平成21年11月記者会見結果

日時 平成21年12月4日(金) 11:00~11:53
   ※釜石市議会12月定例会開会にかかる記者会見と併せて開催しました。

場所 釜石市役所第2会議室

内容 市長の発表項目

情報提供項目

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発言要旨


  本日は、師走のお忙しいところ、お集まりいただき、ありがとうございます。

本日の発表では、「市長就任2年の取組みと成果について」及び 12月7日に招集される「釜石市議会12月定例会付議事件」など5件についてお話をします。


 まず初めに、「市長就任2年の取組みと成果について」です。

 市長に就任し、2年が経過しました。任期の折り返しを過ぎ、今日はこれまでの2年間の取組みと成果を振り返るとともに、これからの2年間にかける思いを述べたいと思います。

 一昨年の1119日に市長の任に就いて以来、「みんなで創る希望のまち 新生釜石の実現」を基本理念に据え、「心はひとつ、ふるさとに活力を」「子どもに未来を、市民にやさしさを」「市民が主役の開かれた市政」の3つを基本姿勢として定め、そのもとに8つの政策と46の目標を置いたマニフェストに沿って、全力で市政運営にあたってきました。

 その成果としましては、去る1019日から22日に東京都で開かれました「九州・山口の近代化産業遺産群」世界遺産登録推進協議会主催の世界遺産シンポジウムにおける専門家委員会の提言書に、ユネスコ世界遺産登録の構成要素のひとつに当市の橋野高炉跡が加わったこと。子育てしやすい環境づくりと少子化対策を要因のひとつとして、出生数に増加傾向が見られること。市内7地区すべてに地域会議を設置し、個性あふれる地域づくりに向けた活動がスタートしていること。などが挙げられます。

また、マニフェストの達成に向けて、機動的に動くことができる組織は欠かせませんので、これまでの2年間、戦略的な組織体制づくりに積極的に取組んできました。副市長2人制や企業立地推進本部、少子化対策・男女共同参画推進室の立ち上げをはじめとして、最近では新町まちづくり推進室の設置など、大きな課題に対処するため、そのつど組織を見直してまいりました。

 その一方では、懸案事項の解決や積み残しとなっていた課題の処理にも力を入れてまいりました。

 当市の基幹産業のひとつである水産業の振興に向けて、株式会社サンロックを清算し、釜石市水産振興ビジョンをとりまとめたこと。市民オンブズマンいわての採点で、県内13市中最下位とされた情報 公開の結果については、これを真摯に受け止め、「何人も」公文書公開を請求できることとするなど、早速、見直ししたこと。などであります。

 さらに、目の前にある大小さまざまな課題について、速やかに解決できるよう取組んでまいりました。

しかし残念ながら、世界的な経済危機のあおりを受け、SMC株式会社の新しい工場の建設・操業は実現しておりません。

 また、大槌町との合併については、多くの市民、町民の皆様にアンケート調査をはじめとしてご協力をいただきましたことに改めて感謝を申し上げますが、合併新法期限内の合併は果たせませんでした。

 この結果を踏まえ、これらの課題解決のために、これまでよりも、さらに一歩踏み込んだ取組みが必要と考えているところでございます。

 当市では、人口減少と高齢化が他の地域に先駆けて進行し、また、世界不況の影響を受けての景気低迷から抜け出せない状況にあるなど非常に厳しい状況にあり、この2年を振り返ると、正直大変苦労しました。しかし、多くの市民の皆様のご協力で、懸案事項の解決や様々な課題に対処することができました。

 ここに、市民の皆様のご支援・ご協力に、心より深く感謝申し上げます。

 市長就任から2年の間、各種団体からの要望や地域会議、市民と話す日などを通じての市民要望を整理してみますと、市民の多くの方々は、「働く場が確保されている」まち、「保健・医療が充実している」まち、「にぎわい・商業施設が発達している」まちを希望しているものと感じています。

 こうした市民の意見を踏まえ、残り2年間は、1つ目として「働く場の確保」、2つ目に「保健・医療の充実」、3つ目に「にぎわいの創出」、4つ目として人命を守る「防災体制の整備」を加えた4つを重点施策として、全力で取組むべきものと考えております。

