
質問:100点の資料を70平方メートルの部屋に全て展示することができるのか。
回答:資料の中には写真が多いです。その写真をデジタルフォトフレームを活用して展示します。展示は問題ないと思われます。
《 中国山東省煙台市莱州市訪問について》
質問:中国の莱州市訪問について、水産加工の分野で交流があり、訪問した際にはその他の産業分野でも交流を拡大していきたいということだが、莱州市の盛んな産業から釜石でどういう展開をしていきたいか、まだなんとも言えないと思うが、可能性としてもしあれば教えていただきたい。
回答:釜石市では水産加工研修生を12年前から受け入れています。その帰った方々が向こうの莱州市で人的財産となっているようです。女性が多いけれども、22,3歳で釜石市に来てた方が10年経つとだいたい33歳くらいになっています。向こうでは企業幹部はそのくらいの歳で、その立場にいる人が何人かいて、その他にも通訳などの職についている方もいるとの話もあります。今回はその方々と市長と意見交換をする予定です。それも一つの大きな狙いであって、水産加工研修生が帰国して莱州市やその近くの都市の企業に就職していらっしゃるので、その方々を通じてさらにつながりを広く持つという話も出てくる思います。また、莱州市の場合は鉱山があり金で有名、その他港湾などの産業も盛んであるので釜石に今後どういう形でつなげていくかこれから検討していきます。あわせて先日観光ビザが緩和されたので、岩手県も他県もそれを見据えて観光に力を入れています。莱州市でその対象になっている人がどれほどいるかわからないけれど、莱州市は煙台市の一つの都市であるので、そういうところを含めて釜石市でも大きいチャンスになると考えています。様々視野を広げてやっていきたいと思います。釜石市のつながりで見ると、莱州市は金鉱山、友好都市の富山県の朝日町はヒスイの産地、姉妹都市のフランスのデーニュ・レ・バン市はジオパーク、釜石市も坑道を持っていたりして、これらを何かでつなぐことも考えています。
質問:市長は中国は初めてか。
回答:数年前に県議会議員のときに視察で訪問しました。農業の関係で視察をしましたが良い経験になっています。そのとき視察した施設の隣にたまたま幼稚園があり、中を視察させていただきました。視察した都市では農村から都市に来ている子どもが戸籍の関係で学校に通えない環境というところでしたが、そこはその子どもたちが通える幼稚園でした。とても元気いっぱいで目がキラキラしてにぎやかだったことを覚えています。現地ではそのときの目的である農業関係以外でも多く学ぶことがありました。そんな経験です。
《新町接続計画について》
質問:新町道路の関係だが、移転の対象になりうるところは具体的に決まっているのか。
回答:まだ設計段階に入っていないため、どのくらい影響が出てくるか現段階ではわかりません。
質問:新たに道路にかかりそうな家にはまだ説明などはしていないのか。
回答:先日実施した勉強会は、道路がかかりそうだという家の方々にも声をかけて集まっていただきました。そのため勉強会に参加した約80人の中に該当しそうな方々も含まれています。先日地元新聞で取り上げてもらい、やっと「ハーフ」や「フル」といった単語が市民の方々にも少しずつ知ってもらえるようになりました。おそらく新町の人達でもまだはっきりとわかっていない方もいるだろうし、インターチェンジが出来ると知っていても「ハーフ」や「フル」といった構造まではわからない人もいるだろうと思います。そのため現状を理解してもらった上で、釜石市の今後の道路のことを市民のみなさんに考えてもらいながら、地域と一緒になって道筋を考えながら進めていこうというのが勉強会です。そしてそれを踏まえ国と県に要望していきたいと考えています。これからその話を出来る時間をもっとつくっていきたいと思います。
(11:38了)




