平成21年8月定例記者会見
平成21年8月記者会見結果
日時 平成21年8月28日(金) 11:00~11:35
場所 釜石市役所第2会議室
内容 市長の発表項目
情報提供項目
市長発言要旨
お忙しいところお集まりいただき、ありがとうございます。
本日の記者会見は、平成21年9月釜石市議会定例会 付議事件ほか3件についてお話をさせていただきます。
始めに「平成21年9月釜石市議会定例会付議事件について」です。
8月31日から、釜石市議会9月定例会が始まります。市長報告で、「株式会社 サンロックの特別清算手続きが終了したことについて」1件を報告します。付議事件は、18件を予定しています。報告が2件、条例が3件、平成21年度補正予算が2件、平成20年度決算が10件、人事案件が1件となっております。付議事件の内容については、総務企画部長から説明しますが、私からは、平成21年度補正予算の概要と平成20年度決算の概要を説明します。
9月補正予算ですが、今回の一般会計補正予算は、総額を2億5470万円といたしました。
おおまかな内訳としては、7月補正で計上できなかった追加の経済対策に1億7千万円、地域要望などを踏まえた事業の追加が7千万円、などとなっています。うち新規事業は、21件で2億3千万ほどを計上しております。
産業振興(ふるさとに活力を)の関連では、「緊急雇用対策」の追加、「箱崎地区漁港関連道」の調査費、「道路整備促進大会」の開催経費などを計上しております。漁港関連道は、県に施工を働きかけるための調査を行うもので、道路整備大会は、縦横の幹線道路の一日も早い開通に向けてアピールを強化しようとするものです。
少子化対策・教育(子供に未来を)の関連では、「学童育成クラブ」の整備、「市民弓道場」の建替え、「文化会館の改修」など懸案となっていた案件を、有利な財政措置を導入して計上しております。子供の放課後対策は、一層重要になると認識しておりますし、弓道場は、木造公共施設の整備に対する助成を導入して、地元産材をふんだんに使って、林業振興の一助とするほか、周辺の環境整備も併せて行いたいと考えています。
市民生活(市民に優しさ)関連では、「環境対応車導入促進事業」を市単独で実施することにいたしました。県の制度が終了したことも踏まえまして、エコタウン釜石として、環境に積極的に取り組む流れの中での事業で、この他にも、環境関連事業を検討しております。そちらは補助内示を待って追加していく考えです。
いずれ、今回のような景気対策は当分望めないと考えております。上手に活用して、懸案の解決、そして地域の声に一つでも多く応えていきたいと思っています。
次に、平成20年度決算の概要ですが、一般会計は、歳入が約174億7500万円、歳出は約164億9600万円で、実質的な歳出決算額は、前年度より16億円の減となっています。決算額の減は、病院統合の終了と、青葉ビルなどの大型事業の終了によるものです。
歳入では、市税が2年連続で50億を超え、交付税も地方再生対策により8年振りに増に転じたため、決算収支が改善しております。
歳出では義務的経費がやや増加しましたが、集中改革プランにより、人件費など着実に削減を進めていますし、経常収支比率も、若干改善したところです。
特別会計は、老人保健会計を除き、すべて黒字決算となっています。
企業会計・水道事業については、簡易水道の上水への統合などにより、当年度純利益が約3800万円減の5900万円となったところです。
報告案件の「健全化判断比率」につきましても、昨年に引き続き基準を下回っておりまして、決算の傾向と同様に、いずれも数値が向上しております。
以上、補正予算と決算の概要を、かいつまんで申し上げましたが、景気対策後の地方財政計画がどうなるのか、税収の回復にどの程度の期間を要するのか、予断を許さない面があります。引き続き、税収確保と経費削減を進め、堅実に財政運営を進めたいと考えております。
次に、「新型インフルエンザ発症への対応について」です。
初めに、市内における新型インフルエンザの発症状況等についてお知らせします。
8月15日、市内において新型インフルエンザの集団感染が疑われる事例が確認されました。これは、新型インフルエンザに感染した盛岡市内の大学のサークルメンバーが、8月11日に釜石市内の児童館で児童らと交流事業を行ったことに伴い、事業に参加した児童3人に発熱等の症状があったものです。
その後、感染が疑われる者の数は、3名から6名に拡大しましたが、いずれも回復しており、また、これらの児童館においては、新たな集団による感染は確認されておりません。
また、甲子小学校の児童15名及び中妻子どもの家保育園の園児2名について、発熱などインフルエンザ様症状があることから、甲子小学校では、1学年及び5学年について、28日まで学年閉鎖の措置をとっています。中妻子どもの家保育園でも、3歳児クラスについて、28日までクラス閉鎖の措置を取っており、感染の拡大を防止しているところです。
次に、現時点までの新型インフルエンザへの対応について申し上げます。
8月19日、国では新型インフルエンザについて、「本格的流行が既に始まっている可能性がある」との見解を示しているところであり、岩手県においても、8月21日に知事コメントが出されました。
市では、去る5月16日に釜石市新型インフルエンザ対策本部を設置し、対応方針や対応マニュアルを策定するとともに、予防方法の周知徹底をとりきめ、広報紙やチラシ等で注意喚起や予防方法をお知らせするなどの対応をしてまいりました。
この度、市内において新型インフルエンザの集団感染が確認されたことから、8月21日に、新型インフルエンザ対策本部会議を開催し、状況把握を行うと共に、感染予防対策をさらに徹底することとしました。24日には、広報かまいし臨時号を発行して、市民に新型インフルエンザの発生の確認を受け、症状が出た場合の対応や、感染予防対策の徹底についてお知らせしました。