 任期の後半に向け、なお一層の戦略的な組織体制を構築して、各種課題に的確に対応するとともに、市民の声を大切にしたより一層の情報公開と、市職員の意識改革を徹底し、あわせて次期総合計画の青写真を市民の皆様に早くお示しして、市民が安心して暮らせる「希望のまちかまいし」を目指して取組んでまいることを、改めて決意するものでございます。


 次に、「釜石市議会12月定例会付議事件について」です。

 初めに、市長報告ですが、今回は次の3件の報告を予定しています。

まず1つ目は、先ほどの「市長就任2年の取組みと成果について」、2つ目は「ユネスコ世界遺産登録への取組みについて」、3つ目は「高規格幹線道路に係る取組みについて」それぞれ、話したいと考えています。

 そして、条例は7件、平成21年度補正予算は5件、その他の議案が5件、人事案件が1件、合計18件を提案いたします。

 今議会に提案する補正予算は、一般会計のほか特別会計4会計で、一般会計の補正額は、約28千万円となったところです。

 補正の主な内容は、歳入におきまして、市民税を38千万円減額しております。特に法人市民税は、本年度の見通しを、昨年度より約7割減となる27千万円ほどと見込んでおります。大変に厳しい状況です。

 歳出の主なものは、緊急雇用対策の追加が10件で33百万円、スポーツ振興基金の積立金として36百万円を計上しております。

 このほか、人事院勧告などに伴う人件費の調整と、各種扶助費の所要額と予算額との調整など、12月ということで、調整を主とする補正となっております。

 特別会計につきましても、職員給与費など、一般会計同様、予算額と年間所要額との調整を主体とする補正としております。

 

 次に、「雇用対策について」です。

 雇用情勢については、釜石公共職業安定所の調査によりますと、有効求人倍率は、10月末現在で全国が0.44倍、岩手県が0.35倍、釜石・大槌地域が0.34倍と依然と低い水準で推移し、引き続き厳しい状況にあり、中・長期的な雇用対策は、全国的に最も重要な喫緊の課題となっています。

 当市においても、雇用対策を最重要課題の一つに位置づけ、国、県及び関係機関との連携を密にした施策の展開や、当市が持つ 人・技術・産業基盤を活かした地場産業の育成・強化、さらには、資源循環型産業の立地促進、企業誘致、新産業の創出を図るとともに、その技術を活用した起業化を支援するなど、さらなる雇用の場の創出に努めてまいります。

 具体的には、本年度から23年度までの3ヵ年で、570人の雇用を創出するため、「釜石市雇用創出計画」を策定しました。本計画では、特にも緊急雇用の創出、就業の円滑化、セーフティネットの充実、産業振興支援策の4本柱を設定し、雇用の創出を図りたいと考えております。

 引き続き、国の緊急雇用創出事業などを活用しながら、更なる雇用の創出に努めてまいります。


 次に、「釜石港ジブクレーン供用開始式典の開催について」です。

 釜石港の利用促進を目的に、昨年度から取り組んでおります港湾荷役機械の整備として、去る916日にコンテナ荷役を行うジブクレーンが釜石港公共ふ頭に設置されました。 その後、メーカーによるジブクレーンの整備点検が終了し、去る1120日に、労働基準監督署の落成検査を受け、無事検査に合格いたしました。

 また、港湾管理者である岩手県が実施しておりますマイナス7.5m耐震強化岸壁の改良工事も間もなく終了予定となり、供用開始に向けた環境が整ったところであります。

 このたび、ジブクレーンによる初のコンテナ積出しの日程が、1219日土曜日、早朝に決定したことから、この供用開始を関係者の皆様と祝い、これをはずみにして今後の定期航路開設につなげ、ひいては、当地域の発展及び産業振興に寄与することを目的として、釜石港湾振興協議会主催による、ジブクレーンの供用開始式典を釜石港公共ふ頭で開催したいと考えております。

 現在、関係者と時間調整を行っておりますので、調整が整いしだい、改めて報道関係者の皆様にご案内したいと考えております。


 次に、「2010年客船飛鳥Ⅱチャータークルーズの実施について」です。

 来年918日から20日までの日程で、国内最大の豪華客船「飛鳥Ⅱ」による「釜石-小樽23日クルーズ」の実施が正式に決定いたしました。釜石港への客船の入港は、平成19年の「ぱしふぃっくびいなす」以来となり、「飛鳥Ⅱ」については、釜石港へは初入港となります。

