緑のシステム創造事業に係る記者会見
平成21年12月臨時記者会見
日時:平成21年12月18日金曜日 午前10時30分から
場所:市長室
件名:緑のシステム創造事業について
緑のシステム創造事業について(記者会見資料) [96KB pdfファイル]
市長コメント
本日は、新日本製鐵株式会社棒線事業部釜石製鐵所、釜石地方森林組合のご同席を賜り、緑のシステム創造事業の取り組みと林内未利用資源を利用した石炭混焼について、ご説明いたします。
緑のシステム創造事業は、市域面積の約90%を占める森林の計画的な森林整備推進と安定的な用材搬出、さらには林内未利用資源を木質バイオマス資源として有効活用するため、森林事業者・製造業者・行政が連携して、複合供給システムの構築を目指した地域独自の取り組みです。
資料ナンバー1にありますとおり、高性能林業機械の導入や林内路網の整備によって、列状と定性の複合間伐、短幹集材から全木集材へと施業方法を変更し、作業の効率化と生産性の向上を図りながら森林整備を推進します。さらには用材搬出と併せて林内未利用資源を搬出することで、木質バイオマス資源として破砕、乾燥等の事前処理を経て、既設の石炭火力発電所において石炭燃料と混焼する計画としております。
また、市有林内で高性能林業機械をリースしながら新たな複合間伐システムと現行間伐システムとの比較実証試験を行っておりますが、現在その結果について、釜石地方森林組合がとりまとめを行っているところです。検証についてはまだ途中ですが、生産性が一人一日当たり3.1立方メートルから8立方メートルに向上することが確認されており、コスト比較等詳細について検証を行っています。
このあと、釜石製鐵所の取り組み状況については、谷田所長から説明していただきますが、この「緑のシステム創造事業」を推進することにより、森林間伐面積の拡大や間伐により発生する林内未利用資源の有効活用が可能となるなど、計画的な森林整備が進展するものと考えております。
これによって、森林の適正整備による水源涵養、土砂災害予防などの公益的機能の回復、林内未利用資源のバイオマス資源化に加え、用材の安定供給や生産コスト削減による林家所得向上のほか、高性能林業機械オペレータ育成や雇用の創出など地場産業の活性化を期待しております。
さらに、釜石製鐵所と釜石地方森林組合、行政など関係者の連携と協働によるこの取り組みが、森林整備と地場産業の活性化に向けた「釜石モデル」として全国に発信できるよう、今後とも関係者が一体となって取り組んでまいります。