教育委員会では、対策本部会議を受けて、24日に、緊急の幼稚園長・小中学校長会議を開催し、注意喚起、予防徹底等の確認を行いました。会議には、私立幼稚園と、地域福祉課担当者も出席し、釜石保健所長から感染予防の徹底等について、指導を受けました。また、25日には、地域福祉課が保育所長・園長会議を開催し、そこに児童館館長も出席した上で、これまでの経過を確認、感染拡大を防ぐために必要な休園等の対応について協議を行いました。
今後、当市においても感染拡大が予想されますことから、市民の皆さんには、引き続き行政機関からのお知らせや、テレビ、新聞などの報道に注意して、正しい情報に基づいた、手洗いやうがいの徹底など、より一層の健康管理や感染拡大防止に努めていただくようお願い申し上げます。
次に、「今後の情報公開に関する取組みについて」です。
7月29日、県内の13市と県の情報公開の状況が、開かれた行政を求めるいわての会、市民オンブズマンいわてから「2008年度情報公開度ランキング調査」結果が公表されました。
20数年前には、県下に先駆けて公文書公開条例を制定し、県内の先駆として評価された釜石市でありますが、このたびの当市への評価は、調査14団体中最下位となりました。
このことは、私がマニュフェストに掲げた基本理念であり基本姿勢である「市民が主役の開かれた市政」にも反する結果であり、誠に残念であります。ここに、市民の皆様に深くお詫び申し上げる次第であります。
当市では、この調査結果を謙虚に受け止め、反省すべきは反省し、情報公開制度の適正な運用を図るため、関係条例や規則の見直しなど、改善に向けて、早急に取り組むことといたしました。
具体的には、有識者の意見を参考に関係条例の一部を改正し、開示対象者を広義の住民に限定せず、だれでも請求できるように改め、市議会9月定例会に条例改正案を追加提案します。
また、原則公開の趣旨を基本としつつ、改善すべき事項の速やかな対応を順次進めるとともに、個人情報保護条例などとの整合性を図りながら、円滑で適正な制度運営に努めてまいります。
次に、「病後児保育事業をはじめます」についてです。
かねてより、多くの方々から実施を望まれておりました、保護者の子育てと就労の両立を支援するための病後児保育事業を、社会福祉法人釜石愛育会への委託により10月から開始いたします。
病後児保育事業とは、病気の回復期にある児童を、家庭での保育が困難な場合に、専用の保育室でお預かりする子育て支援サービスです。名称は「すこやかサポートセンター」、場所は中妻子供の家保育園に隣接する専用の保育室です。10月からの利用開始となりますが、利用に際しての事前の登録受け付けは9月から行います。今年度は、釜石市次世代育成支援行動計画「いきいき子育てプラン」の前期計画最終年度です。
病後児保育事業は、目標事業の一つとして掲げておりますが、本事業の開始に当たり、釜石愛育会はじめ、釜石医師会、釜石保育会ほか、たくさんの関係機関の皆さまからご協力を頂いておりますことに、この場をお借りして深く感謝申し上げます。
市では、今年4月から保育所等への第二子以降の同時入所に対する保育料無料を実施しておりますが、今回、新たに開始する病後児保育事業を含め、安心して子どもを産み育てる環境を充実するため、少子化対策や子育て支援サービスへの一層の取組みを進めてまいります。
以上が、私からの情報提供です。
報道関係者の皆様におかれましても、釜石からの情報発信にご協力いただくようお願いいたします。
(この後、総務企画部長が平成21年9月釜石市議会定例会付議事件について説明しました。)
質疑・応答
《平成21年9月釜石市議会定例会付議事件について》
質問:補正予算について、経済対策で1億7千万円の追加とのことだが、この後、交付金などの関係で追加は出てくるのか。
回答:基金事業や、公共投資臨時交付金関連など12月補正で予定しているものもあります。
質問:雇用対策についてはまだ増えるのか。
回答:緊急雇用についてはまだ枠がありますのでできるかと思います。
《情報公開に関する取り組みについて》
質問:これまで請求権者を市民に限定していたものを、誰でも請求できる形に変えるのか。
回答:基本的にはそのとおりです。
質問:市民オンブズマンの指摘により変えざるを得なかったのか。
回答:公約である、市民に開かれた市政ということで情報公開を行ってきたつもりです。「市民と話す日」などを通じて、いろいろ情報提供を行っているところです。今回市民オンブズマンの方々の指摘によって、制度的に他市より遅れていたものについては反省しているところです。今回の指摘を良い機会と捉えて見直しをしていきたいと思います。
質問:関係条例というのはどのくらいあるのか。
回答:条例については一つです。そのほかに規則の改正もあります。
《その他》
質問:イベント関連で、ユネスコ世界遺産登録に向けた講演会に絡んで、橋野高炉は今回の九州の近代化産業遺産群にリスト入りするのか。
回答:9月の講演会のほか、10月にも九州山口の委員に来ていただき視察をして頂こうと思っております。まだ確定ではありませんが、10月半ばには九州の遺産群をまとめるとのことですので、我々としましても情報提供を行いながら盛り上げていきたいと思っています。
質問:九州山口の産業遺産群のリストに入りそうなところはほかにあるのか。
回答:今のところ釜石だけだと思います。
質問:あさって衆議院議員総選挙だが、市長は県議時代民主党の議員であったが、政権交代が確実視されているところで期待しているところはあるのか。また、今回候補者の応援はしているのか。
回答:候補者の応援については今回は行っていません。選挙については期待はしていますが、わからない状況です。
(11:35終了)