 釜石港公共ふ頭が拡張され、平成194月に供用開始となって以来、釜石港の利用促進を図るため、にぎわいづくりといった観点からも取り組みを進めてまいりましたが、今回のクルーズは、市内はもちろんのこと、県内、あるいは県外の方々にもご利用いただきますことから、釜石港をアピールする絶好の機会と考えます。

 船内での多彩なイベントのほか、歴史とロマンの街である小樽市においてはオプショナルツアーも予定されております。初秋の北海道への旅は、必ずや多くの皆様にご満足いただけるものと思います。この機会に是非、豪華客船の旅をご満喫いただければと思います。


以上が私からの発表項目です。報道関係者の皆様におかれましても、釜石からの情報発信にご協力いただくようお願いいたします。


質疑・応答

《橋野高炉跡のユネスコ世界遺産登録について》

質問:今わかっているスケジュールのようなものがあれば教えてほしい。

回答:平成22116日に今年度最後の世界遺産講演会の開催を検討しています。できれば、九州・山口の関係者の出席もお願いしたいと考えています。

質問:先日、知事に協力を要請していたようだが、今後の進め方や、やり取りについて進展はあるのか。

回答:予算等も含めて新年度からになると思います。九州のほうで、今回の提言書から外れたところをどうするか調整中のようです。様子を見ながら新年度から活動したいと思います。

質問:1022日のシンポジウム以降のやり取りは。

回答:事務レベルでは行っています。

《雇用対策について》

質問:計画を見ると企業誘致での雇用の数が多いと思うが。

回答:新規企業の立地による雇用の期待値で200人としています。各事業に雇用をセットでつける事業展開による雇用創出で、岩手県でも行われている手法です。きちんとした目標を立てることが大切です。

質問:具体的に目星をつけている企業はあるのか。

回答:SMCの鵜住居工場に期待をしたいところです。それからバイオマス関係など。地場企業の振興を通して新たな展開をしていきたいと思います。

質問:SMC鵜住居工場の目処は。

回答:私としては可能性は高いと思っています。年明けに本社のほうに働きかけたいと思います。また、海のほうで言えば市場関連の事業も前進しています。整備が進めば雇用も生まれると思います。

質問:水産で言えばイサダの活用などが話題に上っているが、参画するのは大船渡の企業だが。

回答:ものづくりにしてみれば、釜石市は技術力は高いと思います。市の支援も検討しながらやっていきたいと思います。

質問:企業立地に関連して、事業仕分けで道路などの事業が減らされたと思うが、市長は民主党出身としてどう感じているか。

回答:2割ぐらい減らされたと思います。国の施策ですので、きちんと仕分けしていただき、必要なところに配分してもらいたいと思います。安全安心の道づくりを求める全国総決起大会に参加した際、民主党の副幹事長とお話をしましたが、必要な道路はきちんとつくるとの話でした。早く整備すべきところはどこなのか、きちんと基準を示し、国民に透明性を示して進めてもらいたいと思います。

《釜石港ジブクレーンの供用開始について》

質問:今回供用開始とのことだが、航路の定期化の進み具合はどうか。

回答:現在、集荷のためのポートセールスを行っているところです。今年度中の定期航路化を目指したいと思います。今回積み出しを行うのは、今までのトライアルと同じ貨物です。北上、花巻で出る貨物を、港を使って出荷させたいと思っています。Co2の削減にも繋がります。

質問:仙台港の整備も進んでいるようだがその影響は。

回答:高速道路が近い分、北上は時間的に仙台港が近くなるかもしれません。定期航路も8路線ほどあり、利便性も高いです。ですが、まだ入り込める余地はあると思います。

《その他》

質問:政府に対する陳情のスタイルが変わったことにないする市長の感想は。

回答:詳しいことはまだ聞いていませんが、直接官僚に声が届かないので、今まで以上に政治家に声を届けなければなりません。民主党県連を通したやり方のほかに、地方と国が直接話ができる機会があればいいと思います。

質問:釣りバカ日誌の先行上映会で、西田敏行さんが舞台挨拶をするようだがほかには誰か来るのか。

回答:今回は西田さんだけです。



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